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8月も今日で終わり

[ワレモコウ]

本日で8月も終わり、明日から9月で有る。多分未だ残暑は厳しいと思うのだが、9月と聞くと秋と言うイメ-ジが強い。秋の山野に咲く花で、ワレモコウと言う花が有る。園芸種も最近は良く見かけるのだが、秋の山野で風に揺られている。実際7月下旬位からやや高い山等で咲くので秋の花とは言い難い所も有るが、やはりこの花は秋の山野を彩る花の一つで有ろう。茶花にも良く好まれて中秋の名月の頃にススキと共に飾られたりしているので、そんなイメ-ジを強く持ってた居るのかも知れない。

漢字表記では、吾亦紅、吾木香、我吾紅、我毛紅と沢山有り、それぞれに謂れが有る様で有る。その中で、我が国の木香と言う意味が一般的な解釈の様で、我が(吾)木香となったらしく、キク科の植物の根に香りが似ているとの事で有るが、自分には分からない。吾亦紅と漢字で書かれるが、一説では、古人が、この花は何色だろうとかと議論していた茶色、こげ茶、紫色だと喧々諤々、とどこからか声がして「我も亦(また)紅色」だと、それから、この花の名前を我亦紅と言われる様になりワレモコウとなったのだとか?

中国では、この根を生薬として止血に用いるらしい。根にはタンニンが多く含まれるとの事で血の様な蛋白質等を凝固させる収斂作用を有する。

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全体の姿

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花の拡大

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ワレモコウ
バラ科ワレモコウ属
Sanguisorba officinalis

日本全土の山の草原、丘陵地等に分布する多年草。地下茎は太くて短い。根出葉は長い柄があり、羽状複葉、小葉は細長い楕円形、細かい鋸歯がある。秋に茎を伸ばし、その先に穂状の花(萼)をつける。穂は短く楕円形につまり、赤黒く色づく。

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狐色?

[キツネノカミソリ]

普通は夏から秋に気候が移り変わる頃には、日本列島は秋雨前線がかかり、台風等が関与して大雨になったりするものだが、今年は様子が異なる感じがする。別段台風等が来て居なくても局地的に豪雨が降り、それも生半可では無くて一時間雨量が100mmに達したりして大きな被害が発生する事が有り、道路の冠水等で犠牲者が出たり、地下へ大量に流れ込み下水道工事の人が無くなったり、小さな河川で遊んでいた子供達が大量の水で流されたりして犠牲になったりとしている。本日もスッキリとはしない天気が続きそうだが、突然の雨には注意したいと思う。

先日、山歩きを久し振りにして見ようと中国山地の方へ出向いたのだが、途中の神社の境内に沢山朱色の花が咲いているのが目についた。既に花期は過ぎていて、花色がやや色あせた感じとなっていたのだが、キツネノカミソリが群生していた。キツネノカミソリは大体お盆頃を中心として、中国地方では開花する様で有り、ヒガンバナと良く似た形の花を付ける。

もっとも、キツネノカミソリやヒガンバナは同属(リコリス)として分類されているので当然なのだが、キツネノカミソリの花は全体としては漏斗状でヒガンバナは花弁が反転した様な感じで咲く。キツネノカミソリに良く似た花にオオキツネノカミソリと言う花が有り違いはオシベが花弁からかなり飛び出す。

花色は狐の毛の色に似ているとして、春から花の咲くまでに有る葉がカミソリの様だから、狐の剃刀と名ずけられたらしいのだが、やや花色は明るいオレンジ色に近い。そう言えば狐はあまりお目にかかる事はできないのだが、一度、山道で出会った事が有る。黄色い色をした動物が坂道の上からこちらを眺めていたのだが、犬かと思ったのだが、直ぐに姿を消してしまったが明らかに狐で有った。

狐や狸は、近くの山にも住んでいる様で、一昨年は散歩している途中で狸君が道路で車に撥ねられて死んでいた。狐も時折交通事故に会っている様でご近所でそう言った話が良く飛び出す。狐も狸も人との接点が昔から多く有り、人を化かすとか言った話や民話にも良く登場する。その様なことから昔の人は、この花色を狐に似た色の花として、葉を剃刀にでも見たてたのであろう。

群生していた花の状態を撮影したので有るが、花色が褪せてしまってやや白味がかった花が多かったので、未だ綺麗な花色が残っているもののみ掲載した。

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全体の姿

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花の拡大(一部褪色していて白くなっている)

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キツネノカミソリ
ヒガンバナ科ヒガンバナ属
Lycoris sanguinea

本州から九州に分布する多年草。ヒガンバナやナツズイセン等と同じ様に花が咲く時期には葉が無い。葉が花の咲いている時に見えないので名前の由来となったカミソリの刃に似ていると言うのは分かり難いのだが、花色がやや狐に似て感じだから、その辺りから関連付けられたのかも知れない?花期はお盆を中心とした盛夏で有り、ヒガンバナはお彼岸の頃と言うのもなにやら因果めいて面白い。

ケイトウも種類が多い

[ケイトウ]

本日は朝からPCの調子が悪い何故かMicrosoft IMEの調子が悪くてWindowsをセ-フモ-ドで立ち上げて見たりしたが、二度目で直った。良く原因が分からない。現在は問題無く稼働しているのでは有るが?
どうも、Win98SE⇒WinXP⇒WinVistaとなるにつれて使い勝手が良くなっているのか分からなくなって来ている。確かにセキュリティは向上して来ているし、Windowsの脆弱性の改良も日々更新されているから、そちらの面では問題無くなって来ているので有ろうが、ユ-ザ-として使っている我々には色々と分かり難くなって来ている様な気もするのだが.....?

この二三日天候が不順で、突然のゲリラ的な雨が降ったりしている。夏から秋に向かう気象変化とは言うものの何か変な気もする。地球温暖化の影響も関係あるのかと思ったりしているが、自然現象と言うのも分かり難い。

本日はケイトウの花に付いて取り上げて見よう。ケイトウと言う花は自分の中では、雄の鶏のトサカに良く似た花だと言うイメ-ジが強くて、扁平な花穂が鶏のトサカに良く似ていると思っていた。しかし品種改良が進んで多くの品種のケイトウが作られて、今では、トサカ系統、玉系統、ヤリ系統、羽毛系統と言う風に洒落では無いがケイトウが系統別に分類されている様で有る。耐寒性が無いので日本では春に種蒔きして夏から秋にかけて花を付けさせる。花色も色々と多くて系統別のものを一緒に植えてやると結構面白い花かも知れない。

本日の花は山口フラワ-ランドに咲いていた羽毛ケイトウのフレッシュルックと言う品種で有る。草丈は30cm以上有り赤、黄色、オレンジ色の三種が混ぜて植えて有った。この品種は2007年度に全米草花新品種審査協会(AAS)で金賞を受賞したと言うから品種は新しいもので有ろう。この様な園芸品種の審査会はAASの他に、ヨ-ロッパのフロロセレクト(FS)や最近では日本のジャパンフラワ-セレクション(JFS)が有り、園芸業者や育苗業者、花き開発者等の新品種の発表の場になっている様だ。

ケイトウはヒユ科に分類されている事は知らなかったので有るが、センニチコウ等も属していてなるほどなと思った花で有る。雑草のスベリヒユはヒユと付いていても別種でスベリヒユ科に分類されている、当然花の形も違うので同じ科には分類されないだろうが。

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全体の姿

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花の拡大(フレッシュルック・イエロ-)

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ケイトウ
ヒユ科ケイトウ属
Celosia argentea var.plumosus

熱帯アジア、インド等に分布する、非耐寒性の一年草。鶏頭と書いてケイトウ。園芸種として改良され、現在では、トサカケイトウ、羽毛ケイトウ、ヤリゲイトウ、タマケイトウ等の品種系統に分類されている様だ。取り上げた写真のケイトウは羽毛ケイトウで、品種名はフレッシュルックで赤色はレッド黄色はイエロ-、橙色はオレンジとそれぞれ呼ばれている。全米草花新品種審査協会2007年度金賞受賞品種。草丈は比較的ケイトウのなかでは大きい部類。

多くの別名が有る花

[ヤブラン]

今年の夏は暑かった為か、自宅のヤブランの花付きが悪い。咲いてはいるものの数が少ない。この花の写真は山口フラワ-ランドに咲いていたものを使っている。斑入りで園芸種で有る。

ヤブランは山道を歩いていると林縁等に見かけるユリ科の花で、穂状に付い沢山付くのだが、蕾の状態の時が春に咲くムスカリに似ているので、サマ-ムスカリとも呼ばれたりする。また、良く似た花にジャノヒゲ属のノシランと言う植物が有りノシメランと呼ばれたり、更に、山菅とも呼ばれたりする。一説では山菅はヤブランでは無くてジャノヒゲではないかとも?山菅は万葉集に出てくる花で有る。ジャノヒゲの花もヤブランと良く似ていて、自宅のジャノヒゲにもやや淡い紫色の花が付いているから、区別はつき難いかも知れない。

ヤブランはリリオペとも呼ばれているのだが、リリオペとは、泉に住んでいたニンフ(妖精)の名前で、ナルシストの語源となったナルシスの母親の名前で有る。またリリオペが小惑星の名前に付いている事を知っていればかなりの天文通であろう。

ヤブランは蕾の時の方が良く目につくが花は紫色で六弁に分かれて中心部は黄色で小さくて可愛いのだがあまり開いた花を鑑賞される事は少ない様で有る。

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全体の姿

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拡大(一部開花が見られる)

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ヤブラン
ユリ科ヤブラン属
Liriope muscari

日本では関東以西に分布する常緑多年草。写真のヤブランはフイリヤブラン(斑入り藪蘭)であり園芸種。園芸種の場合は斑入りが好まれ園芸店、ホ-ムセンタ-等で出回っている。ラン科の植物では無いが、春のシュンラン(ラン科)に葉が似ていて、良く藪といった感じの所に生えているから付けられた名前。別名は学名のリリオペ或いはノシメラン等とも呼ばれる様だ。花期は8~10月頃までで、紫色の花を付ける。

美しいものは黄金比と関係が有る?

