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ミセバヤの変種

[エッチュウミセバヤ]

本日は曇りがちのお天気でスッキリしない一日で有った。日銀が金融政策決定会議を開き、金利を0.5%から0.3%に引き下げる事を決定した。世界的な金融危機に伴い景気も減速して、アメリカやEU等の金利引き下げと同調して下げる国際協調の側面も有る。この対策によってどの位、金融市場の動揺が収まり、経済減速を停止させられるかは不明で有る。

本日は植物園の山野草を植えてあるロックガ-デンに咲いていたミセバヤの仲間で富山県固有種とされるエッチュウミセバヤに付いて記載する。ミセバヤはベンケイソウ科の花で、日本では小豆島に自生していて、紅葉で有名な寒霞渓の岩場等に咲く花で有る。最近では植物観覧施設等のロックガ-デン等に植えられていて、良く出向く山口フラワ-ランドでも植栽されていた。

しかし、ミセバヤの変種で有る青森県等に分布するツガルミセバヤ、北海道の日高山系等に分布するヒダカミセバヤ、富山県に分布するエッチュウミセバヤは何れも絶滅危惧種と言われる希少植物で有る。勿論、普通のミセバヤも小豆島は瀬戸内海国立公園内に有り、採取等は許可を貰った人しか出来ないので有るが?(ロ-プウェイの終点の所で売っている??)。

エッチュウミセバヤと普通のミセバヤはどこが違うのかだが、調べて見ると、葉の出方が異なり、ミセバヤは一つの節から三枚でるのだが、エッチュウミセバヤは二枚しか出ないとの事で有る。ミセバヤは花が美しいので誰かに見せたいと言う意味から来ているとの事で有る。

エッチュウミセバヤが最初に発見された富山県の熊野川はダム建設時に一時絶滅が心配されたのだが、その後無事で有るとの事で有ったのだが、ダム建設に伴う自然破壊で消えゆく希少植物は多いのでは無いだろうか?

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全体の姿

五弁の小さな花が寄せ集っまる感じだが、全体として綺麗なのだが、個々の小さな花がピンク色をして可愛い花で有る。

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花の拡大

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エッチュウミセバヤ
ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属
Hylotelephium siebolodii var.ettyuense

富山県の熊野川流域で最初に発見された絶滅危惧種2類に指定されている多年草。葉は円形に近く、葉や茎がやや紅色を帯びた状態で、花は10月頃にピンク色の8~10mm程度の大きさのものが多数集まった円形花序からなる。花は五弁で、オシベは10本有り先端に赤い葯を付ける。

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結構頑張っている花

[ペチュニア]

来年のお年玉付き年賀はがきの販売が本日始まった。もうそんな季節になって来たのかと、あれやこれやと日を送っている内に、明後日から11月に入り、今年も後2ケ月となる訳だ。庭の花もそろそろ夏から秋まで咲いていた花が終わりに近くなって来た。その中でペチュニアの花が有る。そろそろ花期も終わりに近くてめっきり数が減って来たのだが、まだ元気に花を咲かせている。

このBlogにペチュニアは取り上げたと思っていたので有るが、blog内検索をかけて見ると、花に付いては無く、他の花の記事に一緒に書いていただけで、ペチュニアに似たカリプラコアに付いて取り上げていただけだった。

元来、耐寒性が無いのだが、夏の日差しにはめっぽう強い。その為か今年は苗を買ったものが元気に夏場も乗り切った。

今年、春に種を蒔いたものは、蒔いた時期が悪かったのか、種を蒔いた環境が悪かったのか、発芽率も低くて失敗で有った。しかたが無いので、苗を4株購入したが、結構大きくなり、一緒に植えていた矮性ダリアを少し凌駕する勢いとなった。

ペチュニアは日本へ渡来した時にツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)と言う和名が付けられたのだが、確かにアサガオに良く似た花を付ける。花期間も長くて、花の付いた苗を購入したのが、6月初旬位で有ったので、それからずっと花を咲かせて、もうそろそろ11月だと言うのに未だ一時の勢いはないものの花を咲かせている。

サントリ-(サントリ-フラワ-ズ)と千葉県に有る京成バラ園芸とが共同で開発したサフィニアと言う品種の花期間の長いものがあるのだがこの花はそうでは無いと思う。

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ピンク色の花

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紫色の花

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ペチュニア
ナス科ペチュニア属
Petunia

ブラジルからアルゼンチン、ウルグアイ等の南アメリカ原産の多年草の総称であるが、耐寒性が無いので日本では一年草扱い。日本に渡来のは、園芸種として改良されたpetinia hybridaで有る。また、品種改良が盛んで、花色も豊富で白、ピンク、紫、黄色、紅色等が有る。また一重のみでは無く八重咲きの品種も店頭に出回っている。

紅葉と花

[ベニマンサク]

紅葉の便りは、中国地方の山地沿いでは、もう少し先になるのであるのだが、そう言えば自宅からさほど遠くない、大野自然観察の森のベニマンサクがそろそろ紅葉したのでは無いかと思い出向いた。

ベニマンサクと言うのは別名で正式名称はマルバノキ(丸葉の木)であるのだが、ベニマンサクの方が広島県では一般的で有る。本来マンサクは春一番に咲く花で黄色いリボンの様な花を付けるのだが、こちらは春には咲かずに晩秋に近い頃に赤褐色から暗褐色の花を付ける。

何と言っても、中国地方では、群生している所がこの付近しか無いと言うことで広島県の天然記念物に指定されている。そして、特に有名なのが紅葉が早くて葉が丸くて大きいので、紅葉した時に見栄えがし、そして小さな奇妙な花と一年越しに実が付き、紅葉と花と実の三点セットが見られるので、この時期、権現山とやおむすび岩の登山を兼ねて訪れる人も多い。

この花何でそろそろ昆虫達の活動も鈍るこの時期に咲くので有ろうか?所が蜂の一種、オオガコバチと言うものが、役割を担っていて、種子が出来るとオオガコバチの幼虫がそれを食べて成長するらしくて共存共栄の関係を作っているとの事で有る。

またこの植物は離散分布しているのだけれど、太古に地殻変動をして残った地域の限られた場所でほそぼそと命を繋いで来たと言う事で、物凄く古い植物の一つで有る。調べて見ると、中央アルプス付近や木曾、飯田市付近の風越山、岐阜県の高山市(旧清見村)、下呂市(旧金山町)、四国の高知県等に分布している様で、近年、岡山県等でも見つかっている。広島県でも芸北辺りに群生は無いのだが見られる。

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全体の姿

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紅葉と花

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花の拡大

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ベニマンサク(正式名;マルバノキ)
マンサク科マルバノキ属
Disanthus cercidifolius

別名のベニマサクの方が良く使われているので、ベニマンサクと書いたのだが、実は葉が丸い所からマルバノキが正式名称本州の中部から近畿地方一帯と、中国地方の西部、四国に離散分布する。葉は5~10cmの卵形で付け根部分は心形になる。紅葉が早い部類に属し、大体今頃の季節に赤から橙色に紅葉する。そして、葉の脇に極小さい暗褐色の花を二つ背中合わせになった感じで開く。花弁は五個でやや細い披針形状で星かイソギンチャクの様に見える。

香水の香りがする?。

[イエライシャン]

マイクロソフト社が2009年6月頃にPCのOSのWindowsのVistaの後継ソフトをリリスすると言う記事が出ていた。Windows7と言うらしいのだが、起動や終了が極めて速くなる様に設計したとか何とか??とも角PCの素人で有る我々ユ-ザ-を小馬鹿にしている様な気もしてならない。Windows95、98SE、XPと使って来たのだが、以前使っていたPCが古くなったので昨年、買い替えたらVista搭載のもので、なにやらVistaがあんまり評判も良くないとかで後継OSをリリスするのだそうだ?。次々とOSを変更されて慣れ始めたら次のOSにしないと行けないのは何か釈然としない。

本日も植物園の花に付いて記載しよう。イエライシャンと言う植物であるのだが、戦前派なら知って居るかも知れないが、夜来香と言う歌が有ったとの事。山口淑子(李香蘭)と言う歌手が歌ったのだそうだ。良く知らないので調べて見ると自民党の田中角栄氏から要請されて、参議院議員にもなって居た様だし、政治活動もしている様な人で有る。良く事情が分からないが李香蘭と言う中国名を持っていたから、中国人と思われていた節があるのだが、実際は日本人と言う事だ。(ウィキペディア参照;)

イエライシャンは夜香りがするとか言われ情熱の花とか何とか言われる事も有る。所が別の見方も有り、興奮を静める香りなのだそうで、昔中国の軍隊が城を落とし占領したのだが、この香りが夜漂って来た為に戦意を失い、次の日に戦いに敗れ去り城を明け渡したとの事で有る。

夜に香りが来ると言う意味で夜来香と書いた様だが、良く似た名前の木に夜香木と言うものが有る、花はちよっと似ていてやはり筒形で先が分かれているのだが、こちらはナス科に分類されているから全く親類でも無い。やはり夜香る。またジャスミンの仲間(モクセイ科ソケイ属)のキソケイにも花の形は良く似ている。

夜だけでなく花は日中でも香りが有ると聞いていたので匂ってみたのだが、鼻が悪いのか、私にはそれほど香ったと言う印象は無かった。廻りに他の花が有ったのも原因とはなっていたのだが。

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全体の姿

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花の拡大

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イエライシャン
カガイモ科イエライシャン(テロスマ)属
Telosma cordata

中国南部からベトナム付近に分布する蔓性の植物。寒さに弱いので温室等で見かける花で有る。8~10月頃に心臓形の葉脇に散形花序をだして、10個位垂れ下がった感じで黄色い星型の花を付ける。基部は筒状と成り内側はやや淡黄色。香りが有り特に夜に良く匂う。漢字で夜来香と書き、おそらく中国読みがそのまま日本では花名となって居る。

ラン科の花は複雑で分かり難い

[ミルトニア]

先ほどのテレビのニュ-スでWBC監督に巨人の原監督を推薦するとの報道が有り、要請するとの事が加藤コミッショナ-や王貞治コミッショナ-特別顧問からの記者会見の模様が報道された。経験、実績そして世代交代が判断の材料となった様だ。

しかし、日本シリ-ズが未だ行われて居ない段階での発表で、原監督としては少しプレッシャ-がかかるかも知れない。もし要請を受け入れるのであれば実績の有るコ-チ陣を布陣して是非ともオリンピックの不名誉な成績を打ち消して欲しいもので有る。

本日は植物公園の温室に咲いていた花を取り上げる。名札にはミルトニアと書いて有った。パンジ-の様な花姿から、パンジ-オ-キッドとも呼ばれるらしいのだが、この花はそんな感じで無くて、寧ろ別種のランの様に見える。果たして私が名札を見間違ったのだろうか。一般的に知らない花に出有った時は、必ずカメラに名札を撮影する事にしている。名札は間違いなくミルトニアと手書きでは有ったがマジックインクで書いて有る。

調べて見ると、ミルトニアはウェキシラリア、スペクタビリス、フラウェスケンス、ファラエノプシス、ワルスケウィッチィ、モレリアナ等と言う品種が有る様で、この写真の様な色合いのものは無かった。従って何か他のものとの交配種だろうか?

