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ルリタマアザミと本当に良く似ている。

[ヒゴタイ]

ルリタマアザミと大変良く似た花にヒゴタイが有る。自宅のは今年も花を付けなかったので、植物公園に咲いていると聞いたので出向いて見た。前に(7月19日)、ヒゴタイが阿蘇山を背景にした熊本県の産山村のヒゴタイ公園へ出向いて見たいと書いたのだが、今年は別の所に行く計画を立ててしまったので、来年と言う事にでもなろう。

ヒゴタイは日本では本州の愛知、岐阜、鳥取、島根、広島、山口に僅かながら分布し、九州の大分、熊本、長崎県等に隔離分布している植物で有るが、数が非常に少なくなって環境省のRDでは絶滅危惧種に指定されている植物で有る。

ルリタマアザミ(7月19日記載の写真と比較して頂きたい)と、全く良く似ているのだが、花茎がヒゴタイの方が太い様な気がする。また、葉も花の近くは少なくて、葉には柄が無くて茎から直接出ている感じ。

ヒゴタイの名前の意味が知りたいと思い「野草の名前(秋冬)」と言う本で見て見ると不明と言う記載が有った。ただし日本では古くから有り、平安時代の頃はアリクサ(阿利久佐⇒蟻草)或いはクロクサ(久呂久佐⇒黒草)とも呼ばれていた様で、葉が乾燥させると黒く成り蟻の色、或いはそのままの黒を表現したと有る。

植物公園では、広島県の自生地(県北)で保護をしておられる方から種を貰って、育てたものだと記載して有った。広島県のヒゴタイの自生種は非常に希少なので自生地の公開はされていない。自宅のヒゴタイは大分県に旅行した折に苗を手に入れたものだが、何故か毎年葉のみ繁っているのだが花茎が伸びてこない。まさか違うと言う事でも無いと思うのだが、隣に植えたルリタマアザミの方が勢いが良いので植栽場所が不適切と言う事でもなさそうなのだが?。

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全体の姿

茎の上部で少し枝別れして、その先に遠くから見ると丸く見える。青紫の小さな筒状花が集合したもので有る。平江帯と漢字で書くのだが、意味が不明だとの事だ。

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花の拡大

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ヒゴタイ
キク科ヒゴタイ属
Echinops setifer Iljin

日本から朝鮮半島に分布するが数が少なくなって来ている多年草。氷河期からの生き残りの植物といわれ、日本がユ-ラシア大陸と陸続きで有った頃に日本各地に生育していたものと考えられている。漢字で平江帯だとか肥後タイ、日向堪と書かれる様で有る。日本での生育環境は、やや涼しい草原に生えるのだが、山口県では島に生えていると言う事で有る。葉は長柄が有り、やや深く羽状に切れ込んでアザミに似た感じで有る。自宅では葉のみ旺盛に生育しているのだが、花茎がどうも伸びてこない??。

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名前に反して、今沢山咲いている花

[アキノタムラソウ]

自宅の前は県道が有り、車が結構通るのだが、国道を使うとやや遠周りになるので近道として多くの人が利用するからだと思う。同じと言えるかどうかだが、県道から狭い市道を使うと歩いて商業施設の有る場所へ行く近道となる場所が近くに有る。ここは良く、近くに住むお年よりが電動カ-?を使って商業施設に行くのに利用している。道幅は狭くて普通車の車幅位で有るのだが、山際に有るので色々な草花も道端に咲いている。

今を盛りに咲いている花はアキノタムラソウで有るのだが、結構大きくなって草丈50cm程度でやや青白い小花を沢山付けて咲いている。この花は、良く見ると、サルビアと同じ形であるのだが、タムラソウと名前が付く山野に咲くアザミに良く似た花とは似ても似つかない。

タムラソウとは田村草と漢字で書くのだが、名前の謂われがあまりハッキリとして居ない。「野草の名前(山と渓谷社)」の著者によれば、多くの紫色の花を付けるので多紫草が転じて田村草となったとする説が考えられるとの事で有るのだが、このアキノタムラソウの場合も多くの紫色の花を付けるので、そんな名前となった可能性が高い気がする。

学名が和製のサルビアを意味したものが付けられているのだが、私は、もう少し後に山に咲く黄色い花を付けるキバナアキギリやアキギリの花の方が似ている気もする。キバナアキギリは学名がSalvia nipponicaで、このアキノタムラソウの場合はSalvia japonicaとなっていてちよっと学名を付けるにも苦労したのかなと思ったり。

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全体の姿

学名が示す様にサルビアと同じ様な花形態で有る。即ち、唇形花からなっていて、オシベが花弁から飛び出して見える。毛が沢山生えているので、ケブカアキノタムラソウとして分類される種類かも知れないが良く分からないのでアキノタムラソウとした。

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花の拡大

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アキノタムラソウ
シソ科アキギリ属
Salvia japonica