[ペンタス]

昨日の早朝に庭の雑草を除去したのだが、今年の夏は暑かったので、暫く雑草を除去しなかったら、特にクサネムとクロ-バが密集してしまった。これを抜くのに大変な時間がかかったが、未だ全部を処理しきれていない。本日は雨が降る予報だったので、水もやる必要が無いと判断したのだが、数滴パラパラと降った感じで有った。

今年の春にペンタスの種を蒔いたのだが、非常に小さな芽が出て、その後暫くして全滅の状態となってしまった。何が悪かったのか検討がつかないのだがどうも水のやり過ぎかも?原因が分からない。しょうがないので、苗を4株程購入して植えて見たのだが、あまり大株とはなって居ない。先日出向いた、山口フラワ-ランドにはペンタスは花盛りで赤、白、ピンクの花が可愛いかった。

ペンタスの謂われは、花が星型の五角形で有る事から。ギリシャ誤の数字の五(ペンタ;pente)が語源で有るが、このペンタから派生した語には、アメリカの国防総省のペンタゴン(五角形の建物)、ペンタプリズム(一眼レフカメラに使われる五角柱形のプリズム)等が有名なものとして挙げられるのだが、何故か五芒星(ペンタグラム)を思い起こしてしまう。五芒星は一筆書きが出来る図形として有名なのだが、神秘の図形として、魔術的な発想或いは日本では阿倍清明が陰陽道で魔除けの呪符として用いた。これは中国の五行思想から来ており清明桔梗紋とも言われる。

五角形は美しいと言われる所以は、五角形を構成する線分の内有る線分と別の線分の比が黄金比となる事にあるとも言われている。自然界の中でも美しいと言われるものにこの性質が現れる事があるのだが、詳しい事は省略しておこう。

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全体の姿

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花の拡大

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ペンタス
アカネ科ペンタス属
pentas lanceolata

熱帯アフリカ、マダカスカル原産の多年草。しかし、日本では一年草扱い。茎の先に星型の花を沢山付ける。日本へは明治末期頃に渡来した。耐暑性には優れているが、耐寒性は低い。和名はクササンタンカ(草山丹花)でサンタンカに似ている所から付けられた。

淡いピンク色が綺麗な花

[ハナトラノオ]

8月下旬になって、朝晩がめっきり涼しく感じられる様になった。このまま続いて欲しいのだが果たしてどうだろうか?
昼間は気温が高いのだが、大陸から入って来た高気圧のせいか、爽やかな日中が続いている。今週の日曜日に、植物が植えて有る施設に出向く事にして、柳井フラワ-ランドに出向いて見た。
夏休みの土日は来週しか無い為か、日頃はあまり人が居ないが、親子連れが結構散策に来ていた。一周回っても小一時間もあれば植えて有る全ての植物に出会う事が出来る小さな花の観覧施設なのでは有るが、年間パスを有効に利用する為に毎月一回は出向いている。

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欧風庭園の上部から施設の建物方向

この時期は、どんな花を庭に植えたらよいのかと言うのも参考にしようと思って出向いたので有るが、自宅の庭に昨年植えたアゲラタムやクレオメ等も沢山咲いていた。自宅の庭の隅に昨年植えたクレオメがこぼれ種で現在咲いているがアゲラタムは流石にプランタ-で育てていたので、ナデシコやパンジ-等に植え代えたものだから今年はカケラも見られない。

今はケイトウ、サルビア、メドウセイジ等やメランポジウム、ニチニチソウ、ペンタス等が、この施設では花盛りで有った。それとコリウスが沢山植えられていたのだが、コリウス自体はあまり好きでは無い植物なので自宅では植えていない。

自宅には植えては居ないハナトラノオが満開で有ったので、本日は、ハナトラノオに付いて記載して見よう。北アメリカ原産の宿根草で有り、大正年間に日本へは渡来した。日本の気候風土に適している為か、壮健で良く育つ。園芸種として出回っているのだが、現在は野生化して人家の近くでも見られる事も有る。

花は唇形で茎に対して列をなして並んで、穂状に咲くので、ハナトラノオと言う名前が付けられた。花の色は淡いピンク色等が一般的だが、他に白花、ワインレッド等の品種も有る様だ。トラノオと付くリュウゼツラン科の観葉植物のサンセベリア或いは千歳ランはマイナスイオンを出す植物として有名で部屋の中で育てている人も多い様だが、この花はマイナスイオンは出さない?

トラノオと付く花には、イブキトラノオ(タデ科)、ハルトラノオ(タデ科)、オカトラノオ(サクラソウ科)、ヌマトラノオ(サクラソウ科)等があるのだがいずれも花の付く様子を虎の尾っぽに見立てて付けられた名前。さて、このハナトラノオは壮健と言うことだから育てて見ても良いかも知れない。ただ小さな庭だと増えた時の処理に困る感じだから、どうするかな?

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全体の姿

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花の拡大

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ハナトラノオ
シソ科ハナトラノオ属
Physostegia virginiana

アメリカ原産の宿根草。花期間は8~9月、別名を角虎尾とかヒソステギアとか呼ばれる園芸種。虎の尾と言う名前は花穂が長くてオカトラノオやヌノトラノオの様に花茎の周りに沢山花が付いているので虎の尾っぽの様だから付けられる名前だが、この花の場合は茎が四角い為に、その様な名前で呼ばれたのかも知れない。花色は他に白も有る。

悲しい言われ?の有る花の名前

[オトギリソウ]

北京オリンピックも無事?終了した。一党独裁国家で実施されたオリンピックで有り、自由社会から見れば色々と問題が有ったかも知れないがそれなりに運営はなされていたのではないだろうか?次回はイギリスのロンドン大会で、オリンピックの出場を目指す選手達は、一息着いた後、またオリンピックへ向けた練習の日々が待っている。

あまり今まで気にして居なかった所の普通の草地に黄色い花が咲いていたので見てみるとオトギリソウの花だった。この花は自分の中では山地の草叢に咲いているものと思っていたからで有る。一般的にはススキが広がる草原や山地の林の縁等で目にして来たので、ダム湖の周辺の明るい広場に咲いているとは頭に無かったからで有る。

オトギリソウは民間薬として傷薬、止血等に古来用いられて来た様で有る。また、生薬として小連翹(しょうれんぎょう)と言う名前で神経痛、リュ-マチ等に効果が有るとされている。

オトギリソウで有名な伝説は、平安時代の頃、晴頼(せいらい)と言う鷹匠がおり、鷹の傷を薬草を用いて傷を治すのが有名だと近隣に知られていた。しかし、この薬の事は秘薬として人に知れる事を嫌っていた。この鷹匠に弟が居たのだが、彼は人にこの秘薬の事を漏らしてしまい兄が怒って弟を切り殺してしまったが、その折に飛び散った血が庭で栽培していたこの花に飛び散ったと言う。弟には恋人もいたのだが、彼女も、嘆き悲しんで自殺してしまったと言う悲しい伝承が有る。この事からこの花を弟切草と呼ばれる様になったらしい。

現代では、この花や葉に出る黒い斑点や黒い線は、植物に含まれるタンニンのヒペリシンと言う黒紫色素によるもので有る事が解明されていて、このヒペリシンが紫外線を強く吸収して生体内における光化学反応を促進すると言う事で有る。

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全体の姿

オトギリソウはヒペリカム(Hypericum)と言う名前が付いている様に樹木のヒペリカム・アンドロサエマム(コボウズオトギリ)、キンシバイ(ヒペリカム・ヒドコ-ト)ビヨウヤナギ等〃と良く似た花を咲かせる。また草も伊吹山で今年見たトモエソウや高山植物のシナノオトギリ、イワオトギリ等が有り、黄色い花を咲かせ、オシベがかなり目立つ花で有る。

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花の拡大

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オトギリソウ
オトギリソウ科オトギリソウ属
Hypericum erectum

日本全土に分布する多年草。夏頃に黄色い花を付けるのだが、花の直径は2cm足らずで黒い斑点や線が入っている。葉は茎に対して対生しているが、こちらにも黒い点が入っている。弟切草と言う名前は、秘伝の薬草を弟が漏らしたと言って兄が弟を切った時に返り血が飛び散っり、花や葉に見られる黒点や黒線となった為と例えた名前。

涼しげな花色

[ナツズイセン]

ナツズイセンの花は自分ではちよっとお洒落なヒガンバナの花に見える。ヒガンバナは9月に入ると真紅色の花が見られるのだが、このナツズイセンはピンクがお洒落。毎年、県道の傍に群生して咲いているので見に出向いている。春にスイセンに似た葉を出し、葉が枯れる頃に花茎を伸ばしてピンク色の花を付ける。

園芸用のヒガンバナ科の花はリコリスと言う名前で色々なものが出回っている様で、ナツズイセンの場合はリコリス・スクアミゲラと言うそうだ。そして、ヒガンバナ科の植物に共通した有毒成分を含んでいる。アルカロイド(リコリン等)で誤食すると中毒症状が出るので触った後は手洗い等の励行が必要かも知れない。

栗田氏の「草と木と花の博物誌」と言うWebサイトが有るのだが、ヒガンバナ属と呼ばれる植物と題して系統、分類..等がされているので見てみると、ナツズイセンに良く似た花も有りひよっとしたら、この花はナツズイセンではないかも?と思ったりしているのだが果たしてどうだろうか?この花は中国から渡来し、庭等に鑑賞用として植えられたのだが、現在は野生化したものが多く見られる様になった。この群生している所の近くには別の集団が出来つつ有った。

私が購読しているメルマガの「山と自然の旅」の8月22日号では、兵庫県三田市の有馬富士公園に咲いている事が紹介されていた。約2万本咲いているそうで見事で有ろうと思われる。自分が見に行く所には、200~300本程度だから桁が二桁も違う事になる。涼しげな花だと掲載されていたので、全文を貼り付けて置く。
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□■兵庫・三田 有馬富士公園 涼しげに 淡いピンクの夏水仙 2008.08.22■□
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兵庫県三田市にある県立有馬富士公園は、標高374mの有馬富士をシンボルとする県内最大の都市公園。「自然休養型の文化公園」をテーマに2001年から順次オープンし、現在 85.1haが供用されている。

有馬富士や福島大池ほか、周辺の雑木林や里山の棚田などを残し、水田跡にはビオトープも造られている。林・水辺・草地の各生態園もあり、植物や野鳥、昆虫などの観察や農作業の体験などもできる場所だ。

一方、公園入り口の築山広場では、淡いピンクの花が涼しげなナツズイセン、約2万本が見頃を迎えている。例年より2週間程遅れて咲き、8月中は花が見られそうだ。花の時期に葉はなく、花茎だけを伸ばして先端に複数の花をつけるところは、ヒガンバナやキツネノカミソリとよく似ている。

名前の由来は、葉がスイセンに似た形で、花が夏に咲くことによる。別名リコリスは、ヨーロッパでは、”伝説の美女”を意味している。”彼岸花”や”狐の剃刀”は、花姿にも名前にも妖しさが漂うが、甘いピンクの花束をかかげる植物には、”夏水仙”という爽やかな響きが似合うのかもしれない。

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全体の姿

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花の拡大

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ナツズイセン
ヒガンバナ科ヒガンバナ属
Lycoris squamigera

春頃にスイセンに似た葉が出て夏に花が咲くのでナツズイセンと名前が付けられた。花色はピナクが多いが、白花も有る。夏にはヒガンバナ科のキツネノカミソリ等も花を付けるがヒガンバナは少し後に咲く。何れも葉が枯れた頃に花を咲かせる。

野に咲くクレマチス??