ミルトニアは大きく、産地で分類される様で、ペル-からチリ-等のアンデスの高地に咲くものをペキシラリア系統とし、ブラジル原産のものをスベクタビリス系統に分けられるそうだ。先に書いたフラウェスケンスはスベクタビリス系との事で私にはその辺りは良く分からない。

この写真の様な花色と斑点を持つ花にミルトニア・カンディダ(miltonia candida)と言うブラジル原産の花が有るらしいので、ひよっとしたらこの花に相当するのかも知れない。

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全体の姿

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花の拡大

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ミルトニア
ラン科ミルトニア属
miltonia

別名はパンジ-オ-キッドと呼ばれる中南米の高地山岳地帯からブラジル原産の蘭。産地別にペキシラリア系統とスベクタビリス系統とに大分類される。最近では種々の種間交配も盛んで色々な花色のものが作られている。

あまり白い産毛が目立たないので

[マ-ガレットコスモス]

昨日は、どうしても野菜を植えたいとの家内の希望で、花檀として花を植えていた場所を取り壊して小さな菜園を作る事になった。花は綺麗と言う精神的な癒しの効果位しかないので、現実的な野菜が女性と言うか主婦には好まれるので有ろう?。

自宅の庭は、私が植物にあまり興味が無かった時代に他界した家内の義父が樹木を持って来ては適当に植えていたので大変配置も悪く使い勝手も悪い。従って結構デッドスペ-スが有る事や全く野菜等の植物が育ちにくい場所が有る。その部分を除いて花檀として私が最近、花を植えて楽しんでいたのだが、それを取り壊すと言うのも少し抵抗が有ったのだが、致し方無いかな~。種を人からもらったとかで、大根、人参、ネギ等を植える事になっている。

最近、庭に咲いている花と言えば、キク科の花達で有るヨメナはサツキとクチナシの木の下に紫色の花を沢山付けて咲いているし、直ぐ傍にはノコンギクと多分コンギクの花が咲き始めている。花期の長いメランポジウム、ナデシコ類、矮性ダリア等で有るのだが、その中でひときわ目に付き始めたのが、マ-ガレットコスモス(ガモレピス)?の花で有る。銀葉が強くてと思っていたのだがあまり銀色には見えない。この花は山口フラワ-ランドで花の名前当てラリ-に参加した時の景品で貰ったもので有る。

以前玄関先に植えていて、邪魔もの扱いをしていた花は葉が銀色であったのだが、この花の葉はやや銀色が弱い。従って大変良く似た花のマ-ガレットコスモス(ガモレピス)と言うものが有り、葉がやや幅広くて切れ込みもやや浅い事、銀葉にならない等の特徴から、この花はマ-ガレットコスモス(ガモレピス)だろうと思う。

自宅には葉が銀葉のユリオプスデ-ジ-とゴ-ルデンクラッカ-(Euryops virgineus)と呼ばれるユリオプス属の花が有る。他に、自宅にはないのだが、クリサンテモデス・オオストヴァリア(時としてマ-ガレットコスモスと言う名前で販売されているが誤解されている名前)と言う品種のものが有る。ユリオプス属の主な品種は、この三点で有る。

マ-ガレットコスモスの場合は本当に良く似ているのだが、先に書いた様にユリオプスデ-ジ-と比較すると葉が銀色にならないことや、葉の切れ込みが浅いと言う事で見分けられるのだが、花のみを見ていると差異はあまり感じられない。景品として貰った時にはユリオプスデ-ジ-として貰ったので、てっきりその様な葉の色になるのかと思っていたのだが?

折角だから、珍しく三脚を持ち出してマクロレンズを付けて舌状花は面白くないので筒状花を拡大撮影して見た。筒状花も覗いて見ると開いており、仕切りが有る感じで中に小さな小人が住んでいそうな面白い構造をしていた。

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全体の姿

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花の拡大

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筒状花のマクロ撮影

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マ-ガレットコスモス
キク科ステイロディスカス属
Steirodiscus euryopoides

南アフリカ原産の常緑の低木(宿根草)。耐寒性も有り大きくなると木質化する。花はマ-ガレットを大きくした感じだが、ユリオプスデ-ジ-とも良く似ている。ただユリオプスデ-ジ-と比較すると葉があまり銀葉にならない様で、葉の切れ込みが浅い様で有る。

花の構造に特徴が有る

[ホトトギス]

朝の連続テレビ小説に島根県と京都を背景とした育った環境の異なる双子の物語「だんだん」が放映されている。双子の兄弟を三倉まな、かな姉妹が熱演しているのだが、ロケされた場所が松江、出雲そして京都の祇園付近で有り、自分としては比較的馴染みの深い場所でもあるから、最近良く見る。

鳥の中に、他の鳥に卵を預け、育てさせると言う拓卵と言う習性を持つものがいる。ホトトギスと言うで有るのだが、どうもウグイスが犠牲となっている様で有る。「だんだん」では、そんな育ての親が犠牲となっていると言う話ではないのだが、ウグイスにとっては最悪の状態で、一緒に有った自分の卵は、先に孵化したホトトギスの雛が巣の外へ放り出すらしくて、自分の子供としてせっせと餌を運ぶと言う運命にあるらしい。悲しい物語で有る。

さて、ホトトギスの悲しいと言うかずる賢い話を記載したのだが、今、自宅の庭の一角にホトトギスの花が沢山咲いている。ホトトギスの花と言うと、私は、夏に山道で良く見かけるヤマジノホトトギスを思い浮かべるのだが、ヤマジノホトトギスは草丈が1mを越えるものは無くて小さいのだが、ホトトギスの方は1m近くになり、枝先に2~3個程度、斑点の有る花を付ける。

ホトトギスとヤマジノホトトギスの花の斑点の色を比べると、ホトトギスの方は赤紫色で有るのに対してヤマジノホトトギスの方は赤味がそれほど無くて寧ろ紫色に近い感じがする。夏の山道でヤマジノホトトギスを見ると何故か心が和む花なので有るが庭に咲いているホトトギスの方は沢山見かけるからだろうか、ややもするとグロテスクな花に見え、まるで宇宙から来た怪獣の姿にも似ている。花の構造は面白くて、六枚有る様に見える花被片の三枚が萼で、三枚が花弁で、更に大きく太いメシベが分かれていて、斑点が付いているので花弁の様に見えるのが特徴で有る。

日本に有るホトトギスの仲間では他に、ヤマホトトギス、タマガワホトトギス、ジョウロウホトトギス、キバナノホトトギス、タカクマホトトギス....等が有るらしいのだが、残念ながら他のホトトギスは植物園でしか見た事が無い。以前、ヤマジノホトトギスを見てからヤマホトトギスを探した事があるのだが、なかなか見つからなかった花でも有る。またタマガワホトトギスは四国の石鎚山山系に分布している様なのだが、久しく石鎚山も登って居ないので咲いていると書かれていた花の本と写真からの情報で有る。

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ホトトギスの全体の姿

漢字で杜鵑草と書く様で有るが、鳥の方は一般的には不如帰或いは時鳥と書かれる様で、花の名前の出所が不如帰の胸の辺りの縞模様から来ているのに漢字で区分しているので、間違わなくて漢字を使った方が良いかも知れない。

また単にホトトギスと記載し、園芸種は品種改良されない様だとも記載したが、実は正確に花を見ていないので、ひよっとするとタイワンホトトギスかも知れない。園芸種で良く出回っているのはタイワンホトトギスとホトトギスの交配種で、育て易いので園芸店で良く扱っているとの事だ。因みに台湾杜鵑草の場合だと学名は、Tricyrtis formosanaで、特徴は枝先に花が沢山付くらしい。こちらは、沖縄県付近に分布するらしいのだが、自宅のホトトギスの入手経路は良く分からないので、果たして??