本州から九州に分布する多年草で、山際の道端、田畑の畦、草地等に普通に見られる。名前からすると秋に咲く花の様に思えるが実は夏が最盛期の花で有る。花色は紫から淡紫、白花も有る。別にナツノタムラソウと言う良く似た花があるのでヤヤコシイ。

入れ替わり立ち替わり花を付ける

[ダリア]

夏に咲く元気な花のイメ-ジの有る花は、ヒマワリ、ニチニチソウ、ヒャクニチソウ、メランポジウム、ペチュニア等が頭に直ぐに浮かぶのだが、忘れてならないのがダリアの花。ダリアと言えば、球根から育てる花で、大きな花を咲かせると言うイメ-ジが強かったのだが、今年は種から育てて見た。結構沢山の苗が出来てしまい少しもてあまし気味で有った。花が咲き始めたのは7月初旬で有ったのだが、あまり花は持たない咲いては散りを繰り返して咲くから、見事な花壇とはいかない。品種はタキイから購入したピンボ-ル混合と言うもので、花色は赤、黄色、ピンク、ワインレッド等が咲いている。

暑いので、早朝に水やりをしているのだが、花の日持ちが良くないので、花ガラを小まめにその折に取ってやれば良いのだが、藪蚊が寄って来るので、そのままの状態で有る。昨日は北陸から近畿地方にかけて大雨が降った様だが、当地でもほんの少しお湿り程度の雨が降った。久々の雨だったが、土は直ぐに乾いて土の中まで雨が沁み込んで居ない様で、今朝も水やりに汗を流す事となりそうだ。ダリアの花を見て居ないので少し気にはなるのだが?

ダリアは初冬に咲く大きな皇帝ダリアが見事なのだが、背丈が物凄く大きくなるので、普通の家ではあまり植えられないのだが、高さ10m近くになって咲いてむいねピンクの花を見るのは好きで有る。それは大きいと言う事で存在感を強くアピ-ルして呉れるからなのだが、この小さい矮性のダリアも夏の暑さに立ち向かって花を咲かせて呉れるのも健気さが伝わって来て良いなぁ~と思ったりもする。

自宅には黒葉のダリアが有ったのだが、どうもブットレアに押されて枯れてしまったのか今年は葉が分からなくなっている。花期は秋遅くだった様な感じだから、もう少し待って見よう。ダリアはメキシコからコロンビアの1000~4000mの高地に自生種が30種ほどあるそうだが、それをヨ-ロッパ人がヨ-ロッパに持ち込み品種改良して、現在では2~3万種と言う膨大な品種を得るに至った。これは、ダリアが突然変異を起こしやすい事と関係が有るとも言われている。花の姿も多様でシングル咲き、アネモネ咲き、デコラティブ咲き、ボ-ル咲き、ポンポン咲き、カクタス咲き、スイレン咲き、オ-キッド咲き、菊咲き等〃が有る。この花は品種から考えるとポンポン咲きとボ-ル咲きの中間の花姿なのだろうか??

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全体の姿

現在は40本の株を植えてあるのだが、花を付けているものが2/3程度で後は、ポットから定植したのが遅かったせいも有りあまり成長が見られない。

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赤色の花(花弁に白が一か所出ている)

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ピンク色の花

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黄色の花

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ダリア
キク科ダリア属
Dahlia

メキシコ原産で、現在は園芸用として改良され3万品種以上が作られているらしい。日本には江戸時代(1842年)にオランダから渡来した。ボタンに似ているので、天竺牡丹とも当時は呼ばれた様だ。ダリアはアメリカ等では花の容姿によって大きく16分類される様で有る。また、ダリアは球根を購入して植えると言うイメ-ジが強いのだが、本種は矮性のダリアで種から育てたもので有る。

暑さに対して頑張っている花

[マ-ガレット]

昨日は猛暑日で有った。猛暑日となる時は朝から気温が高い傾向に有る様だ。そして猛暑と言われる35℃と気温がなる頃には体も暑く感じる気もする。昨日庭の水を撒いていたら、一度花が枯れたと思っていたマ-ガレットの二株に花が付いていた。大体この花は自分の中では、五月頃の花だと思っていたのだが、この暑さにもめげずに黄色い小さな花を咲かせていたので、暑い〃と言う事じたい恥ずかしいとも思った。

集英社から発行されているマ-ガレットと言うと子供のコミック雑誌(女の子)と言うイメ-ジが強い。小学生位の女の子が読む漫画雑誌だろうか??、それと元イギリスの首相で鉄の女と言われたマ-ガレット・サッチャ-さんも直ぐに思い起こされる。
今良く耳にする『花より男子』はマ-ガレットに連載されていたのだろうが、大人になった娘が愛読していて、単行本が20巻有ったし、最近映画化された?とテレビ等でも宣伝されていたので良く耳にした。しかし、恋愛物語??で、おじさんにはとても中身はついていけない代物で有る。