[センニンソウ]

この夏も少雨の為、中国地方のダムの貯水率が平年のこの時期に比べると低い様で有る。岡山県或いは広島県備北に有るダム等では取水制限を始めた所も有る。先日近くに有る弥栄ダム湖の遊歩道を歩いて見たのだが、それほど貯水率が低い感じはしなかったが?本日夜半に大雨が降っていた様だが、今朝は小降りの状態になっている。

夏の朝、散歩をしていると色々な野草の花が目に飛び込んで来る。最近、見かけ無くなってしまったのだが、センニンソウの白い花もその一つで有る。所が、一昨日、高速道路の敷地を区分する金網のフェンスに白い花が集団で咲いているのを見かけた。この花は山で見かけるボタンヅルの花と良く似ている。ボタンヅルはやや小ぶりで、葉の出方が少し異なり、一回三出複葉と言われる。ボタンヅルもセンニンソウも学名から園芸種のクレマチスの仲間で有る事が分かる。センニンソウの方が花姿が整っていて綺麗だと言われ野に咲くクレマチスとも言われている。

センニンソウは仙人草と書くのだが、花後に花柱が伸びて果実の周りに長い白い髭の様に見える事から、仙人の髭の様だと言う訳で付けられた名前で有る。

センニンソウは牛馬は食べないらしいが、毒草であることを彼らは知っているので有ろう。その為に別名を「馬食わず」「ウシノハコボレ」等とも呼ばれる。毒草と言う事は大概漢方薬の生薬としても使われる事も多い。根を乾燥したものを「和威霊仙(わいれいせん)」と呼び使われている様であるが、民間では危険な為に使用しない事が肝要で有る。

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全体の姿

萼片から突き出した感じで沢山ヒラヒラしているものはオシベで先端に葯が付いている。またメシベは数本(花柱)存在している様だ。

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花の拡大

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センニンソウ
キンポウゲ科センニンソウ属
Clematis terniflora

日本全土に分布する蔓性の多年草。花は8~9月頃咲き白い花弁に見える萼片が十字状になって開く。葉は複葉で、葉の中ほどで他のものに絡みつく。花は集団で咲いているので遠くから見ても良く分かる。キンポウゲ科の植物は有毒成分を含むものが多いが、この花も「プロトアネモニン」と言う成分を含み葉、茎から出る汁に被れたり、誤食したりすると胃の粘膜がやられるらしい。従って馬も食わないと言う意味で『馬食わず』

渋谷で猿の大捕りもの?

[サルスベリ]

昨日のオリンピック競技では日本のソフトボ-ルチ-ムが念願の金メダルを獲得した。ソフトボ-ルや野球の対戦システムは面白い方式だから例え、予戦で負けたり、準決勝等で負けたとしても優勝のチャンスは有るので、選手達も頑張れた様だ。

少し古いニュ-スだが、東京の東急東横線の渋谷駅構内に猿が一匹現われて大捕物が繰り広げられたとテレビのニュ-スで報道されていた。しかし敵もさるもの大勢捕獲の為に出動した警察官を煙に巻いて何処かへ姿を消したと言う。大きい日本猿だったのだが、怪我人も出なかったのが幸いで有った。

猿の話のついでにと言うわけではないのだが、この時期に樹木の花で目立つのはサルスベリの木に咲くピンク色の花で有る。庭樹や公園等に植えられているので良く目立つ。別名がひゃくじつこう(百日紅)と呼ばれているのだが、比較的長く咲いているのかも知れない。例えば草花のジニアは百日草と呼ばれ花期は長い。白花も時々みかけるのだが、サルスベリと言うと紅色の花と思ってしまう程、紅色が多い気がする。

猿は都会で見られるのはめったにないことかも知れないが、近くのダム湖へ行く時に猿の集団(5~6匹)にで有った事が有る。意外と人見知り?(猿見知りかも知れないが?)平気で近くまで来た。結構集団で来られると怖い感じがする。結構頭の良い動物だから人を値ぶみする様な所も有り、何もされないとか、相手が自分達より弱そうか、強そうかとか判断している様で有った。だけどこういった動物はあまり近くでは会いたくないものだ。

サルスベリの幹は大きくなって来ると樹皮が剥がれて新しいスベスベとした樹皮が出てくる。これが猿も滑り落ちそうだとの観点から付けられた名前の様であるのだが、実際の猿は登ってしまうだろう。

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花と葉の状態


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花の拡大

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サルスベリ
ミソハギ科サルスベリ属
Lagerstroemia indica

8月に咲く樹木(落葉中高木)の花。別名、百日紅(ひゃくじつこう)とも呼ばれる様に一般的には紅色の花が咲くが、白花品種も有る。耐病性が有る等から育て易い等から庭木、公園に植栽される事が多い。葉は二対の互生で、花は円錐花序で花弁は6枚だが、縮れた感じがする。サルスベリとは、幹が太くなると樹皮が剥がれ、すべすべとした感触の樹皮に変わり「猿も滑り落ちる」と言う感じがするから付けられた。

朝晩は涼しくなって来た

[キカラスウリ]

8月末に近くなると、朝晩が涼しくなって来る。今朝も涼しいが、日中は未だ暑さが続く様で有る。早朝の日が未だ十分当たっていない場所でキカラスウリの花が咲いている。花はまるで異生物の様な形をしている。

キカラスウリとカラスウリの花は、そっくりで良く見わけが付かないのだが、大きな違いは葉に光沢が有るか、否かで区別出来る。光沢があればキカラスウリと考えて間違い無いと思う。キカラスウリの名前は実が黄色になるからで、カラスウリは赤くなるので実がつけば一目瞭然と言う事で有る。

カラスウリやキカラスウリの花は暗くならないと咲いてくれない。夕方、日が沈む頃に咲き始め、太陽が昇る頃には萎んでいる。従って、花が咲いているのを見るのは、早朝或いは夕方に見るしか無い。

またカラスウリやキカラスウリには雌雄異株で花も少し違っている。雌花は筒状で筒の先が五弁花となった感じの花を付け、数個集まって咲いている様で、筒状の部分が膨らんで来て実になる様で有る。雄花の方は単独で咲くらしいので、今回の写真は雌花で有ろう。花の形も異常では有るが、雌雄異株と言う事であるので、更にややこしい花で有る。

この花を気持ち悪いと見るか、それとも白い繊維状に分かれたものを有するので美しいと見るかは個人の感性によって分かれるところで有るが、私はあまり綺麗な花だとは思わない。

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全体の姿

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花の拡大

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キカラスウリ
ウリ科カラスウリ属
Trichosanthes kirilowii var.japonica

日本全土に分布する多年草。雌雄異株で、夕方から朝まで花を開き日中は萎んでいる。カラスウリと良く似た花を付けるが、実が赤くならないので黄烏瓜と呼ばれる。花は五弁で先端が繊維状に細裂している。カラスウリの方がこの細裂した繊維状の部分が繊細で有る。また葉には微毛が有るが光沢を帯びている。

松江市が観光大賞を受賞したそうだ。

[タカサゴユリ]

昨日までは、お天気がやや不安定であったのだが、今朝は朝から良い天気で暑くなりそうな感じがする。しかし、未だ涼しくて気持ちが良い。早朝の散歩も段々と起きるのが遅くなって来た関係で出発も少し遅く出ている。

松江市が観光地大賞(日本観光協会主催)を受賞したと新聞に報道されていた。松江市と鳥取県米子市、境港市の境界に有る中海の大根島は日本一のボタン生産地で、観光ボタン園等も有り見学に訪れる人も多い。また、松江市は松平治郷(不昧)が茶人として有名な殿様だったのだが、政治能力に欠けており藩財政は苦しかった。しかし茶人としての彼は一流で有り多くの茶道具の名器等を買い集めた事も藩財政が苦しい一因となった。

しかしながら、彼の茶人として松江に残した業績は、茶菓子等の発展等から文化の発展に貢献したとも考えられ、現在では出雲地方の中心都市として観光産業を中心とした都市となっている。また、松江城は現存する江戸時代の天守閣としては山陰地方に一つしかない貴重なもので、桜の名所或いは淡水湖で有り、中国地方第一位の湖の宍道湖の眺望に優れていることから訪れる人も多い。

松江は小泉八雲(ラフカディオ・ハ-ン)が日本に帰化して一時期英語教師として住んで居た。ヘルン旧居として彼の住んでいた場所も残っている。彼はその後、熊本、神戸と移り住み、最後は東京帝国大学(現在の東大)の英文学講師、早稲田大学の講師を務めた為に東京に移り住んだ。その頃有名な怪談と言う本を発表した。

この様な事から観光立県を世界遺産の石見銀山等とも絡めて推進している様で有り、この度の観光大賞の受賞もその一環とも考えられる?。

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松江市の京橋川を遊覧している遊覧船(今年5月に撮影)

 さて、話が松江市の事になってしまい肝心の花に付いて記載するのを忘れそうで有る。この所数日お天気がぐずついて、局所的な豪雨が降ったりしたのだが、お陰で?庭の草木に水をやる手間が省ける。昨日雨上がりの庭を見てみるとアリストロメリアの植えてある位置に白い高砂百合が数本咲いていた。毎年さくのだが、繁殖力が旺盛な為に増えて困るので直ぐに抜く様にしているのだが、抜いても、種が残っているものを抜かないので今年も沢山咲きそうで有る。