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(参考)ヤマジノホトトギス

学名は当然ホトトギスとは違ってTricyrtis affinis或いはTricyrtis nanaと付けられている。

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ホトトギスの花の拡大

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ホトトギス
ユリ科ホトトギス属
Tricrytis hirata

本来は日本の太平洋側の山野に分布する多年草で有るのだが、古くから園芸種として栽培されている。そしてあまり品種改良もされていない様だ。またホトトギスの名前の謂われとなった白い花に有る斑点が無いものも有りシロホトトギスと呼ばれるものも有る。花期は9月下旬から11月初旬頃。世界にホトトギス属は19種あるが、その内、日本には13種有り、更に日本のみの固有種は10種と言う事で有る。

欺く

[モリアザミ]

宝くじで2億円当てた女性を殺害したとして、熊谷容疑者が逮捕されているが連日テレビ等のニュ-スやワイドショウで取り上げられている。私等はほとんど無関係の宝くじでは有るが、世の中、運が良いと言うか逆に運が悪いと言うか?そう言った人も沢山いる様で有る。確か、数か月前に、ロト6で3億円当てた人の実話も基ずくドラマがテレビで放映されていたのだが、人間思わぬ幸運?が舞いこむと逆にそれが災いして悪運となる可能性を示唆している様に思えた。容疑者は日常は質素な生活をしており廻りの人を欺いていた様だ。

アザミは欺くと言う言葉が転化してアザミとなったと言う説が有る。確かに紫色の花は美しいので、傍に寄って触ってみたくなる花かも知れない。所が触ると葉に棘が有りチクリと痛くて、まるで花に欺かれたと言う事で有ろうが、春から晩春にかけて咲くノアザミが強烈な印象を人に与えているので、アザミと言えば春のイメ-ジが強いが、春に咲くものはノアザミだけで他のアザミは秋の花で有る。

所がノアザミは花期間が春だけれども、中部地方以北では夏から秋にかけて咲く良く似た名前のノハラアザミが有り、一年中咲いているかの錯覚を覚えるものでも有る。中国地方では、ノアザミが終わると、夏から秋にかけてヨシノアザミ、テリハアザミ、マアザミ(キセルアザミ)等と本日取り上げたモリアザミが見られる。

今年の夏に伊吹山に花を観察しに出向いた時にはミヤマコアザミが見受けられたし、固有種で有るイブキコアザミの蕾も沢山見られ、イブキコアザミは花期間がづれていたので残念では有ったのだが、やはりアザミは夏から秋の花と言う事だろう。

アザミは世界に250種有り、日本でも60種ほどが有ると言われており、春のスミレと同じ様に本来は深みに入らない方が良い花かも知れない。本日取り上げたモリアザミは先週に出向いた深入山に咲いていたもので有る。この山にはアザミと名前が付いてはいるがホクチアザミと言うトウヒレン属に分類される花も見受けられた。

モリアザミは山地の草原に生え、茎は直立して50~100cm程になり、茎先或いは枝別れした茎に3~4cm程度の花を付ける。そして、花の下に有る総苞がやや開出した感じで細長くなって居て先が尖っていて、個々の総苞片がまるで花を守っている様にも見える。しかし、触って見てもそれほど痛い感じはしなかった。

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全体の姿

花が十分開ききっていない。

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花の拡大

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モリアザミ
キク科アザミ属
Cirsium dipsacolepsis

本州から九州の山野に分布する多年草。草丈は1m近く、特に花は上向きについて、総苞片が開いた感じで、細長くなり先が尖った状態となるのが特徴。別名がゴボウアザミとも言われ、山ゴボウの味噌漬或いは粕漬として売られている山菜はこの根であるが、例えば三瓶ゴボウ、菊ゴボウ等と名前を付けられているのだが、最近はふつうのゴボウから加工されているものも有る様だ。

花が動物の顔に見える

[ヤマハッカ]

久し振りに雨が降って居る。この一週間は良い天気が続いたので、適当なお湿りとなり庭の水蒔きもする必要が無い。

所で、野球の話で有るが、WBC監督の要請問題が拗れている様だ。色々な選択案が浮上している中、イチロウの発現等も有ったり、オリンピック代表監督を務めた星野監督の再登板要請等々で暫く難航するかも知れない。

先日、散歩で歩いていたら山脇にヤマハッカの花が咲いているのを見かけた。シソ科のヤマハッカ属に分類される花で、仲間にアキチョウジ、ヒキオコシ、イヌヤマハッカ等が挙げられるが皆、面白い花姿をしている。花は唇形で有り、特に上唇が2~4裂していて、上にピント立った形をしていて、下唇弁も前方へ突き出ているので、キツネや犬の顔にも似ている感じがする。

ヤマハッカの場合は4裂しているから犬やキツネとはいかなくて、二つを角にすれば、山羊やアルプス等に住む山羊のシュタインボックの顔に似ているかも知れない。シュタインボックの角は普通は巻いた感じなのだが、まだ若い個体は普通の山羊の様で、アルプスの少女ハイジ等にも登場する。

ヤマハッカは山薄荷と漢字で書かれるが、薄荷の様な香りはしない。だだ山に咲いていて薄荷に似ているからだと言う単純な名前の付け方の様だ。むしろハ-ブの仲間のレモンバ-ムを西洋山薄荷と和名では呼ばれる様だが、こちらの方が香りは有るので寧ろ良いかも知れない。従って、ちよっとヤマハッカは誤解される花かも知れない。

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全体の姿

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花の拡大

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ヤマハッカ
シソ科ヤマハッカ属
Plectrnthus incflexus

日本全土の山地に分布する多年草。茎に下向きに微毛が生えていて、枝の先に淡青色から青紫色の唇弁花を数段付ける。上唇弁花は4裂して、青紫色の線上の斑点が有る。下唇弁は2裂で、前方へ突き出す。良く似ているイヌヤマハッカは上唇弁に斑点が無い。

ちよっとグロテスク

[ハバヤマボクチ]

自民党と公明党の与党は、追加経済対策として、地方自治体への臨時交付金、高速道路の大幅値下げ、定額減税等を盛り込んだ案を提出するらしい。民主党等が主張している高速道路通行料金の無料化に対抗した措置で、来るべき解散総選挙を見据えた案とも見られる。高速道路料金は高くて1km辺りで大体50円程度で有り非常に高額で有る。特に利用する場合は近距離と言うよりも遠距離に限られるので、値下げして欲しいとの思いは有る。

高速道路が半額になれば、今まで控えていた花の名所を訪れる頻度も少しは増すかも知れない。ただ一時期に比べてガソリン代は下がったものの未だ数年前に比較すると高いので、高速代が下がるからと言っても、個人的にはそれほど効果は期待出来ないかも?

また、先週に出向いた深入山の花を本日は取り上げる事になるのだが、ちよっと見た目にグロテスクな格好をしたハバヤマボクチについて書いて見よう。

ハバヤマボクチは葉場山火口と漢字で記載される。この葉場山と言うのは草刈り場との意味を持っていて、火口と言うのは、昔、火を起こす時に火打ち石からホクチに火を取ったらしいのだが、この葉等に有る綿毛等を乾かして代用していたらしいので、草刈り場に有る火口と言う意味で名付けられた様で有る。

この近くでは、他に、キクバヤマボクチと言う同属の花が咲くのだが、こちらはやや小ぶりで花もやや淡黄色で、ハバヤマボクチに比べると美しい感じがするし、蕾の時は黄緑色で栗の実の若い時に似ている。しかし、ハバヤマボクチは蕾の時から色はやや暗黒色で白い綿毛(クモ毛)に覆われていて、見た目にも美しい花とは言い難い。また花が開花しても花は筒状花からなり、総苞は球状で花を包み、総苞片はイガイガとした感じで先が尖って触ると痛い。

関東地方、中部地方等ではオヤマボクチ(雄山火口)と言う花が見られるらしいのだが、花は、このハバヤマボクチと良く似ているのだが、葉が少し違うと言う事だが、残念ながら見た事は無い。しかしながら、大きい花が、大きな茎先にぶら下がった感じで付いているのを目にするとやはりグロテスクな感じがするし、花自体も、まるでエイリアンか何かに見えてしまうので可憐さは微塵も無い。

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全体の姿

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花の拡大

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ハバヤマボクチ
キク科ヤマボクチ属
Synurus excelsus

福島県から九州の山野の草原に分布する多年草。草丈は1mを越えるが、草の色全体がやや紫色から黒紫色でやや白っぽい産毛の様なものから覆われている。花も暗紫色で、4~5cm位有り総苞片が栗のイガイガの様になっている。また茎の上部にはあまり葉は無くて、根本に近い根出葉が主で有る。

世界地質遺産?

[リュウノウギク]

この所良いお天気が続いている。各地の紅葉の名所は北から段々と南に南下して行き現在は北海道から東北地方、富山県の立山や長野県のアルプス付近が始まっている様だ。紅葉の名所と言えば地質的にも面白い所も多い。

新聞報道によれば、世界遺産と並んで優れた地質遺産の保護や保全等の活動を目的としたGGN(世界ジオパ-クネットワ-ク)と言うものが有り、世界地質遺産として、現在世界では57か所が登録されていると言う事で、まだ日本は登録された箇所は無いと言う事で有る。

日本の国内の地質遺産を世界登録させようと、地質遺産委員会(日本ジオパ-ク委員会)が現在、国内の地方自治体等から提出された暫定リストから審査をし、糸魚川市が申請していた糸魚川が日本で最初の国内でのジオパ-クに選定された様だ。これから世界登録を申請すると言う。中国地方の山陰海岸は今回は落選した様だった。

地質遺産として、世界登録したいと申請されている日本の候補地は現在、地質遺産100選として暫定リストが作られていて、中国地方では、山陰海岸、須佐のホルンフェス秋吉台と秋芳洞、鳥取砂丘、久井の岩海、それと既に世界遺産登録されている石見銀山等が挙げられている様で有るが保全や保護活動は後世に自然の持つ景観、それが作られた意義、更に自然の重要さ等を認識させる為に残して行くと言う意味では重要な事であるのだが、世界遺産との兼ね合いも有り少しややこしい感がしないでも無い。

そろそろ野山に咲く色々なキク(ノギク)を見かける様になった。ヤマジノギク、前回取り上げたシラヤマギクヨメナ、ノコンギク、イナカギク(ヤマシロギク)、そして、ノジギク、アシズリノジギク、イソギク、シマカンギク、オオユウガギク、ダルマギク、セトノジギク、ナカガワノギク、ニジガハマギク<と数え上げれば限が無い。

先日と言ってももう一週間になるのだが、深入山で既に花が終わりに近かったのだが、リュウノウギクを見かけた。ノギクの中では比較的大型で、葉も普通の菊と良く似ている。見てみると既に、筒状花が開ききっていて、花は終わりに近いと言う事が分かる。竜脳の香りがすると言う事で付けられた名前なので有るが、花は白く大きいので他の野菊に比べると見応えの有る花で有る。

一般的には花期間は遅いと言うことなのだが、二か所有る内の一か所の株が終わりに近いのだろう。岩場付近に有ったものはこれから未だ咲きそうな感じで有った。

そろそろ、この様なキク科キク属の野菊で有る珍しい花も探す季節になってきたのかなぁ~とも思う。島根県にはオッタチカンギク、山口県の日本海側にはダルマギク、瀬戸内海にはニジガハマギク、セトノジギク等〃に今年は会えるのだろうか?

