毒草だけれど近代医学の発展を促した植物
[チョウセンアサガオ]
今日、アメリカの次期大統領にオバマ氏が当選したとテレビで報道していた。大統領としては、初めての黒人系の人になる。とは言っても、彼は黒人の父と白人の母を持つハ−フなので有るのだが。アメリカは多くの人種で構成された国で有るから、黒人系の人が大統領になってもおかしくは無いのであるが、自由の国と言いながら人種差別が歴然と存在し、有色人種と言われる、東洋系、アフリカ系、ヒスパニア系等〃の住民は貧困に喘いで来た。
彼が大統領になったからと言って、今すぐに、人種差別が無くなるとは思えないのだが、アメリカに取っては大きな改革の第一歩を踏み出した訳で有る。彼が掲げる政策に人種、党派を超えた「統合」が有るのだが、これが若い有権者層に浸透した結果と、経済の閉塞からの打破を全面に出した金融市場の規制強化等が多くの支持に至った原因で有る。
しかし、彼は、白人系の一部の人間から常に暗殺の危機にも晒されているのも現状で有り、事情は違うが、大昔の若きアメリカ大統領のケネディ氏の二の舞になる事が無い様に厳重な警戒体制を取って貰いたいもので有る。
先日、植物園で、チョウセンアサガオと名札の付いた花を見た。茎や葉はナスに良く似ていて、花がやや漏斗状に咲いている位がナスとは違う感じだが、花の付け根を見て見ると、まさにナスで有った。チョウセンアサガオは毒性の強い植物で有る事も知られていて、江戸時代の外科医で有った花岡青洲が、初めて乳がん手術に、全身麻酔薬として、通仙散と言う麻酔薬を使い成功を収めた。この事は、日本に近代医学の発展を促した輝かしい業績として評価される。
しかし、この植物を主成分とするものを用いて、通仙散を開発する過程で、彼の妻は失明に至った様で、花岡青洲の妻と言う題名で有吉佐和子の小説が有り、NHKのドラマや大昔、大映で映画化されたりもした。昔は人体実験で薬の薬効を調べていたらしいが、彼の母、彼の妻を使っていた様だった。花岡青洲については、青洲の里に詳しい。
チョウセンアサガオは種類が色々と有り、木立朝鮮朝顔、アメリカ朝鮮朝顔、八重朝鮮朝顔等が有る。木立朝鮮朝顔と書いたのだが、実はエンゼルトランペットと言う名前の方が通りが良い。
全体の姿
花の拡大
種子の拡大
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チョウセンアサガオ
ナス科チョウセンアサガオ属
Datura cv.Purpul queen
別名をマンダラゲ(曼荼羅華)或いはキチガイナスビと言われる一年草。原産地はインドから東南アジアで江戸時代の頃に日本に渡来した。アサガオと名前が付いているがアザガオが属するヒルガオ科では無く花が漏斗状に咲き似ているので呼ばれた名前。毒性が有り、ヒヨスチアミン、アストロピン等のアルカロイドが含まれているので、誤食すると、嘔吐、呼吸困難等の症状が出る。江戸時代にこの植物を花岡青洲が日本で初めて外科手術をした時に全身麻酔に使用した事で有名な植物で有る。