テッポウユリと良く似ているので、家内等は最初はテッポウユリだと言っていた。隣の家にもこの花が咲いているのだが、一月位前に沢山咲いていたものが有り、そちらの方がテッポウユリかも知れない。タカサゴユリの開花時期はテッポウユリよりも少し遅くて今頃の季節に咲く様で有る。

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全体の姿

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タカサゴユリ
ユリ科ユリ属
Lilium formosanum Wallace

元々は台湾産で有るが日本に鑑賞用として1923~24年(大正年代)頃に持ち込まれたのだが、繁殖力が旺盛な為に雑草化している。 高速道路の法面や空き地、庭等に侵入して白い花を咲かせる。テッポウユリと良く似ているのだが、花期がテッポウユリよりも 遅い事、葉が細い等の違いが有るのだが、最近ではテッポウユリとタカサゴユリの交配種の新テッポウユリが出回っている。 種子で増える為に風に運ばれて色々な場所に生育する。一年目は花を付けず、次の年から花が咲く。

またまた相撲界の不祥事

[コマツナギ]

昨日のニュ-スで大相撲界に激震が走った。大麻所持でロシア出身の関取「若の鵬」が逮捕されたからで有る。間垣部屋(元2代目若乃花)に所属していたのだが、間垣親方も弟子への暴行事件で日本相撲協会から処分を受けたので、踏んだり蹴ったりの状態で有る。若の鵬は相撲協会から解雇される様だ。

最近では広島市に在住していた外国人が密かに大麻を山中で栽培していたとして逮捕されたのだが、大麻は人間に意識障害を起こし最終的には廃人同様になってしまう様で有り、また裏の社会では売買されている値段も高価で有る所から撲滅も大変な様で有る。外国人の大麻に関する意識が低いのも一因では有り、外国では大麻規制が甘い事情もある様で日本に結構持ち込まれている様だ。

朝、散歩をしていると、今年6月頃から見かけていたコマツナギが結構大きくなっており、草の様に見えたものが、萩の様な大きさに成長していた。駒繋ぎと漢字で書かれるのだが、細い茎は強靭で馬を繋げるだろうと言う事で付けられた名前。花の形は円錐状の花序に蝶〃の様な小さいピンク色(淡い紅紫色)で有るが、近くに咲いていたハギの花にも良く似ている。

コマツナギの学名の中にIndigo..が見られるが、ジ-ンズ等の染料として用いられるインディゴ・ブル-は含まれて居ないらしい。もっとも現代では植物から採取されるインディゴ染料は使われなくて化学合成されたものが多く使われている。

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全体の姿

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コマツナギ
マメ科コマツナギ属
Indigofera pseudotinctoria

本州から九州に分布する落葉低木。背丈が低いと草に見えるが実際は木本。樹高は30~100cm程度で、葉は奇数の羽状複葉、葉の脇から数cmの円錐花序を出し淡い紅紫色の小さい花を付ける。茎は細いのだが、かなり強いので、馬を繋げる事が出来そうだと考えられて付けられた名前。

意外と知られていないが毒性の強い樹木

[キョウチクトウ]

お盆も過ぎて、気持ちの中では何か朝晩が少し涼しくなった感じがする。しかし、実際の気温は未だ結構高い様で有る。北京オリンピックも順調に日程がこなされている。日本選手の活躍も毎日テレビで報道され、金メダルや銀メダル、銅メダルの表彰式の中継が行われ、四年間のたゆまない努力と精進のたまものだとメダルを獲得した選手は一様に話す。確かに四年に一度しか無いので、その間の努力と精進は大変なものだろうと思う。

8月頃の樹木に良く咲いている花と言えば、サルスベリとキョウチクトウが有る。キョウチクトウは夾竹桃と漢字で書くのだが、中国から日本へ渡来して来た樹木で有る。音読みでキョウチクトウと読んだのが名前の起こり。この花は環境が悪くても元気に育っので、高速道路等では良く目にする花で有る。広島市では原爆で被爆焼土化した土地にいち早く咲いた花で、原爆から復興しようと努力した当時の人達に希望を与えた花として広島市の花に選定されている。

しかし、キョウチクトウ科の樹木や草花には、毒性分を有する事はあまり知られていないのではないだろうか?葉、樹皮、種、根等に人体に有毒なアルカロイドや強心配糖体を含む。キョウチクトウには学名の一部に記載されている「オレアンドリン」等を経口すると、心臓に作用して心筋収縮作用を増幅させ心臓麻痺等の症状を引き起こすとの事で、キョウチクトウの葉や幹(樹皮)等を触って手は必ず洗う事が必要。

自分は小さい頃にこの葉をおもちゃにして遊んでいたのを思い出したので有るが、口に含む様な事をしなかったので有ろうが、子供達にはこの樹木の持つ恐ろしさを知らせておく必要が有ろう。

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全体の姿


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キョウチクトウ
キョウチクトウ科キョウチクトウ属
Nerium oleander var.indicum

インド原産の常緑低木。インドから中国を経て江戸時代の頃渡来した。夾竹桃と伝わった時に音読みしたのが和名の起こり。葉が少し幅広く厚いのだが竹に似ており、花がピンク色(白花も有る)のものが桃に似ているから付けられた?。この樹木も有毒性で、皮膚炎、嘔吐、下痢、心臓麻痺等になるから葉や種、樹皮、葉を折ると出る乳液等を口にいれたりさわったりしない事が重要。しかし、環境が悪いところでも元気に育つので、道路等の脇に良く見られるし、高速道路の中央分離帯等にも良く植えられている。

ふんわりとした感じが可愛い花

[ガガブタ]

昨日はお天気がすっきりしなかった。それでかどうかは分からないが気分も何かすぐれなかった。本日も曇り勝ちの朝を迎えたのだが、まあまあ涼しくて、朝のウォ-キングも一時間程気持ち良く出来た。歩いていると色々な花が有る。タカサゴユリ、アベリア、キカラスウリ、タデ等が目に入る。

昨日気分が優れなかったので、Googleマップのストリ-トビュ-を見ていたら結構面白い。今神戸付近まで見れるのだが、良く知らないので京都市内を見て見ると、道路沿いに有る知り合いの家もはっきりと写っていて道路を歩いている気になれる。この辺りはインタ-ネットの衛星写真地図よりも更に面白いのだがプライバシ-の問題はどうなんだろうか?とか思いつつも更に知っている場所を見て見ようとも、少し楽しみが増えた様な気持ちがする。

本日はカガブタの花に付いて書いて見ようと、植物公園の小さな鑑賞池に咲いていたもので有るが、ミツガシワ科の花だから、レ-スで作った様な星型の可愛い花で有る。一日花だそうで、図鑑を見てみると、分布は日本、台湾、東南アジア、アフリカと広くて、ジュンサイに対する名前としてオトコジュンサイと言う別名が有るらしい。名前がブタナと同じ様なのかなと思ったのだが、動物の豚では無くて、蓋の事で有った。名前の由来は葉が板状で酒樽の蓋に似ているので、鏡蓋(カガミブタ)がガガダタと転化した様で有る。

しかし、花は確かにミツガシワに似ているのだが、夏に咲く花色は違うのだが、ガガイモにも似ていると思いガガイモの漢字を調べると鏡芋と書いて有ったので同じ様な感じで付けられたのかと思ったら違う様だ。

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全体の姿


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ガガブタ
ミツガシワ科アサザ属
Nymphoides indica

日本では本州以西のため池等に生育する多年草で有るが、最近はあまり見られなくなった。名前の由来は葉が板状で酒樽の蓋に似ているので、鏡蓋(カガミブタ)がガガダタと転化した様で有る。葉は水面に浮いた感じで展開する。最近見られない原因の一つに水質の悪化が挙げられている。環境省の絶滅危惧種に指定されている。

アラゲハンゴンソウも色々と有る。

[ルドベキア・ヒルタ"プレ-リ-サン"]

本日は、何かやる気が無くてBlogも朝書かなかった。何をした訳でも無いのだがやや無気力になってしまっている様だ。以前のブログにアラゲハンゴンソウの事を記載した記憶が有る。今年の7月5日に記事を書いている。以下の事を記載したのだが、園芸種にプレ-リ-サンと言う品種が有り少し手直しが必要かも知れない。7月5日の記事の一部には、「アラゲハンゴンソウは筒状花が暗褐色で、オオハンゴンソウの場合は緑色が強いので良く似ているが見分が付く。またアラゲハンゴンソウの舌状花の中心に近い部分がやや暗黄色になっているものも有るが段々と変わって来るらしい?。」

プレ-リ-サンについての詳細は不明なので有るが、オオハンゴンソウが緑と書いて有りアラゲハンゴンソウは褐色だから見わけが付くと書いたのでが、こんな園芸種が出てくると単純には区別出来ない様で有る。

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全体の姿

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ルドベキア・ヒルタ"プレ-リ-サン"
キク科ルドベキア属
Rudbeckia hirta "Prairie Sun"

和名はアラゲハンゴンソウで有るが、園芸種のルドベキア・ヒルタの品種、普通のルドベキアは中心の筒状花部分が褐色で有るが、この花はアメリカで園芸品種として作られた様で緑色が特徴。
アラゲハンゴンソウの特徴(再掲載)
北アメリカ原産の野原や道端等に生える帰化植物で多年草。全体に粗い毛が有る。舌状花は黄色~橙、筒状花は暗褐色。ルドベキアと呼ばれる事が有るが、オオハンゴンソウ属の総称でグロリオサデ-ジ-、オオハンゴンソウ(ルドベキア・ラキニアタ)等〃もその様に呼称される事が有る。他に園芸種として、ルドベキア・タカオ、ルドベキア・マヤ、ルドベキア・カプチ-ノが有る。

お盆の風習?