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全体の姿

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花の拡大

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リュウノウギク
キク科キク属
Chrysanthemum makino

本州の新潟県から九州の宮崎県付近の山地のやや岩場等の日当たりの良い場所に分布する多年草。良く見かけられる場所では岩場から垂れ下がった感じで50~80cm位の大きさで沢山白い大きな花(3cm位)を付けている。竜脳と言う香料(ボルネオ樟脳)に花全体の香りが似ているから付けられた名前。

苦い??

[リンドウ]

昨日は、お天気が良いのでやっと双葉から本葉が出始めた、リビングストンデ-ジ、クリサンセマム等をポット上げをした。箱蒔きしていたのでピンセットで根を切らない様に一つ一つ小さなビニ-ルポットに移し替える作業は根気が要るのだが、約2時間かけて、大きくなって来た苗(と言っても1cmにも満たないのだが)を移し換えた。残っているのは、ビオラとパンジ-なのだが、こちらは今年は発芽率が低くて40粒から発芽したものが、数株と数える程度で失敗したかも知れない。

そんな事をボ-ッとしながらやっていたら、何故か古い歌が聞こえて来た。西条八十作詞、古賀政男作曲の『りんどう峠』の歌で、島倉千代子が♪♪りんりん りんどうの花咲くころさ、姉さは馬こで......と歌った曲なまだが、ご近所のカラオケ好きの人が日曜日に集まってやっていたのであろう。

春に咲くハルリンドウやフデリンドウ、そして夏から秋に咲くリンドウ、ツルリンドウはやや明るい湿った所に良く似た花を付ける。この花は昔は田圃の畦道や溜池周辺の草地等に沢山有った様に思うのだが、最近はそう言った場所で見る機会は少なくなって来た感じがする。

リンドウは見かける事が少なくなったと記載したのだが、ここ最近良く出有っている花でも有る。『もみの木森林公園』『深入山』等で立て続けに見ている。リンドウ峠のリンドウは薄紫色のリンドウと歌っているのだが、やや青い色や園芸種のものは白いものも有る。また、リンドウ(竜胆)の名前の謂われとなった苦みから来る成分のゲンチオピクリンを含むゲンチアナ(ヨ-ロッパ産のリンドウ)は花色は黄色で有る。

リンドウは先に記載したが漢字で竜胆と書かれるのだが、その根には苦味配糖体のゲンチオピクリンが含まれていて、動物の胆に含まれる胆汁よりも苦くて、その代表で有る熊の胆(クマノイ)よりも苦みが強いとされて、龍の胆の様だと言うことから付けられた名前の龍胆(りゅうたん)が変化してリンドウとなったと言う説が有る。漢方薬として健胃薬等として用いられている。リンドウと同属のゲンチアナと言うヨ-ロッパ原産の植物にも、それが多く含まれて同じ様な使われ方をしていた様で有る。

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全体の姿

花は五裂し、オシベも五個有り、柱頭の先は二つに分かれるらしいのだが、この写真では、柱頭は二裂した様子は分からない。先が取れたのか??、日本の山野に秋に咲くリンドウはアサマリンドウ、エゾリンドウ、オヤマリンドウ等が有り良く似ている。リンドウの花と共に一輪のみ見かけたツルリンドウの花の写真も巻末に添えた。

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花の拡大

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リンドウ
リンドウ科リンドウ属
Gentiana scabra var.buergeri

本州から九州までのやや湿った山野に分布する多年草。花は日が照っているときだけ開いている。リンドウ属の根は竜胆と呼ばれる生薬で、含まれているゲンチオピクリン、ゲンチアニン、ゲンチアノ-ゼ等を含み、ゲンチオピクリンは苦味配糖体と言われ苦い事から動物の胆に含まれる胆汁の様に苦くて、熊の胆よりも苦いと言われ、龍が持っている胆の様だとかと言う事で竜胆と呼ばれる様になったとかと言う説が有る。大きいものでは、約50cm程度の草丈となり細長い披針形の葉を茎に対して対生させ、茎の先に数個の花を付ける。

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ツルリンドウの花(深入山にて)


ツルリンドウ
リンドウ科ツルリンドウ属
Tripterospermum japonicum

北海道から九州の山地に分布する蔓性の多年草。

ススキは昔屋根材として使われた

[ススキ]

秋の七草として、特に初秋の頃のお月見には欠かせない花?にススキが有る。ススキは日本人に好まれた?言い方を変えれば、良く目にした花で古来より様々な関わりを持って来たイネ科の植物で有る。

葉は夏場には青々としたやや細長いが中央に白い筋が有り、縁は小さくて鋭いギザギザ状になっていて、素手で誤って触ると時として手を切ってしまう。花茎が伸びると葉は寧ろ目立たなくなって枯れてしまう様で有る。花は穂状に付き遠くから見ると動物の尻尾の様に見える。この事から別名は尾花とも呼ばれる。

他にススキの別名は茅とも呼ばれ、昔は民家の屋根の材料として、即ち、茅吹き屋根として良く使われていたが現在では田舎に出向いても滅多にお目にかかる事も出来なくなった。茅吹き屋根は世界遺産に登録されている白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県白川村、富山県南砺市)等で見る事が出来る。

あの位の規模の屋根材にするとなるとどの位の茅が必要になるので有ろうか、また屋根を吹くのも大変な人手或いは作業時間が必要だろうかと思ったりもする。小学低学年の頃に田舎の屋根の吹き替えをするのを一度傍で見た記憶が有る大勢の大人達が屋根に登ったり、下から茅の束を放り上げたりと忙しく作業をしていた。しかしその建物は、田舎では一番大きかったのだが、白川郷等の合掌造りのものと比較すれば小さかったし、勾配もさほど急では無かったので、合掌造りの屋根の吹き替えは大変な作業だろうと想像する。

ススキの群落は先日テレビで箱根に有る仙石原草原のものが紹介されていた。日の光を浴びてキラキラと輝くススキの群落は美しい。この近くでは秋吉台或いは九重高原から阿蘇山の外輪山を越えるやまなみハイウェイ等もススキの草原が美しい。

このススキの写真は深入山の山頂のススキでなので有るが、この深入山は木が少なくて春の山焼によって草原の形態が保たれている。従ってススキの保全も必然的になされており麓から見ると美しい山で有る。

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全体の姿

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拡大(既に種子が沢山付いている。)

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ススキ
イネ科ススキ属
Miscanthus sinensis

日本全土の草地に分布する多年草。道端、荒地、牧草地、スキ-場等で良く見かけられる。花は小さくて茎に垂れさがる様に咲くのだが、種子は丁度風に乗って散布される様な綿毛状で有る。昔はススキを刈って、屋根に使ったり、家畜の飼料或いは俵の材料にしたりされたが、現在はあまり使われていない。またススキの草原を残す為には春に野焼或いは山焼をする等してやるのが生育環境に良いようで有る。

ユニ-クな形状の花

[ヤマラッキョウ]

世界遺産の石見銀山付近に島根県大田市が建設していた石見銀山世界遺産センタ-が完成したと新聞に報道されていた。世界遺産に指定されている銀山の町並み、間歩と言われる坑道付近はマイカ-乗り入れ自粛規制となっているので、少し離れた場所にシャトルバスの発着場が有り、そこの駐車場に隣接された。私は三瓶山に出向く折に石見銀山付近を通る事が多いので、この駐車場をトイレ休憩の場所として利用する事が多い。今度出向いた時には遺産センタ-を見学して見よう。

石見銀山と三瓶山の事を書いていたら、三瓶山の草原でも良く見かける花にヤマラッキョウが有るので、先日、山野草の花を求めて登った深入山の花の続きとなるのだがヤマラッキョウの花に付いて書いて見よう。

ヤマラッキョウはヒョロヒョロとした茎の先に紫色の多数の小さな花が枝別れした感じで咲く。しかし群落を作っている事は少なくせいぜい数本の茎が伸びていて、祭りの時などに見られる毛槍或いは線香花火を逆向きにした様な格好で咲いている。ちよっとユニ-クな花姿で有ると思う。個々の花も黄色い葯を付けたオシベの先端が花から飛び出している。

ラッキョウと名前がつくので食べられるのかと思ったら食用には適さないと言う事だ。ラッキョウはあまり好きな食べ物ではないのだが、タマネギ等と同じ様な成分を含み血液サラサラ効果等が有ると言う事で健康食品としてお薦めだそうで有る。漬物が一般的な食べ方なのだが、これが嫌いなので有る。
しかし、漬物にした時のサクサク感がたまらないと言う方も沢山おられ幾らでも食べれると言う事で有る?。

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全体の姿


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花の拡大

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ヤマラッキョウ
ユリ科ネギ属
Allium thunbergii

福島県から九州の山野等に分布する多年草。草丈は20~50cm位で有る。和名の由来はラッキョウに似た麟茎を持っているからだと言う説と、花全体がラッキョウに似ていて山に咲いているからだと言う説が有る。

小さな大の字が可愛い

[ダイモンジソウ(ナメラダイモンジソウ)]