[ベルガモット]


熱帯低気圧の影響かも知れないが大気が不安定で有る。湿った空気が流れ込む為かまた夜半に雨が降った様で有る。庭の草木に水やりをしなくて良いのず助かる。昨夕、墓参りに出向くが、煌びやかな盆灯籠の立つ墓地全体は賑やかな感じがした。

広島県はアサガオ灯篭と呼ばれる色紙で作った盆灯篭を墓の周りに立てる風習が有るのだが、これは浄土真宗の中で安芸門徒独特の風習と伝えられているのだが、実際は関係無いらしい。調べて見ると、昔は灯篭の中にロ-ソクを入れていた様で有るが火災等の原因と成るため廃止されたし、灯篭自体も華美なものが多くなる傾向で有ったが、一時期の紙不足等の原因から自粛された様で有ったが、最近は蝋燭を入れる事はしないのだが、またまた派手になって来ている感も有る。ご先祖様を迎えるに当たって墓地を煌びやかに飾る風習は悪くは無いと思うが、盆過ぎたら綺麗にカタズけないと墓地が汚くなってしまう。

この風習は、江戸時代の頃、広島市の現在の中心街の紙屋町付近に住んで居た、紙商人の人が始めたと言う事で有る。愛娘が亡くなった時に墓の周りを綺麗に飾ってやりたいとの親心かららしいが、それが他の人達にも広がった様で、またまた広島(安芸の国)は浄土真宗の人が多かったので、安芸門徒の風習だと誤解されたのかも知れないのだが、はっきりしない風習で有り、新盆を迎える場合は白のみで、普通は色が付いたものを使っている様だ。

本日は、奇妙なと言うか、自分が奇妙なと感じている花に付いて記載しよう。ベルガモットと言われる花の事で有るが、単純にベルガモットと言うと自分は柑橘類の花だと思っていたのだが、これは違うと言うか同じ名前でハ-ブティ等に使われる草花も有るからだ。

ベルガモットと言う名前の木から採れる精油の場合は香水の特にオ-デコロンに使われていた様だ、また、紅茶の香り付けに使われ、ア-ルグレイとして有名で有る。草花の方は、この柑橘類(ベルガモット・オレンジ)に香りが似ていたので、付けられた名前の様で、本来はモナルダ或いはタイマツバナと呼んだ方が私の様な植物の素人には分かり易いと思うのだが?香りがベルガモットに似ているので爽やかな為に葉や花をハ-ブティとして使用出来、味わうと気分的に落ち着きを与えるとの事で有る。

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全体の姿

花は唇弁花で有り、大きさは4~5cmとなり先端に細い紐状のオシベが飛びだしていて、サルビアが集まって咲いている感じがする。この写真の花色はピンクだが、赤い色だと松明の炎に似ているかも知れないのでタイマツバナと和名で呼ばれる。また香りも有り蜜が有る為か蜂が良く集まって居る。英語ではBee balmとも言われているのはその為で有る。

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ベルガモット
シソ科モナルダ(ヤグルマハッカ)属
Habenaria radiata

ハ-ブとされる北アメリカ原産の多年草。草丈40~100cm位となり6~8月頃に炎の様な花を茎先に付ける。花色は赤、ピンク、赤紫、白等が有る。別名はモナルダ、タイマツバナ等とも呼ばれるが、ベルガモットの名前はベルガモット・オレンジに似た香りがするので、この様に呼ばれる様になった様である。

自宅のサギソウ

[サギソウ]

今年5月に島根県邑南町の『山野草の楽園』に山野草を見に行ったおりに購入したサギソウの苗が大きくなって花を付けている。毎日、何個花を開かせるのか見ているのだが、今10ケ位咲いているので本日は伊吹山の花を止めてサギソウに付いて書いて見よう。

本日は2時位に雷がなり、大雨が降ったせいも有り一度目が覚めたのだが、再度、大雨の音で目が覚めてしまったので早めに書いて置くこととする。でも今は小康状態で未だ遠くで雷様がゴロゴロと言っている。久々の雨で庭の草木も少しは息を吹き返すだろう。今年は異常気象?で夏は猛暑が続いているが本当に雨らしきものは降っていなかった。もう少し長い時間降って欲しいもので有るのだが......

サギソウは蘭の一種で夏の湿原を彩る花で有る。今年は暑いのも有りサギソウの咲く湿原に出向いて居ないのだが、美しい花で乱獲等の影響も有り湿原にも少なくなって来ている花でも有る。思いおこせばサギソウを最初に見た湿原は、岡山県の西部に有る鯉ケ窪湿原で有り、池の周辺の湿地に数輪が咲いていた。その時になんて綺麗なまるで鳥が羽を広げて空を飛んでいる様に見える花なんだろうかと誰もが一様に感じる感慨を覚えたもので有る。

サギソウは、その後、広島県、島根県等の湿原で何度か見ているが、自分で育てて見ようと思ったのは、数年前でその折は、三株程の苗だったのだが、花は付けたのだが、その後の管理が悪く枯らせてしまった。今年は来年も沢山さかせて見たいとも思っているので頑張って管理をして行こう。

サギソウの謂われは、花が鷺に似ているからだと言われているのだが、サギの種類の中に白鷺と言う名前は無い。コサギ、ダイサギ、チュウサギ等が白いので総称して白鷺と呼んでいる様で、サギソウは花が小さいからコサギから連想されたものかも知れない。

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沢山咲いた花

花は唇弁が広くて、周辺が細い糸状に裂けている。そして、花には長い距が有りこの先に蜜が溜まる。花期の7月から8月頃に花茎が長く伸びて先に数個の蕾を付けて白い花を付ける。花の姿が鳥の鷺に似ている事からサギソウ(鷺草)と名前が付けられた。

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サギソウ
ラン科ミズトンボ属
Habenaria radiata

秋田以南の本州から四国、九州の日当たりの良い湿地等に分布する多年草。花は7月終わり頃から咲き始め8月頃まで白いサギに似たものを付ける。花の構成は唇弁、側花弁、萼、距からなり、唇弁の片側が深く裂けている。萼は緑色で三枚から構成され、距は長くて先に蜜が溜まっている。

花の名山へ(XⅡ)

[シシウド]


お盆が始まった。と言っても東京等の都市部では7月13日から16日で有ったので、地方の行事で有るが、お盆と言えば帰省ラッシュで鉄道、道路等の交通が混雑すると言うイメ-ジが強い。今年は地方へ向かう高速道路は昨年に比べると、やや渋滞の長さが短いと言われている。ガソリン高騰の影響で新幹線で帰省する人が多いからだと分析されている。

暑いので外へ出る事も少ないので、もう暫く、伊吹山の花を書いておこうと思う。本日はシシウドで有るが、一枚目の写真の様に山頂直下のお花畑には、シモツケソウとメタカラコウ、シシウドが沢山咲いていた。シシウドはウドとは別の科に属する花でセリ科に分類されている植物で有る。

セリ科の中でシシウド属に分類されている植物はヨ-ロッパを中心として古くから薬用、食用ハ-ブとして用いられて来た様で学名のAngelicaは天使を意味する言葉で有る。それは薬効が著しく優れているので、その効き目を天使の力に例えたからで有ると言われている。日本でもシシウドは生薬の独活と言うウコギ科の植物と同じ様な効果が見られ、猪が食べるので猪独活と漢字で書かれる様で有る。

シシウドに良く似たヨロイグサも大型種で九州~本州に生えるのだがオオシシウドとも呼ばれて、シシウドと見わけがつき難い。中国地方の大山では北方系のヨロイグサのエゾノヨロイグサが生えていて、茎がやや赤い感じなのであるが、こちらもシシウドとの区別が付かないのだが、詳細に見れば違っているので有ろう。

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山頂直下の気象台跡地付近

山頂下のお花畑は、白い色のシシウド、ピンクのシモツケソウ、黄色いメタカラコウと目を引く花が多いのだが、草丈の低いキバナノカワラマツバやカワラナデシコ、イブキジャコウソウも多かった。また少しでは有るがミヤコグサに似たキバナレンリソウ等も見られた。


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シシウド
セリ科シシウド属
Angelica pubenscens

本州から九州に分布する大型の多年草。草丈は2~3m位で茎が放射状に広がり茎先に小さな花を多数付ける。根が生薬として使われ独活(どっかつ)と呼ばれ、鎮痛、血行促進等に利用されている。シシウドの和名は猪独活で、ウコギ科のウドとは異なる。しかしウドも和独活と呼ばれたことから、猪独活をシシウドと当てた名前で有る。

花の名山へ(XI)

[ミヤマコアザミ]

昨日は、競泳100m平泳ぎの北島選手が世界新記録で優勝した。感極まっていた様だった。しかし凄い選手で有る外国人に比べて小さく感じられ、身体的には不利な感じもするがそれを克服する泳法をコ-チと共に会得し勝利した。本当に素晴らしいと思う。また女子バトミントンは小椋、潮田(オグ・シオ)組が日本では注目を集めていたのだが、前田・末綱組が世界一と言われる中国のペァを破り準決勝に進出した。これも快挙で有ろうこうなったら是非決勝まで進出して欲しい。

とうとう、伊吹山で見かけた花について十一回目となってしまった。記載するか否か迷っているのだが、後はシュロソウ、イブキジャコウソウ(これは植物公園の花で以前取り上げた)、シシウド、イブキタイゲキ、ヤマホタルブクロ、キバナノカワラマツバ、キヌタソウ、キバナノレンリソウキンバイソウ、イワアカバナ等〃が有るが、ミヤマコアザミに付いて取り上げて見た。さて初夏に咲くノアザミの花を除いてアザミの花は夏から秋にかけてそのほとんどが花を付ける。そして種類が多い事も有り判断にも苦しむものが多い。

このアザミは伊吹山に生えていたもので、ひよっとしたら名前が違うかも知れない。ミヤマコアザミは初夏から夏にかけて石灰岩地に咲くアザミで有り、葉に棘が多い。また夏から秋にかけて同じ様に棘の多いコイブキアザミと言うアザミが有るこちらは未だ蕾も固くて咲いては居なかったのだが、歩いているとチクチクと足を刺されて痛い感じで有った。

伊吹山の様な石灰岩地でノアザミから分化した様で、学名には伊吹山の変種と付けられているので、和名はイブキアザミかと思ったのだが図鑑を見たらイブキアザミと言う名前は無くて、コイブキアザミ(Cirsium confertissimum)と言う種が有り少し花期が遅くて8月下旬から秋にかけて咲くそうでヒメアザミから文化した種類で伊吹山や鈴鹿山地の北側に見られるらしい。花はミヤマコアザミよりも沢山付く様で有る。どちらのアザミも棘が有り歩いているとチクチクと刺されて痛い。