近くの渓流に有る高さ数mの滝の傍の湿った岩場に毎年少しでは有るがダイモンジソウが咲くので、先週の土曜日に出向いた。中国地方のダイモンジソウは葉等の特徴からナメラダイモンジソウと言われる種類らしいのだが正確には判断出来ては居ない。山口県の滑川渓谷で最初に発見されたダイモンジソウの変種とか言われいる。葉の切れ込みが普通のダイモンジソウに比較すると深く、葉に粗い毛が生えていると言う事だ。

やや自宅から遠くに有る渓谷には沢山のダイモンジソウが生えている場所が有り、やはり大きな滝を取り巻く岩壁に沢山生えていて雪が積もった様に美しい所が有るのだが、今年は、歩いて行ける近場の渓流で今年の観察は、済ませておいた。

ダイモンジソウとユキノシタそしてジンジソウは良く似た花を付ける。もっともユキノシタは開花時期、春の頃なのでこちらは今頃咲かないので簡単に分類する事が可能で有るし、分布している所も湿った所ではあるのだが、山地の渓流や沢沿いにはあまり無い様だ。所が、ジンジソウとなるとダイモンジソウと同じ時期に花を付け、分布している所も良く似ているから、ちよっと見分けにくいかも知れない。

ジンジソウは人字草と漢字で書かれるので、人と言う字に似た花で有り、五弁有る花弁の内、上の三つが小さくて、下側が長い。ダイモンジソウは名前の様に大の字に似た花で花弁もジンジソウに比較すると長い。

ダイモンジソウの学名のSaxifraga(サクシフラガ)はラテン語のsaxumとfrangoから作られた単語で石割と言う意味が有るとの事で、確かに湿った岩場等に生えているのでその様に言われたのかも知れない。また薬草として結石を溶かす作用があったからだとも言われ、この様な名前になったのかも知れない。

ダイモンジソウの花は、オシベが10本で、その先に赤い葯が付いており白い花のアクセントとなっていて小さな花が可愛いと思う。

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全体の姿

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花の拡大

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ダイモンジ(ナメラダテモンジ)ソウ
ユキノシタ科ユキノシタ属
Saxifraga fortunei var.incisolbata(ナメラダイモンジソウは、S.f.var.suwoensis)

渓谷沿いの岩場等のやや湿った場所に分布する多年草。変種も多く、カエデダイモンジソウ、イズノシマダイモンジソウ、ナメラダイモンジソウ、ヤクシマダイモンジソウ、ミヤマダイモンジソウ等が有り、園芸種として八重咲きや花色がピンク或いは濃紅色等の多くの品種が有る。

麒麟草と良く似ている

[アキノキリンソウ]

昨日は良く晴れて日中は少し暑い位で有った。夜7時から楽しみにしていたサッカ-のワ-ルドカップ大会のアジア地区最終予選のウズベキスタン戦をTV観戦。前半の立ち上がりは選手の動きが悪く、ウズベキスタンに押され気味で先制点も許したが、何とか前半終了前に同点としたが、後半は再三のチャンスをものにする事が出来なかった。ホ-ムで引き分けはちよっと痛いのだが、次のカタ-ル戦は敵地に乗り込む訳だが何とか奮起して一勝をもぎ取って欲しいもので有る。

山野に咲く花にアキノキリンソウが有る。秋の麒麟草と漢字で書かれるのだが、秋に咲く麒麟草に似た花だから付けられた名前で有る。別名は泡立草とも言われる。こちらは花が咲いているのを遠くから見ると泡が立った様だから付けられた名前で有る。確かに沢山花が付いていると、泡が立った様に見えなくもないのだが、寧ろ、荒地や線路脇に今沢山咲いている同属の帰化植物のセイタカアワダチソウの方が泡が立った様に見える。セイタカアワダチソウの花の一つ一つは小さく、アキノキリンソウの方が大きいので、やはりベンケイソウ科の麒麟草に似ているので秋の麒麟草とした方が良い名前だと思う。

キリンソウは今年、8月初旬に伊吹山へ出向いた時に沢山見かけ、このBlogでも取り上げたので比較して見て頂きたい。またこの花はこれから咲くツワブキの花にも似ている。舌状花が黄色で草丈から比較すると大きい(1cm前後)感じで有る。

キク科の花は舌状花と筒状花からなるのが一般的でその下に総苞と呼ばれる部分が有る。このアキノキリンソウの高山型と言われるミヤマアキノキリンソウとキリンソウの区別はこの総苞の部分の形状から判定出来るとの事で有る。しかし、花形態の差異から判定するのはちよっと?って言う感じかも知れない。

この花は、私の住んでいる中国地方の山陽側では、大体、9月中旬頃から咲いていて、大野自然観察の森或いは吉和のもみの木森林公園へ、9月下旬、10月初旬に、それぞれ出向いた折に咲いているのを見かけたが、先日出向いた深入山で多く見られた。この花を見ると、早くから咲いているのに何故か段々と秋が深まって来たなと言う感じを受ける花でも有る。

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全体の姿(花の付き方は少ないが全体の様子が良く分かる)

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全体の姿(花付きの多いもの)

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花の拡大(虫(ハナアブ??)が花と戯れている)

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アキノキリンソウ
キク科アキノキリンソウ属
Solidago virgaurea var.asiatica

日本全土の草原や、やや明るい林等に分布する多年草。秋に咲く麒麟草と言うのが和名の由来で有るが、キリンソウはベンケイソウ科の花で今年、伊吹山で沢山見かけた。アキノキリンソウは、別名アワダチソウとも言われるが、西洋から帰化して、線路脇、荒地に咲いているセイタカアワダチソウも同属。セイダカアワダチソウは嫌われるのだが、こちらのアキノキリンソウは好まれる山野草で有る。

梅鉢紋との関係は?

[ウメバチソウ]

ウメバチソウは、先日の深入山で多く見られた花で、秋の山野草の代表とも言える花で有る。デジカメで写真を撮ろうとするとあまり綺麗に撮れない花の一つでも有る。おそらく花全体が白いので、ハレ-ションを起こすので有ろう。家に帰ってPCに取り込んで見て見ると白い花弁の中にやや薄緑色の筋が入っているのが特徴なのだが、これも綺麗に撮れていない。

この花は単純に一見すると見えるのだが、なかなか複雑な構造をして居る。花弁は五弁有り、オシベが五個有るのだが、この近くに仮のオシベとも言われる(仮雄蕊(カリユウズイ))が糸の様な形で分布している。この仮雄蕊は花粉は出さずに、虫を引き寄せる役目を担う腺体を持っていて、花に蜜が無くても虫が寄って来て受粉を担わす方法を取っている様だ。この仮雄蕊が梅の花のオシベを連想させるのも梅鉢草の名前の基因ともなっているので有ろう。

和名の由来は、おそらく、紋様の梅鉢紋に似ている所から来ているのだと思う。梅鉢紋は梅花紋を更に図案化した紋様で、加賀百万石の創生者の前田利家の家紋として有名で有る。前田家は自称、菅原道真の流れを汲むと言っていた所からこの紋様を使った様だが、歴史研究者達からは前田家と菅原家の繋がりは疑問視されている所で有る。

九州の太宰府天満宮の門前にお土産物屋が並ぶが、その中に数多くの餅「梅ケ枝餅」を焼いていて、お土産物或いは、その店で食べる事が出来るのだが、この餅の上にも梅花紋が軽く焼かれて付けられている。もっとも梅花紋は太宰府天満宮の社紋になっているのだが、本家の菅原道真は、梅の花を家紋とはして居ないので後で菅原道真を祭った時辺りに使われた紋様なのであろう。そして天神信仰をしている多くの家の家紋として使われたとするのが真相の様で、前田家が信仰をしていたかは不明だが、梅花紋様を使っている家もかなり見かけられる。

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全体の姿

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花の拡大

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ウメバチソウ
ユキノシタ科ウメバチソウ属
Parnassia palustris var.multiseta

日本全土の山地のやや湿った草原等に分布する多年草。花は白い五弁花で紋様の梅鉢に良く似ている。茎に付く葉はやや楕円の卵形で茎を抱いた様な形で付く。茎の先に2cm位の大きさの花を一つ付ける。

好天に恵まれ気持ちの良い散策

[ムラサキセンブリ]

昨日は体育の日の祝日で有った。それに関して各地で色々なイベントが開かれた様で有った。お天気も好天に恵まれ、気持ちの良い青空が広がった。折角だからと言う訳でも無いのだが、北広島町の深入山に山野草を訪ねて登る事とした。登山口の駐車場は多くの車が駐車しており正面の登山道から沢山の人が登って居るのが良く見えた。

この時期にこの山に咲く花と言えば、ムラサキセンブリの花で有ろう。ややセンブリに比べて大型で名前の通りに全体が青から紫色がかっている。普通のセンブリも咲いているのだが、花が小さいので大型のムラサキセンブリに目が止まる。大きいものでは50cm近くになったものも有り、枝別れして沢山のやや淡い色の花弁に濃い紫色の筋の入った花を沢山付けている。その傍を多くの人が山頂を目指して急ぎ登って行く。

ワンちゃん連れの人も登って行くのだが、私は犬は嫌いではないのだが、山に犬を連れて来る時はしっかりとリ-ドで繋いで歩いて欲しいものと思っている。出会ったワンちゃん達は大人しい性格なので飼い主さんもリ-ドをせずに登って居たのだろうが、決して良い事では無いと思っている。色々な人が山の景色を楽しみながら歩いているので、犬嫌いの人も居るかも知れないので、そんな中で犬から避けようとして足を滑らせて転んで怪我をする可能性も有る。大勢の人が楽しむ所では個人の身勝手は許されないと思う。

さて、ムラサキセンブリを見ながら登っていると小さなセンブリの方は無残にも踏みつけられているものが散見された。こちらは踏むなと言っても目立たないので登山道に咲いている方が悪いのか?ちよっと可哀想な感じもしたのでは有るが、センブリは苦いと言うイメ-ジが強い植物で有る。