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花を開いた状態

アザミの花は紅紫色が綺麗でと思う。アザミの花は小さな筒状花が多数集まって一つの花の様に見える。頭花と呼ばれ、その基部は鱗状の総包から構成されている。


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蕾の状態

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ミヤマコアザミ
キク科アザミ属
Cirsium japonicum var.ibukiense

ノアザミの変種で石灰岩地を好むらしいのだが、日本では伊吹山、白山、北アルプス等の高山に分布している。漢字で深山小薊と書く。葉に棘が多く、普通のアザミと比較すると花柄が短い等の違いが有るらしい。伊吹山のアザミはミヤマアザミとコイブキアザミの二種が分布するらしい。残念ながらコイブキアザミの方は訪れたのが8月上旬と言う事も有ってか未だ蕾も堅い状態で有った。

花の名山へ(Ⅹ)

[ヨツバヒヨドリ]

昨日、柔道の内芝選手が日本としては金メダル一号を取った。オリンピック二連覇と言う。それにしても最近の柔道は国際化ル-ルで勝利を得るのは大変な様で二連覇されたと言うのは立派なもので有る。今回は惜しくも銅メダルに終わった谷亮子選手も、少し納得行かない判定で決勝進出がならなかったのもそう言った流れの中での事であったのだから仕方が無いのかも知れない。女子の52Kg級の中村美里選手も弱干19歳ながら銅メダルで有り良く健闘したと言うべきで有ろう。彼女には次回のオリンピックでも十分戦える世代で有り今後の精進次第では金メダル候補と成りえる選手だろう。

伊吹山の花で、一週間は持たせて来たのだが、まだまだ写真に撮った花数は多いのでそろそろ別の花でとも思うのだが、本日も伊吹山で見かけたヨツバヒヨドリで書く。近くに有るダムサイトの遊歩道には、この花と良く似たヒヨドリバナが沢山咲いているが、葉の付き方が異なる事と、生育分布地域が合わない事が、ヨツバヒヨドリとヒヨドリバナの違いの決め手?

ヒヨドリと言うのは、火(炎)を取ると言う意味なのだそうだ。これは、ヒヨドリバナの枯れた花が昔の人が火を起こすのに火打ち石を使ったのだが、この枯れた花で火が簡単に取れた事によるそうで有る。本を読んでいなかったら鵯(ひよどり)と間違えてしまう所で有る。

分布域が本州では近畿以北となっているが、四国にも分布するそうだ、中国地方では大山周辺や山口県の島根県に近い十種ケ峰で見たと言う等〃がインタ-ネットで調べて見ると出てくるのだが、植物図鑑等の生育分布領域は絶対では無いので隔離分布はしているのであろう。この様なことはヒヨドリバナに似たフジバカマの花が広島県には分布しないが、島根県に分布すると言ったものと同じかも知れない。

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全体の姿

葉が3~5枚輪生する。花は筒状花で淡紅色から白で5~6個集団となって茎の先に付く。一つ一つの花は先端が五つに分かれていて、花冠の先から糸の様なメシベ(花柱)が飛びだしている。葉が3~5枚輪生しているので、中間の4枚とヒヨドリバナの名前を付けてヨツバヒヨドリあるいはヨツハヒヨドリバナと呼ばれる様になった。


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ヨツバヒヨドリ
キク科ヒヨドリバナ属
Eupatorium chinense subsp sachalinense

本州から北海道の平地からやや高い山の草地、林縁等に生育する多年草。ヒヨドリバナに良く似ているが葉が3~4枚程度輪生するのがヨツバヒヨドリで、ヒヨドリバナは輪生しなくて対生する。花は散房状の花序に淡紅紫色か白い筒状花を付けるのだが、花冠の先は五裂し、花柱が花冠から長く飛び出した感じがする。

花の名山へ(Ⅸ)

[クルマバナ]

オリンピックの本格的な競技が始まった。中々、日本の選手も期待通りには行かないもので、柔道も60Kg級の平岡選手は一回戦で敗退、女子48Kg級の谷選手も銅メダルに終わった。女子45Kgウェイトリフティングも三宅選手もメダルには届かなかった。競泳の100m平泳ぎは、予戦と言う事も有ってか北島選手は少し抑え気味か?団体戦の予選が始まり女子バレ-はアメリカに敗れ、男子体操も中国に次いで現在の所2位の状態で有る。選手にとっては国民の期待と個人のプライドが重圧となって競技をしている事になりご苦労様と言う他ない。

暑さが続く為で有ろうか、朝晩水やりをしているのだが、庭の草花や木はかなりグッタリとして可哀想な位であるが、流石にこの時期の花達は元気が良い様でメランポジウムは地面を覆う感じで小さな黄色い花を沢山付け、ニチニチソウやルリタマアザミも元気だ。またサギソウも日に〃花を開かせる様になって来た。暑い事とオリンピック中継が有るので日中は外へも出向かず家の中に居るのだが、山野の草花達はどうなんだろうかと思っている。

早朝に日課の散歩をしているのだが、シソ科の花が咲いていた。イヌトウバナの様だったが、シソ科の花は良く似ている。そう言えば伊吹山に咲いていたクルマバナがトウバナと良く似ているのを思い出した。クルマバナは茎に対して平安時代頃に使われた牛車の輪の様な状態で付いているので間違う事は無いと思う。しかし、変種が有るとすれば中々分かり難いものでも有る。と言うのは、クルマバナの変種とされるヤマクルマバナ或いはミヤマクルマバナ等が有るからだ。

専門家では無いので、中々両者の違いは分からないのだが、一般的には萼の状態や花の状態或いは葉の状態がクルマバナとは少し違っている様だ。例外も有る様だが、ヤマクルマバナは、萼が緑色であまり紫色を帯びないらしく、花色も白いものが多いとの事で有る。

シソ科のトウバナ属に分類されているが、例えばトウバナと言う植物が有るのだが、この花は、花が段々状に付く為に、塔の様な花姿から名前が付けられているのだが、クルマバナと遠くから見ると、見かけは良く似ている。ただ草姿がクルマバナの方が花が輪状に付いているのが明瞭で有る。他にもイヌトウバナも山地や道端で良く見られる花でトウバナ属の花〃は似たものが多い。草姿で言うとハッカにも似ている気もするのだが、シソ科の花は葉も良く似ているし、なかなか、花の判断は難しいと思ったので取り上げて置いた。

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全体の姿

シソ科特有の唇形の花を付け、上下の唇弁は大きく開いている。下唇の先端は3裂している。四角い茎を輪状に取り囲む様に花が付いている。

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クルマバナ
シソ科トウバナ属
Clinopodium chinense var.parviflorum

日本全土の山野の日当たりの良い場所に分布する多年草。変種のヤマクルマバナと言う種が有るがちよっと判別しがたいので一応クルマバナとした。一般的にヤマクルバナは萼が緑色のものが多く花もやや白いものが多く毛も多い様だ。

花の名山へ(Ⅷ)

[メタカラコウ]

北京オリンピックが始まった。と言うか昨晩開会式が開かれテレビ中継された。印象派は何か花火大会の様な気がしないでもなかったのだが、開会式を盛り上げる為になされた演出はかなり評価出来る出来栄えの様な気もした。本日から本格的に競技が始まる選手の皆さんの健闘を祈りたい。

夏に涼を求める為に、やや高地に有る草原に出向くと湿った場所に穂状に黄色い花を付けたメタカラコウが目立つ。私の住んでいる所から一番近い廿日市市吉和に有る『もみの木森林公園』でも良く見られる。従って伊吹山に特有の花でも無いのだが、あちらこちらに見られた花で有る。

メタカラコウは竜悩(ボルネオ等に生える樹木に出来る結晶から産出される香料)を宝香と言うらしいのだが、この竜悩に似た香りがする事と、同じ仲間のオタカラコウに比べて花付きが少なく、優しい感じがする所から雌宝香と言う名前が当てられたとの事で有る。

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全体の姿

普通、舌状花は1~3枚位で、中央に有る筒状花が6~11個位で、葉は大きなハ-ト形で少しフキの葉にも似ている。

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メタカラコウ
キク科メタカラコウ属
Ligularia stenocephala

本州から九州の深山のやや湿った場所に分布する多年草。長い茎に舌状花と筒状花からなる黄色い花を沢山付ける。雌宝香と漢字で書くが雄宝香と良く似ているが花びらの数の多い少ないで雄と雌の字を冠した名前となっている。

花の名山へ(Ⅶ)

[キリンソウ]

昨日は立秋と暦の上では秋に入った事になるのだが、二十四節気の一つで有るのだが、気象学的には一年間の太陽の位置を24等分して黄経135゜の位置を通過する日の事で有ると定められている。そして、この立秋を境にして、立冬までの期間が秋と言う事になる。

二十四節気の言葉と実際に我々が体感しているズレは大きく、旧暦の8月と合う感じもするのだが、旧暦は月の運行を基準とした所謂太陰暦が基本となっているから厳密には異なる。しかしながら立秋の頃は盛夏で日本列島は各地で猛暑日となる事が多くメディアの報道もそう言った内容が報告される。

秋の草花と言うとアキノキリンソウを何故か思い起こされるのだが、この花は、9月下旬頃から野山に咲き始める。アキノキリンソウはキリンソウに似ているから付けられた名前で有る。私個人としてはキリンソウよりもキオンに似ていると思う。キリンソウは別段伊吹山に良く見られるというものではないが、結構沢山咲いていた。

キリンソウはアフリカ等に住んでいるキリンでは無く、中国の架空の動物の麒麟かと思ったのだが、どうも違う様で黄輪と言う言葉に由来するらしい。しかし漢字で麒麟草と書かれている場合も有るので間違うのだが、黄輪草が正しい様で有る。

キリンソウはベンケイソウ科の花で有り多肉質の葉を持っている。そして岩場に這う様な感じで草の高さも低いものだと言うイメ-ジを持っていたのだが、そうとは言い切れないと言う事が伊吹山で見たキリンソウの群落で分かった。草丈は30cmにも達していたし、まわりにキオンが咲いていたので、パッと見にキオンだろうと思っていたのだが、キリンソウで有った。別の場所では私のイメ-ジ通りであった。写真は自分のイメ-ジ通りのものと、そうで無いものを掲載した。

kirin01.jpg

草丈の低いもの

キオンと混ざって群生した所では遠くから見るとキオンと区別つき難いのだが良く見て見ると、花の中に赤い葯の付いたオシベが出ているのでキリンソウだと分かった。花はマンネングサ等に良く似ているが、葉が幅広で大きい。花は五弁で、また花の中に有るオシベは10本位有り葯を付けて可愛い感じがする。