センブリは千振から来た名前なのだが、何回煎じても苦みが有ると言うことを意味して居る。昔から、民間薬に使用され、胃腸の調子を整えたり、消炎、鎮痛、解熱等の効果が有るとされる。センブリはお土産物屋さんには置いていない事が多いのだが、薬と言う位置づけが有り、薬事法により通常の店では扱えないとの事で置けないとの事。

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全体の姿(ムラサキセンブリ)

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花の拡大

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全体の姿(センブリ)

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花の拡大

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ムラサキセンブリ
リンドウ科センブリ属
Swertia pseudochinensis

関東以西から九州に分布する二年草。茎は直立して青色から紫色を帯びて、10月頃に、やや淡い紫色の5裂した花を付ける。花弁には濃紫色の筋が入る。

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センブリ
リンドウ科センブリ属
Swertia japonica

北海道から九州までの山地の日当たりの良い所に分布する二年草。茎は緑色でその先に白い4~5裂した花を付け花弁には紫色の筋が入る。

蕎麦と言えどもこちらは多年性

[シャクチリソバ]

昨日出向いた、渓流沿いの荒地の一角に大きなシャクチリソバの群落が有った。この群落は昔からあるのだが、シャクチリソバとは今まで気が付かなかった。側によって良く見て見ると確かにソバ(蕎麦)の花に似ているのだが、葉が蕎麦に比較して大きい。普通の蕎麦は一年草で有るのに対して、この蕎麦?は宿根だから多年草で、毎年同じ所に花を付ける。

なんでも、昭和初期の頃、高血圧、脳出血等の薬の元となるルチンを抽出するのに使われたそうであるのだが、他に良好な薬が得られる様になると、栽培等が減少し、今では荒地や河原等で野生化しているとの事で有る。

従って、漢方の生薬として使われた様子で、シャクチリの和名の赤地利は、漢方の名前で有り、蕎麦に似た花を付けるのでそのまま、シャクチリソバと名付けた様で有る。別名はヒマラヤ地方原産なのでヒマラヤソバとも言う。

本多さんと言う方が書いておられる『石川の植物』と言うHPにシャクチリソバの事が詳しく載っていて、アレロパシ-が有ると書いて有った。アレロパシ-とは植物の生産する化学物質により他の生物が直接或いは間接的に影響される事らしくて、有名なものに今良く見られるセイタカアワダチソウが有る。この花が侵入し始めると他の植物を駆逐しながら増えるのだが、このシャクチリソバもそうでは無いかとの疑問を持たれて色々と観察したけれど複雑な様な事が記載されていた。

この石川の植物と言うペ-ジは石川県と名前は付いているものの数多くの植物の生態等が掲載されており見ていて凄い事をされる人が世の中にはいらっしゃるものだと感心したりしている。植物名が分かっていると、その植物の事を詳しく知るのに良いサイトで有る。

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群生の様子

まるで雪が積もった感じでは有るが、蕎麦に比べて草丈が高くてやや平地からだと、群生して花が咲いている状態の迫力に欠けるかも知れない。

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花全体

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花の拡大

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シャクチリソバ
タデ科ソバ属
Fagopyrum cymosum

ヒマラヤ地方や中国原産の宿根性の帰化植物(多年草)、赤地利蕎麦と漢字で書く、河原ややや荒地等に生育しているのだが、それほど見られると言う代物でも無い気がする。花は白い五裂した萼からなりオシベが8本あるのだが、先端の葯が赤く色づいて綺麗な花で有る。


名前の割には

[ヤクシソウ]

明日は久々に山地の花にでも会いに行ってこようと思っているので、本日は近くの渓流付近を散策して見る事とした。歩いていると、先般このblogで自宅に咲く野菊に付いて検証?したが、ヨメナとノコンギクが沢山咲いていた。自宅の花を縦切りにして冠毛の有りなしで比較したのだが、この方法だと一発で違いが分かるので、名前を調べるにはもってこいで有る。

暫く歩いていると、ヤクシソウの花が咲いているのに出会う。沢山と言う訳には行かなかったのだが、ちらほらと見かけられる花で有った。薬師草と漢字で書かれるのだが、薬師様(薬師如来)とはあまり関係の無い花の様で有る。薬師如来と言えば、元々は医薬を司る仏様で有り、仏像においても薬の入った壺を持ったものが作られている事も多い。

また島根県平田市に一畑薬師寺と言う、禅宗のお寺が有り、目の薬師様として多くの信仰を集めている所が有る。二度程出向いて、目の近眼が治ります様にとお願いしたけれど、効果は??しかし、奉納品には眼鏡が沢山有ったのには驚いた。

このヤクシソウは薬師様と関係無いと記載したのに、薬師如来等の事を書いたのは、この花の葉が茎を抱いて、形が仏様の光背に似た、やや二等辺三角形を丸くした様な形をしている。如来像には良く似た形の光背が有りその為に名前が付けられたのだろうと言う事で。ヤクシソウが薬草であれば申し分無い名前なのだが、腫れもの等に効果が有るらしいのだが、名前の割には、あまり目病とか万病に効くと言う話は無い。

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全体の姿

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花の拡大

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ヤクシソウ
キク科オニタビラコ属
Youngia denticulata

北海道から九州の山野のやや乾いた場所に分布する二年草。茎等を切ると白い乳液が出る。和名は葉が仏様(薬師如来等)の光背に似ているからだとの説から来ているらしいのだが、薬草としての効果はあまり無い様で有る。花期は9~11月頃まで、茎が分岐して沢山の舌状花を付ける。

バラも品種が多い

[バ ラ]

少し、花期には遅いかもしれないのだが、近くに有るバラ園を訪れて見た。元々それほど大きくは無いので、春の開花時期に比べると花数も少ない。

バラは品種も多くて、見た目には良く分からないので、自宅にはあまり植えてないのだが、蔓性のものと、ミニチュア系のものが有る位。他界した父は好きだった様で、バラの図鑑を持っていた。形見として手元に置いてあるのだが、全文が英語版なので、あまり開く事も無い。

このバラは黄色い花を咲かせて、高さは1m程度であったろうか、ネ-ムプレ-トに『ゴ-ルドメダル』と品種名が記載して有った。バラは品種名が多くて、世界では、3万を越えると何かの本で読んだ事が有る。私のBlogとリンクさせて頂いている「姫っち」さんのBlogには彼女が精魂込めて育てられているバラの事が書いてあるのだが、結構初めて耳にする名前の品種が多くて、品種名と言うのはどうやって付けられるのだろうか?等の疑問も感じたり。

他にも、十数種のバラが有ったが大体が赤、ピンク系の色合いのもので有った。ストロベリ-アイスとか、ビュ-ティフルふくやま、天津乙女、トロイメライ等〃とネ-ムプレ-トに書いて有ったのだが、確かに、ストロベ-アイスはアイスクリ-ムのストロベリ-の色合いに似ていたし、ビュ-ティフルふくやまと言う品種は真っ赤な花で、おそらくバラを市の花に制定している広島県の福山市辺りで作られたものかも知れない。天津乙女、トロイメライと言うのになると何でこんな名前??と思ってしまったバラの品種名だ。

まあ、品種名はともかくとして、綺麗な花を咲かせるので、愛好家も多いので有ろうし、全国的にも沢山の有名なバラ園が有る。

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全体の姿

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花の拡大

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バラ"ゴ-ルドメダル"
バラ科バラ属
Rosa "gold medal"

灌木、低木、蔓性の植物で、葉や茎に大体『棘』を有するものが多い。バラは観賞用の園芸種がほとんどを占めているのだが、現在その品種は30,000件を超すと言われる位に多い。しかし、分類方法は正式には定まって無く、モダン、オ-ルド、ワイルドに大分類されるとの事で有る。モダンに分類されるものに、更に、ハイブリッドティ、フロリダバンダ、グランディフロ-ラ、イングリシュ、クライミングミニチュア、モダンシュラブ等の系統に分類される様だ。(分類については、(株)オキッロ-ズナ-セリ-のペ-ジを参照した。)

雑草???

[ツタバウンラン]

秋播きの草花の種をまいて、そろそろ三週間に入るのだが、今年は昨年、ビオラ類の種を沢山購入しすぎて、苗の処分に困った。そこで、種を一種に限定したのだが、これが今年は発芽率が低くてちよっと失敗したかも知れない。同時にキンギョソウの種を播いたのだが、こちらはかなり発芽している。キンギョソウと言うと、やや小ぶりなリナリアが有る。リナリアと言うとキンギョソウの姫金魚草と言う名前で知られている。

このリナリアの花を小さくしたやや見栄えは悪いが、マツバウンランとツタバウンランの小さなやや紫色の雑草??の花が庭に咲く。マツバウンランは春にスッとした感じの花茎の先に花を咲かせるが、今は咲いては無い。ツタバウンランは蔓状の葉がアイビ-に似たもので、地面に匍匐しながら増えていくのだが、花は夏から秋にかけて付ける。

リナリアと同科同属に分類されるのだが、この花良く見ると、春の雑草で、ムラサキサギゴケ或いはトキワハゼに似ている。もっともどちらもゴマノハグサ科に分類されているので似ていて当然だろう。しかし、これらはサギゴケ属に分類されている。ウンラン属には、リナリア、ウンラン、マツバウンラン、ツタバウンランが有るとされるが、ツタバウンラン属或いはキンバラリア属として分類した方が良いのかも知れない。一般的に園芸種で分類される時にはツタバウンラン属とされている様だ。

園芸種としてコリセウム・アイビ-或いはワイルドアイビ-、キンバラリア、ツタカラクサ等と色々な名前を持っており、匍匐性で蔓を伸ばして増えて行くし、1cm以下の小さな花も白花等の品種も有る。