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草丈の高いもの

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キリンソウ
ベンケイソウ科キリンソウ属
Sedum kamtschaticum

北海道から九州までの山地や海岸の砂礫、岩等に分布する多年草。葉は互生してやや長楕円で先端は丸いが浅い鋸歯が有る。花はマンネングサ等に似てオシベの先端に葯が付く。

花の名山へ(Ⅵ)

[フウロソウ科の花(三種)]


暑い日が続く、熱帯夜が連続20日以上となった。昨年も暑かった記憶が有ったので気象庁のホ-ムペ-ジで見て見ると暑かったのはお盆の頃と、9月末位まで最高気温が高かった為だと分かったのだが、今年は様子がちよっと異なる。空梅雨の影響も有って、7月中旬を過ぎて猛烈な暑さが続いているので暑いと感じるのだろう。暑い時には涼しい所へ行きたくなる。涼しいと言えば高地や渓谷等で、中国地方では大山、三瓶山辺りか、中国山地の渓谷等であろうか?大山や三瓶山の山頂や稜線に今頃咲いている花の中にフウロソウの仲間が有り、涼しい花と言うイメ-ジを持っている。

フウロソウと言うのは、多くの種類が有り、大体は発見された地名を付けられているものが多いのだが、中国地方ではビッチュウフウロとイヨフウロが見られる。ビッチュウは名前の通り、備中の事で、広島県東部から岡山県西部を指す。またイヨと言うのは四国の松山県付近を指しており漢字で伊予と記載される。これらの違いは図鑑を見て、始めてなるほどと思うのだが、なかなか素人目には分からない。ビッチュウフウロは岡山県の鯉ケ窪湿原や広島県の八幡湿原等で多く見られ、イヨフウロは何故か島根県の三瓶山山頂付近や鳥取県の大山を中心としたやや高所で見られる。

伊吹山には多くの種類のフウロソウが確認されている。グンナイフウロ、ハクサンフウロ、エゾフウロ、イブキフウロ、ヒメアウロ等で有るのだが、今回はハクサンフウロとヒメフウロ、イブキフウロを見る事が出来た。フウロソウは学名がゼラニウムとなっているのだが、園芸種のゼラニウムとは少し異なる。園芸種のものは一応フウロソウ科に分類されているのだが、ゼラニウム属の花で有る。花姿はフウロソウ科で有るからフウロソウと似ている。また、フウロソウに似ている花に民間薬として有名なゲンノショウコが有るのだが、こちらはフウロソウ科フウロソウ属だからほぼ同じ仲間の花で有る。

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hime_fu.jpg

ヒメフウロ

フウロソウの花色は大体、淡紅色から淡紅紫色のものが多いが、伊吹山の散策コ-スを歩いていると西遊歩道コ-スで最初に見つかったのがヒメフウロの小さい花で有った。石灰岩地を好む花で、花径が1.5cm前後と小さくて可愛いので姫風露と呼ばれる。この花は塩を焼いた様な匂いがするので別名が塩焼草(シオヤキソウ)とも呼ばれる。所が、外来種のヒメフウロ(Erodium reichardii)と言う花が有り、葉がかなり異なるし平地等で見られるので間違う事は無いと思うのだが?

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ヒメフウロ
フウロソウ科フウロソウ属
Geranium robertianum

本州から四国等の石灰岩地に生育する多年草。匂いが独特で塩焼草とも呼ばれる。

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haku_fu.jpg

ハクサンフウロ

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西遊歩道コ-スで次に群生していたものがハクサンフウロで有った。元々はエゾフウロの変種で有るのだが、石川県の白山(2702m)で最初に発見された事に因む名前で有るのだが、中部以北の亜高山或いは高山の草地に生えているので高山植物として分類されている。花びらは五弁でやや濃赤紫の筋模様が入っている。しかし、この写真の花は花弁の先が三裂しかかった部分も見られるので、イブキフウロに近い中間型か?

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ハクサンフウロ
フウロソウ科フウロソウ属
Geranium yesoemse var.niponicum

東北地方から中部地方(伊吹山)迄に分布する多年草。一応、高山植物の分類に入る。花色は淡紅紫で五弁母種はエゾフウロ(Geranium yesoemse)と言われている。

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ibu_fu.jpg

イブキフウロ

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最後に見つかった花が伊吹山の名前を冠したイブキフウロで有るのだが、山頂直下の草原にキンバイソウやキオン、キリンソウ等と同じ位置に咲いていた。花弁の先が大きく三つに分かれている特徴的な花姿をして居る。伊吹山と言う名前が付いているので、ここだけに咲く特産と思われがちで有るが、そうでは無く、中部以北に時々見られるとの事で有る。この花もエゾフウロの変種のハクサンフウロと同じ様にエゾフウロ或いはハクサンフウロの変種関係に有る。伊吹山ではハクサンフウロが多くて、イブキフウロの数は少ないのだが自分が見た限りハクサンフウロとして写真を撮影したものの中にも少しイブキフウロ的な花弁の先端が三裂しかかったものが有るのでややこしいのだが、この写真の場合は間違いなくイブキフウロの明瞭な特徴を示している。

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イブキフウロ
フウロソウ科フウロソウ属
Geranium yesoemse var.lobato-dentatum

東北地方から中部地方(伊吹山)迄に分布する多年草。花弁の先端がギザギザに三裂する。ハクサンフウロやエゾフウロとの変種関係に有る。伊吹山にはハクサンフウロとの中間型も多いので見分けは難しい。

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花の名山へ(Ⅴ)

[コオニユリ]

本日は広島平和記念日で有る。63年前の1945年8月6日8時15分に一発の原子爆弾が使用され、広島市の上空で炸裂し、一般市民含めた多くの人達が尊い命を奪われた。残酷極まりない死に方をされた方も多い様で有る。心から哀悼の誠を捧げたいと思う。
軍事大国は競って原子力兵器の開発をして、原子爆弾よりも大きな被害が出るであろう水素爆弾或いは中性子爆弾と言われる核兵器を何千発も保有している状況で有る。そして、核不拡散条約等を自分達の都合の良い様に制定して、核兵器を既に保有する国には緩く、核を開発しようとする国には厳しい内容のものであるのだが、近年更にその事を逆利用?して開発をする愚かな国も1,2認められる。広島或いは長崎での原子爆弾の爆発での惨場を諸外国に知って貰おうと努力がなされてはいるのだが、なかなか核の廃棄宣言までする国は無い。この恐ろしい兵器を少しでも減少させようと言う努力は本当になされているのか?開発競争が優先されているのではないだろうか?これらの事は、人間の持つ愚かな側面でも有る。日本としては、原爆を被爆した唯一の国家として、この事を風化させては行けないし、国家として核兵器の根絶に多いに努力しなければならないのではないだろう?

伊吹山ドライブウェイの道を車で登っていると、北側斜面に大きな望遠レンズを付けたカメラが沢山並んでいた。その時は何か分からなかったのだが、伊吹山はイヌワシの撮影地として有名な所だそうだ。鳥や蝶には興味があまり無いのだが、世間は広いと言うか、色々な写真愛好家もいるもので有る。帰りに通った時も未だ大勢の人が居たから我慢強くベスト・ショットの写真を取る為に居たので有ろう。

さて、コオニユリが伊吹山にも咲いていたのだが、別段、伊吹山の固有種と言う訳では無く日本全土の山地を歩いていると時々出会う花で有る。昨日記載したのだが、大山のユ-トピア付近のお花畑にも沢山咲いている。先日訪れた植物公園にオニユリが植えられていて、花を咲かせていたのだが、ムカゴ』があまりはっきりとしていなかった。オニユリとコオニユリは良く似ていて花だけを見ると区別がつかない。相違点はムカゴの有無で区別されるのだが、コオニユリは『ムカゴ』が付かない。

『ムカゴ』はヤマイモ等の葉脇に付く珠芽でやや黒いジャガ芋の様な形をしている栄養繁殖器官とされるもので、オニユリ、ヤマイモ、ノビル、ムカゴイラクサ、シュウカイドウ等〃にも見られるもので有る。

緑の山地の草原に赤橙色の花は結構良く目立ち、目を引き付けるのだが、個人的にはあまり綺麗な花と言う印象が薄い。それは花弁に濃紫色の斑点が沢山付いているからかも知れない?。

koni01.jpg

全体の姿

花は赤橙色で濃紫色の斑点が花弁に沢山有る。花は下を向いて咲くのだが、花弁は強くソリ返る。オシベが花から長く飛び出して見える。

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花の拡大

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コオニユリ
ユリ科ユリ属
Lilium leichtlinii var.tigrinum

北海道から九州まで山地の草原等に広く分布する多年草。園芸種としての位置づけの高いオニユリと大変良く似ているのだが、大きな相違点は『ムカゴ』が付かないとの事で、葉もややオニユリと比較すると細め。オニユリと言う名前は花が赤くて草丈が大きいので、鬼百合と単純に付けた名前で、やや小さいので小鬼百合。

花の名山へ(Ⅳ)

[クガイソウ]

花の時期は難しいもので有る。クガイソウが伊吹山には多く咲いているとの情報から少し期待して行ったのだが、もう花期は過ぎたのか見事なクガイソウの群落は見られなかった。中国地方、四国地方の山を登るとクガイソウの仲間のナンゴククガイソウにお目にかかる事が多い。

クガイソウに比べてやや広葉で有るが花は全く同じ形態のものだ。中国地方の最高峰の大山のユ-トピアの斜面にはナンゴククガイソウの大群落が有り紫色の花穂がシモツケソウと混ざって美しい。それをイメ-ジして伊吹山のクガイソウを楽しみにしていたのだが少し期待を裏切られた感じで有った。