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全体の姿

花を拡大して見てみると、二つの丸い黄色の斑点が有り、蛾かカイト(凧)の様にも見える。

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花の拡大

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ツタバウンラン
ゴマノハグサ科ツタバウンラン(キンバラリア)属
Cymbararia muralis

ヨ-ロッパ原産の常緑蔓性の多年草。花は小さくて、1cm以下で、葉がツタの様な格好をしていて、やや濃紫色で縁取られているものも有る。ヨ-ロッパではキンバラリアと呼ばれ園芸用として育てられて居る様で、自宅はコリセウム・アイビ-として家内が貰って来たものと、野鳥が種を運んで来たのか雑草の様に繁殖しているものが有る。花期は6~10月頃と長い。

風に乗って来ると良い香り

[キンモクセイ]

秋風に乗って微かに香りが運ばれて来るものにキンモクセイ(金木犀)の花の香りが有る。近くでは、春のチンチョウゲの花と同じ様に香りが強すぎる。だから、何処からともなく風に乗って来た香りを嗅いで、あぁ、もうこんな季節なんだと実感するのが良いと思う。

庭の樹木を植えて有る場所に、これから咲くサザンカとツバキ、キンモクセイ、アオキが最初に植えた時に配置を考えて居なかったので、同居している。どうも、今頃になって、庭を弄ろうとしても後の祭りで、結構な樹高になってしまっている。汚たない話だが、昔はキンモクセイの木はトイレの傍に大体植えられていた様に思う。多分、現在の様な下水道完備されて居なかったから臭いを消すために植えられていたのかも知れない。

キンモクセイは漢字で金木犀と書かれるのだが、原産地の中国の桂林地方の桂の事を、中国では、木犀の事を呼び、花色が黄色から橙色であったから付けられた名前の様で有る。他方、木皮が、動物の犀の色に似ているからだと言う説も有る。似ているかな~?

この花は意外と短命で、触っただけでもポロポロと落ちてしまう。だから毎年、この時期に台風や秋雨前線が活動した後は全く花が無くなる事が多い。今年は、開花期に大雨が降って居ないせいも有りまだまだ健在で有る。

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全体の姿

開花前に撮影したもので、開きかけの小さな花が鈴なりになって付いている。下の拡大写真は一日置いて撮影したもので有る。

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花の拡大

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キンモクセイ
モクセイ科モクセイ属
Osmanthus fragrans var.aurantiacus

中国南部(桂林地方)の原産の常緑小高木。江戸時代の頃に渡来し、香りが良いので庭木として植栽されている。本来は雌雄の株が有るのだが、日本へ渡来した時に雄株しか渡来しなかったので、種子は出来ないそうで有る。香りは昔はトイレの消臭として使われた様だが、最近は種々の消臭剤が有りあまり見られなくなった。

毎年頭を悩ます花(決着した花名)

[ノコンギクとヨメナ]

昨日は曇りがちの天気で、有った。日曜日にカタクリの球根を植えたので、その場所に問題が無いか朝、見ていると、毎年、花を咲かせる野菊が咲き始めているのに気が付いた。

この花は、毎年頭を悩ませる花で有る。家内が昔、近所の山に行って持ち帰って植えたものだが、自分はヨメナだろうと思っていたのだが、ノコンギクかも知れないと言う思いも有りなかなか決着が付かなかった花で有った。そこで、花を縦切りにして冠毛の状態を見てみる事にした。そうしたら、完全に頭を悩ませる問題が解決出来るだろうと思ったからで有る。

花を縦切りにすると、ヨメナと思っていたものは、冠毛が無い事が分かり、やはりヨメナで有ったかと納得したのだが、実は、同じ花だと思っていたものが、冠毛が長くて、花の下に有る総苞を見てみると、やや赤紫の色味が強い事が分かり、こちらがノコンギクで有ったのだった。

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全体の姿(ノコンギク)

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花の拡大

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縦切りにしたもの

冠毛は長くてはっきりとしている様子が見て取れる。

花を咲かせると筒状花が黄色で、舌状花が青みがかった紫色。葉は比較的光沢が有る大きな鋸歯が縁に有り、やや披針形をしている。そうなると冠毛の長さが決めてとなる。冠毛の長いものは、ノコンギクとオオユウガギクが有るのだが、やや花が小さい様な感じを受ける。そうなると、花の状態はノコンギクで有る。それで、毎年、この花が咲き始めると頭を抱えてしまうで有ったが何とか決着出来た花名と言う事になった。

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全体の姿(ヨメナ)

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花の拡大


yomena03.jpg

花を縦切りにしたもの

冠毛はほとんど見られない。

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ノコンギク
キク科シオン属
Aster microcephalus var.ovatus

日本固有種(本州から九州に分布する)の多年草で、園芸種のコンギクの母種となっている様で有る。
良く似ているヨメナ、オオユウガギクと区別が難しいのだが、ノコンギクの場合は冠毛は長くて、5mm~6mm程度有り、葉はやや披針形で大きな鋸歯が有り、葉は両面に剛毛が有りざらつく。

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ヨメナ
キク科シオン属
Aster yomena

本州の中部から九州にやや湿った所に分布する多年草で、冠毛が有るか無いかの状態。葉は荒い鋸歯が有り、毛等が無いので、ノコンギクと比べるとやや光沢が有る様だ。春に咲くヨメナにミヤマヨメナと言う花があるのだが、こちらは園芸種のミヤコワスレの母種で有る。こちらも自宅にはあるのだが、良く似た葉と花を付ける。また、関東地方等ではカントウヨメナと言う種類のヨメナが有るが、こちらは花が咲く前の若葉は食用にはならない。またカントウヨメナは伊藤左千夫の野菊の墓の野菊では無いかと言う説も有る。

赤い小さな花を付けている。

[ミズヒキ]

昨日記載したのだが、Terragen2を弄ってみたのだが、なかなか操作が面倒臭くて、未だ十分に理解出来ない。樹木等の配置が出来るCGソフトは以前Vista Proと言うソフトを使っていたのだが、Win98に対応したソフトでVistaにバ-ジョンアップさせて居ないので、Terragen2で描いて見たいと思っている。

なおTerragenは、Matt Fairclough氏が著作権を有しているのだが、個人用はフリ-のソフトで以下から手に入れる事が出来る。Terragenは、http://www.planetside.co.uk/terragen/そして、Terragen2は、http://www.planetside.co.uk/terragen/tg2/index.shtml

自宅に咲いている花で、ミズヒキが有るのだが、一応、園芸種と言う事で、昨年、玄関先を改修した時に植えて貰ったもので有る。今年は、植えて貰った位置にも有るのだが、思わぬ位置から芽をだして、今花を付けている。

一応、園芸種なので斑入りのものなので有るが、萼からなる小さな花が開花しないかと、待っているのだが、なかなか開花してくれない。

学名のAntenoronはミズヒキ属の意味であるのだが、polygonum(タデ属)に分類する考え方も有る。また、filiformeは糸状のと言う意味を持っているのだが、ミズヒキと良く似たシンミズヒキ(neo-filiforme)と言う植物も有る。どちらにせよ、糸状に見えると言うのと、和名の水引きに見えると言うのはどこか共通している。

以前取り上げたキンミズヒキとは異なり小さな萼からなる赤い花が付く花序が、そして開花した花は白くて、紅白の水引きに似ているとして和名が付けられた様で有る。

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全体の姿

mizuhiki02.jpg

花の拡大

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ミズヒキ
タデ科ミズヒキ属
Antenoron filiforme

日本全土に分布する多年草。茶花としても好まれる為か、庭等にも植えられる事も多い。タデ科の花特有の萼からなる花を付け、開花すると4裂した小さい花を咲かせる。細長い花序が水引きに似ている所から付けられた名前。

間違えやすい名前の菊

[シラヤマギク]

昨日は一日雨が降った。雨が降ったので、久々に3D景観ソフト(Terragen)で遊んでいたら、どうも少し新しいソフト(便宜上Terragen2)が開発されて無料ダウンロ-ド出来る事が分かり草々ダウンロ-ドして見た。しかし、Terragenも含めて英語版なので、英語の苦手な私には使いこなすには少々時間がかかりそうだ。Terragenと比較すると樹木等も描けそうなので、少しこれから勉強して見よう。

今朝は雨が上がった様で有るが、何時もはこの時間からウォ-キングに出向くのだが、本日は少し足が重たい感じがするので中止とする。先日、何時も歩いている高速道路の側道の山側にシラヤマギク(白山菊)が数株有るのを見つけた。本来、もう少し山地に入らないと見られないと思っていたのだが、標高50mも無い所に有るとは信じられない思いで有った。

その時はカメラは持参して居なかったので、本日使った写真は、もみの木森林公園で見かけたもので有る。シラヤマギクと名前の良く似た花にヤマシロギク(山白菊)が有り名前を間違えやすい。こちらはヨメナ(嫁菜)の白いバ-ジョンと言うべきで、舌状花がシラヤマギクに比較すると多い。シラヤマギクは舌状花が抜けた感じで咲いているので、やや間抜けな感じの花で有る。

それと、茎の色がやや濃茶色で草丈も1m前後で有り、茎の地面に近い所に有る葉(根出葉)は、卵形で葉柄を伴い大きいが、茎の上部にいくに従い、やや披針形の鋸歯を伴った葉となり小さくなる。これからの季節は、山地平野を問わずにキク科の花のシ-ズンになって来る。

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全体の姿

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花の拡大

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シラヤマギク
キク科シオン属
Aster scaber

日本全土の山地の日当たりの良い場所に分布する多年草。草丈は大きいもので1mを越えるが大体は1m以内。白い花を付けるのだが、舌状花が少なくてやや間抜けた感じがする。ヨメナに対してムコナと呼ばれる事も有る。

イヌの意味は

[イヌタデ]