「花の名前(夏)」によれば、クガイソウの漢字の九蓋草の九は中国では一から九迄の奇数の最上位の数字で、多くのと言う意味を持っていて、蓋は傘の事で多くの笠(傘)を有する草と言う意味になると書いて有り、更に、輪生している葉の段数を調べたら九階の層からなっているので、九階層や九蓋草となったと書いて有る。詳しく輪生している葉の状態を見た訳で無いので良く分からないがそうなんだろうなぁと感心している。

この記事を書いている時に、中国新聞社刊の『花の野歩帳』と言う写真集の事を思い出して引っ張り出して見ると、ナンゴクグカイソウの事が、大山と四国の剣山のペ-ジに両方とも大きく取り上げられていた。やはり群生していると見応えが有る。

昨日記載したイブキトラノオもそうであったが群生しているとこの様な花は見ごたえが有るのだが、少ないとやはりガッカリとする。最近、登って居ない大山に行くべきで有ったのかとも思ったりもしたのだが、他にも沢山の花達が有ったので良しとしよう。

kugai01.jpg

全体の姿

花は紫色の筒状で、オシベが花先から飛び出している。写真の拡大したものは既に花が終わった部分が多いのだが、花序全体がトラノオにも似た感じがするので良く似たルリトラノオと間違えやすい。背景にヤマアジサイの花が見られるのだが、こちらも結構咲いていたのだが、あまり写真を撮らなかった。

kugai02.jpg

花の拡大

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クガイソウ
ゴマノハグサ科クガイソウ属
Veronicastrum sibiricum

本州のやや高い山の草地に分布する多年草。葉が4~8枚程度輪生して茎に付くが、丁度、それらが段々状の感じで付く事から九階草となり階が蓋に変化して漢字では九蓋草と書く。茎は80~130cm程度で、葉が輪生し長楕円形で先が尖り鋸歯を持つ。総状花序で5~7mm位の濃紫色の花を多く付ける。

花の名山へ(Ⅲ)

[イブキトラノオ]

伊吹山の名前が付いた花は多いのだが、この花は一番有名かも知れない。広島県と島根県の県境に有る比婆山山系でも良く見られる花で、特に吾妻山と池の段で多く見る事が出来る。本家の伊吹山は沢山生育しているのだろうが、立ち入り禁止区域内以外では、あまり群生は見られなかった。おそらく花の盛りを過ぎてしまったからだろう。

イブキ○○と付く花には、イブキフウロ、イブキジャコウソウ、イブキコアザミ、イブキボウフウ、イブキコゴメグサ等や春に咲くスミレのイブキスミレ等が有名で有る。

イブキトラノオはトラノオと付くオカトラノオやヌマトラノオのサクラソウ科の花と比較すると地味な感じがする。ここには、他にルリトラノオと言う珍しい植物が有るのだが、まだ完全には開ききって居なかったのでもう少しかとも思うが、こちらはクガイソウに良く似ている。以前から良く記載するのだが、花の名前は見た目の印象で付けられ、それと似ていたら、その場所に多く見つかれば、その場所の名前を取っり、それを冠して、例えばイブキ○○と言う風に付けられている。

花色は普通は白いものが多いのだが、やや淡いピンク色のものが時折見かけられた。北海道の礼文島のイブキトラノオは、ピンクの色合いが強くて少し大きいと何かの本で読んだ気もするのだが、先に書いた吾妻山等で今迄見てきたものと、ご本家のものも大差は無い。一枚目の背景に赤い筋状のものが緑の中に多く見られるが、アカソと言う植物なのだが、近くの道端にも沢山生えている。

本来は伊吹山には少なかったらしいのだが、生育環境が適応したのか現在は斜面を埋め尽くす勢いで増えている様で有る。こうした植物の侵略により元々有った植物が減少して行くのも地球規模の環境変化が起こっているのだろうかと考えさせられる。

ibuto01.jpg

全体の姿

花を詳しく見ると、萼は5つに分かれてオシベが8ケ花から突き出た感じで、淡いピンク色或いは白色で有る。

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花の拡大

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イブキトラノオ
タデ科タデ属
Polygonum bistorta
北海道から九州の山岳地帯に分布する多年草。やや湿った草地を好み、花は白から淡紅色で長さ数cmの穂状(総状花序)となって花茎の先端に付く。伊吹山で最初に見つけられた事から伊吹虎の尾と付けられた、花穂を虎の尻尾に見立てた。花期は7~8月位で、草丈は30~1000cm位と成るが茎の上部には葉が付いていない。茎下部にやや披針形の葉を付けて茎を抱いた様に見える。しかし、根に近い葉は葉柄が有り茎を抱かない。

花の名山へ(Ⅱ)

[キオン]

伊吹山の西廻りのコ-スはなだらかで、北斜面にヨツバヒヨドリ、イワアカバナ、イブキコアザミ、ヨツバヒヨドリ、トモエソウ等が見られた。伊吹山ネイチャ-ネットワ-クのボランティアの人が説明をして居た。少し聞いて見ると、シモツケ、キオン、ヨツバヒヨドリの話をしていたら、アサギマダラと言う蝶が飛んで来て、ヨツバヒヨドリ等に止まって羽を休めていた。蝶〃はあまり関心が無いので興味有る人がいたら喜ぶ光景だろうな?。

キオンの花は葉を見ればキオンだと分かるのだが、ロ-プを張られた斜面に咲いていると葉があまり良く分からない。望遠で狙うと、葉が長楕円の先が尖った感じで有り、ハンゴンソウとは区別出来る。暫く登って行き、山頂付近の西斜面付近に沢山咲いていたので、花の状態が良く分かっり、近くから写真を撮る事が出来たので良かった。

キオンと言う名前は秋に紫色の花を咲かせるシオン(紫苑)に似ている所から、花が黄色いのでキオン(黄苑)付けられた名前で有る。山地で見られる事が多いが、最近は数が減少しているとの事だが、中国地方の山ではあまり見られない様な気もする。

このキオンが群生して居る場所から伊吹山スキ-場から続く登山道が真下に見下ろせる。多くの登山者が登って来ていた。上から見るとツヅラ折りの坂道に登山者がこちらも数珠繋ぎになって登って来ている様子が良く分かるのだが、太陽を遮る樹木が少ないので暑いだろうなぁ~と思った。

何かこうやって一花づつ記載していると、とてもじゃないが今月一杯位、伊吹山の花の紹介を書いてしまう事になりそうだが、まあ良しとしよう。

kion01.jpg

全体の姿

茎は直立して上部で枝分かれして、茎の頂部に黄色い舌状花と中心にやや濃黄色からやや褐色がかった筒状花を付ける。舌状花が多いものをミヤマキオンと言う変種として扱う場合が有る。


kion02.jpg

花の拡大

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キオン
キク科サワギク属
Sencecio nemorensis

北海道から九州の山岳地帯(やや亜高山)に分布する多年草。生育環境は砂礫地が多いのだが、伊吹山は草地に沢山生えていた。漢字で黄苑と書くのだが、紫苑に対して付けられた名前。ハンゴンソウにも似ているが、キオンは葉が長楕円で、先端は尖り葉の縁には鋸歯が有るが、ハンゴンソウは葉が羽状で3~7裂している所が見分け方のポイント。

花の名山へ(Ⅰ)

[シモツケソウ]

昨日は花で有名な百名山の一つで有る伊吹山へ前から行きたいと言われていた友人達と出向く。片道のみ高速割引(深夜)利用を利用して、関ヶ原インタ-迄行き、伊吹山ドライブウェイ利用で、ほぼ山頂に近い駐車場まで上がり西コ-スから山頂へ登り、東コ-スを下る花巡りの散策をする。平日ではあったが大変な人出で、ぞろぞろと数珠繋ぎ状態の山道を進む。確かに花は多くて、イブキトラノオ、イブキアザミ、イブキフウロ、クガイソウ、ルリトラノオ、ハクサンフウロ、メタカラコウ、イブキジャコウソウ、シシウドetc.の花達が出迎えては呉れたのだが、何と言っても、この時期は山頂直下のシモツケソウの群落が見ごろであった。

shimo01.jpg

シモツケの群落

伊吹山は深田久弥が日本百名山として紹介した山で滋賀県と岐阜県の県境に聳える1377mの標高を持つ山で本来は歩いて山頂を目指すのが筋?で有るのだが、我々の様な片道500Kmも離れた所に住む人間にとっては簡単に登山を楽しめる場所では無いのだが、伊吹山ドライブウェイを利用する事でお花畑巡りが簡単に出来る山となっている。山は石灰岩等で構成されている事と、日本海側からの気流と太平洋側からの気流のぶつかり合う場所に有る為に湿気が高く霧或いは雨が多く降る為に植物生育環境が良い為に、珍しい花も多い。

shimo04.jpg

多くの花巡りの登山客と群落

多くの花を鑑賞する人達が次々と歩きながら花を楽しんでいる。ロ-プが花の保全の為に張られていて群落の中へは入れ無いので、それを乗り越えて中に入る人も居ない。これだけ観光客や登山者等が居ても、まあマナ-は良い方で有る。しっかり花巡りの散策をした後、名神、中国、山陽道を経由して自宅へ戻る。明日から暫くは伊吹山のこの時期の花達を取り上げていく事になる。

shimo02.jpg

シモツケソウの全体の姿

シモツケは木と草が同じ名前で花も良く似ている、木の場合はシモツケ或いはキシモツケと呼び、草の場合はシモツケソウ或いはクサシモツケと呼ばれる。特徴は葉が大きく異なりシモツケソウは切れ込みが深くギザギザした感じで有るが木の場合は長楕円形の葉で有り容易に見分けられる。花は両方共にピンクあるいは白い花が付き、シモツケソウの場合はやや花姿が大きいので高原の女王と言われる様に綺麗な花を付ける。そう言えば、今年、園芸種のキョウガノコを挿し木したのだが根付いたで有ろうか?葉はまだしっかりと付いているのだが??

shimo03.jpg

花の拡大

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シモツケソウ
バラ科シモツケソウ属
Filipendula multijuga

関東以西の本州から九州、四国に分布する多年草。やや湿り気の有る草地、湿原の周辺等に生える。草丈は1m程度となり群生しているとピンクの花が緑の複葉に映えて美しい。花は6~8月初旬頃に、4~5枚の花弁を有し小さなものが集まって花茎の先に咲く。

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KAN

Author:KAN
KANの花日記へようこそ、毎日一つの花に限定して日記風に花の事、日常のちよっとした事等を書いています。

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