昨日は、秋晴れの一日で、日中の気温も27~28℃で動くと汗をかく感じで有った。久々に山へでも登って見ようかと思ったのだが、所用の為に出向けなかった。先日、アケボノソウを見に行った森林公園の原野に、イヌタデの花が群生していた。まるで、野原の一角が赤い絨毯を敷いた感じで、普通道端等で見られるものよりも、迫力が有った。

イヌタデと名前が付いているのは、刺身のツマ等に使われるのだが、ちよっぴりと辛味が有る、それに対して、イヌタデやボントクタデは辛味が無いので名付けられた名前。ボントクとは間が抜けたと言う意味で、ホンタデ(ヤナギタデ)に似ている植物を区分する為に付けられた名前だろう。しかし、このイヌタデは、役に立たないと言う意味で付けられた名前で、他に、このイヌを冠した植物としては、イヌゴマ、イヌガラシ、イヌビエ、イヌホオズキ、イヌハッカetc.が有る。

良く考えて見ると、ワンちゃんの犬は、人の役に立たないどころか、人に従順な動物で有り、多いに人の役に立っているから本来は何かの言葉が変化したものでは無いだろうか?。例えば、否定語の『否(イナ)』が変化してイヌとなったと解釈すれば、話は通るのだが。

タデ科の花は谷崎潤一郎の小説『蓼食う虫』や諺の『タデ食う虫も好きずき』等と言うものが有り、辛味の有るタデでも食べる虫が居る様に、人の好みや趣好も様々なものが有ると言う事だから、タデの様な辛味が有る草にも寄り付く虫も居れば、イヌタデの様な辛味の無い虫も居ると言うことから来ているのかも知れない。

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全体の姿

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花の拡大

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イヌタデ
タデ科イヌタデ(タデ)属
Persicaria longiseta(Polygonum longiseta)

日本全土のやや湿った場所や、道端、野原、休耕地等に見られる一年草。いわゆる雑草で有る。草丈は10~50cm位で、秋に小さな萼のみで構成される花を茎先に密に付ける。花後に実がなるのだが、実も赤いので長い間花が付いている様に見える。イヌと言う語を冠しているのは役に立たないと言う意味で、刺身のツマ等に使われるヤナギタデ(ホンタデ)の様な味も何も無いと言うところから来ている。別名、アカマンマとも言われ、子供のママゴト遊びに使われたからとも言う。

曙で思い起こす事は

[アケボノソウ]

毎年、楽しみにしている花にアケボノソウの花が有る。山地の湿った所に咲いているのだが、今年は数が少なかった。そう言えば、昨年は沢山咲いていたのだが、今年は二年草と言う訳で、花をつけているものが少なかったのかも知れない。

名前はちよっと粋なものを付けたものだと思う。花は五裂しているのだが、その一つ一つの花弁に、やや緑色から黄緑色の二つの円形の斑点と、多数の黒い斑点が付いている。これを明け方の月と星に見立てて付けた名前と言われているのだが、二つの円形の斑点があるから、月は二つは無いので、もう一方を太陽としたのか?それにしては、曙と言う状態は太陽が昇って居ない状態なのでオカシイ感じだが、これ以上は追及しない事にする。

曙と言うと、太陽が昇る前の空の色で、曙色と言う色も日本の伝統色で有る。PCで表記すると16進で"#F19072"で、こんな色合い■■■■■■になる。

また、大相撲のハワイ出身の曙太郎と言う横綱がいたが、彼は最近格闘技に良く出ては負けているなぁ~と思ったり。彼も曙と言う名前は気にいっていた様で?、大相撲を引退した後も曙で通している。

曙と言えば、清少納言の枕草子の春の冒頭に書かれた『春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明りて紫だちたる雲の細きたなびきたる。』と言う一節は誰しも思い出す事であろう。彼女によれば、秋は夕暮れが良いと述べている。

アケボノソウが春に咲いていたら、本当に名前にぴったりなのだが、残念ながら秋にしか咲かない。花全体は、こちらも曙色では無くて、やや薄黄色から白で有る。

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全体の姿

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花の拡大

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アケボノソウ
リンドウ科センブリ属
Swertia bimaculata

北海道から九州の山野のやや湿った所に分布する二年草。花冠の緑がかった斑点と黒い斑点を夜明けの空の月と星に見立てて付けられた名前。草丈は30~80cm位となり、葉は被針形或いは卵形のものが茎に対して対生して付く。花期は9月末位から10月下旬位まで、花冠のやや緑がかった円状の斑点は密腺で、良く蟻等がたかって居る。

金平糖??

[ミゾソバ]

この時期に幅を効かして、小さな小川や流れの有る溝の傍に咲いている花にミゾソバが有る。漢字で書くと、溝蕎麦で、生えている場所と、蕎麦の葉に似た感じだから付けられた名前の様で有る。葉の形から牛の額にも見えるので、牛の額(ウシノヒタイ)と呼ばれる事も有る。

この花を見ると、必ず金平糖と書いてしまうのだが、金平糖は、昔ポルトガルから伝来した、いわゆる「南蛮菓子」で時代劇等では、大名の子女が食べている様な所が出てくるので、かっては高貴な人のみが口にしていたのだろうか?

そう言えば、チャイコフスキ-のバレ-組曲のくるみわり人形の中にも金平糖の踊りと言うものが有り、可愛い曲で有る。どんな曲かは、クラシックMidiラインムジ-クと言うサイトで聴ける。

ミゾソバは、大体が白いピンクがかったものが多いと言う認識であったのだが、近くの公園内の小川の傍に咲いていたものは、結構、赤色が強くて、群生していたので、非常に美しく感じた。しかし、茎には棘が有り、ザラザラとしている。

この棘が意外と、面白くて、草全体の直立を何か支え合っている様にも見える。同じ様な所に分布する花に、アキノウナギツカミと言うイヌタデ属の花が有る、こちらも茎に沢山の棘が有り、その棘がぬるぬるとした鰻も捕まえる事が可能に見えるので付けられた様だが、また、ちよっと汚い名前だが、ママコノシリヌグイと言う同属の花も有るが、こちらも棘が有る。名前からすると継子虐めに使えそうだと言う感じで付けられたので有ろう。

この様なタデ科の花は良く似ていて、区別も難しい。花は萼からなっていて、花の色も良く似ていて、違う点と言えば、葉がアキノウナギツカミはやや長い披針形をした感じで、ママコノシリヌグイは水辺近くにも分布するが、やや陸生で有る位かも知れないが、もっと詳しくみると、それぞれに違う所があるのであろう。

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全体の姿


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花の拡大

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ミゾソバ
タデ科タデ(イヌタデ)属
Polygonum thunbergii(Persicarina thunbergii)

北海道から九州迄の小川、沢地、湖沼畔、田圃の用水路傍等に分布する一年草。草丈は30~50cm程度となり、群生しているものが多く見られる。花は萼からのみ構成されており、白から薄紅(ピンク)或いはかなり濃ピンクの強いものまで、花の大きさは5~8mm位で、蕾の時は金平糖の様に集合したものが見える。

紫色が綺麗

[コムラサキシキブ(実)]

この花と言うより樹木はムラサキシキブより小さいのだが、ムラサキシキブと良く似た実を付けている。実際、ムラサキシキブとどう違うのかなのだが、コムラサキシキブの方が実の付き方も多くて、やや小ぶりだそうで、当然と言えばおかしいのだが、花(6月頃にやや白っぽい紫からピンクの小さな花)の付き方が少し違うのだそうだ。葉脇から直ぐに花が付くものがムラサキシキブで、やや離れた位置から付くものがコムラサキシキブだそうで有る。紫色の実が枝に沿うように沢山付いていたらコムラサキシキブ(コムラサキ)と思えばほぼ間違いないだろう。

普通、園芸店等で売られている時には、ムラサキシキブと言う名前がつけられているので混同しやすい。また、別名はコシキブとも言うのだが、小式部と漢字で書かれ、小式部とは、美人の誉れ高い平安時代の歌人の和泉式部の娘さんだったらしくて、母同様に美人で恋多き歌人で有ったとの事。紫式部は源氏物語を書いた平安時代の女流作家で、面白い事に清少納言とはあまり気が合わなくて、批判をしているが、和泉式部等とは気が合っていた様だ。

タキイ種苗(株)の10月のメルマガに記載されていた。京都植物紀行と言う内容で、一月に大体一度の割合で京都近郷の植物情報を書いたコラムで、2008年は、源氏物語が確認されてから千年の節目になるとの事で、今年は源氏物語にまつわる植物が取り上げられている。因みに、主な所では、9月が蘆山寺(キキョウ)、8月が夕顔町(ユウガオ;このコラムは面白い)、7月が府立植物園(アサガオ)、5月が下鴨神社(アオイ)で有った。源氏物語の登場人物の名前等と関係させた植物に付いて記載されている。

タキイの文章をそのまま引用すると、『日本各地の林に自生していますが、果実の紫色が美しいので観賞用に栽 培されています。名前の由来は『源氏物語』の作者、紫式部になぞらえて付いた名前とされていますが、元々は『ムラサキシキミ』と呼ばれて いました。『シキミ』とは重る実=実がたくさんなるという所から付けられていて、紫の実がたくさん付く事から名付けられたと推測されます。 6月の中頃に小さなかわいらしい淡紫色の花をたくさん咲かせ、秋には品のある紫色の実を並べ、秋の深まりを教えてくれます。コムラサキと そっくりな花や実を付けるため混同される事が多いですが別種です。』

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全体の姿

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拡大

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コムラサキシキブ
クマツヅラ科ムラサキシキブ属
Callicarpa dichotoma

落葉低木で、花期間は6月頃で有るが、花はあまり綺麗でないので、もっぱら実の美しさが鑑賞価値が高いとして庭等の樹木として植えられる事が多い。園芸店等では、ムラサキシキブとして売られている事があるのだが、正式には異なる。

プロフィール

KAN

Author:KAN
KANの花日記へようこそ、毎日一つの花に限定して日記風に花の事、日常のちよっとした事等を書いています。

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