マ-ガレットは原典はギリシャ語で『真珠』を意味するマルガリ-テで有るのだが、やはり女性的なイメ-ジを持っている名詞だろう。そう言えば、マ-ガレットはイギリス人の好む名前なのか昔、英国王室にマ-ガレット王女と言う方がおられて、数奇な人生を歩まれた由。アメリカでも「風と共に去りぬ」の著者もマ-ガレット・ミッチエルと言う女流作家が居たので何とは無しにマ-ガレットと言う名詞は、比較してはおかしいかも知れないが日本で女性に対して昔良く使われた花の名前から取った名前(サクラ、モモ子、キク江等〃)とダブルのだが?

マ-ガレットに良く似た花が自宅に有り、最初はジョチュウギクと思っていたのだが、どうも葉が違う、その内にマ-ガレット、フランスギク、シャスタ-デ-ジ、ワイルドデ-ジ、クリサムセマム・パルドサム、カミツレ(カモミ-ル)等の良く似た花と照らし合わせて見たりしたのだが、まだ特定に至っていない。

それで、園芸店で売られていたマ-ガレットを家内が購入して来たのを私が植えた訳であるのだが、その花は白い花で葉も幅が広くてマ-ガレットでは無いと言う事が分かったので、花の同定に一役買った花でも有る。

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全体の姿

キクに似た花を咲かせるのだが、やや花は小ぶりで、1.5~3cm位で舌状花と筒状花からなっているが筒状はあまり目立たない感じ、そして葉はジョチュウギクに似て小さく分かれている。

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花の拡大

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マ-ガレット
キク科クリサンセマム属
Chrysanthemum frutesceus

アフリカ~カナリア諸島原産のキク科の花で、大体は春に花を咲かせるが7月の暑い時期まで咲いている。別名は木春菊と言われる様に若葉が春菊に似ていて、大株に育っと木質化する。明治時代の頃日本に鑑賞用として渡来した。花色は黄色の他に白、ピンク等〃が有る。

元気のパワ-

[ニチニチソウ]

この暑さで、中国電力の消費電力が三日連続で過去最高を記録したと報道された。今年は空梅雨で梅雨開け前から暑くて、最近は、連日30℃を越える真夏日が続いているので冷房需要が増えたからだと指摘されている。今年は暑い夏となりそうで、向こう三か月予報も10月位まで暑さは続くとの事で有る。発電は、水力、火力、原子力が有るのだが、やはり火力による発電が一番大きなウェイトを占め、総発電量の約75%程度で、電力消費は、そのまま温室効果ガスで有る二酸化炭素の排出に繋がる。排出規制が叫ばれる中、原子力発電所増設も叫ばれているのだが、設置場所候補も色々な問題が有りすんなりとは事が運ばないのも事実で有る。

さて、本日も暑くなりそうだが、庭の草花に目をやって少しは涼しさを得ようと思うのだが、炎天下で涼しい花と言えばブル-系の色合いのルリタマアザミしか今は無い。メランポジウム、ペチュニア、矮性ダリアと春からずっと咲いているカワラナデシコやナデシコは白花を除いては赤色の暖色系でやはり暑く感じる。

見た目に暑さを感じるのは気持ちの問題だから、考え方を変えて、暑さに耐えて元気に咲いている花達のパワ-を貰う事で暑さを乗り切りたいとも思う。そんな中で今次々と花を咲かせているのが、メランポジウムとニチニチソウの花達で有る。ニチニチソウは夏定番の花の一つで有るが寒くなる前まで長い期間楽しめる花で有る。ニチニチソウの様なキョウチクトウ科に分類される植物は、毒性の強いアルカロイドを多く含んでいて単純に素人が服用すると種々の中毒症状を起こす事が有るのだが、逆に有効な薬用植物として利用されている様で有る。特にガンに対しての効果が、この花に含まれる多くのアルカロイドの中から抽出されているとの事で有る。

そう言えば、春に淡い紫色の花を付けるツルニチニチソウを数株植えてあるのだが、こちらは暑さ、寒さに強くて結構繁殖しているのだが、今は鉢植えのものを除いては雑草と共に混ざって蔓を伸ばしている。同じニチニチソウ属で有りながらかなり性質が違うもので、ニチニチソウの方は剪定の方法が悪かったのかあまり大株とは成らずに小ブリな株に毎日花を付けている。この様なニチニチソウ属の元気のパワ-を頂く事にして夏を乗り切っていこう。とは言えやはり心頭滅却すれば火もまた涼しと言う心境にも成れない凡人だから、暑い時は暑い、気持ちだけでもと言うわけにもいかないものである??。

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赤色の花

自宅には、白、赤、赤紫、ピンクの四種類の日〃草を植えて有るのだが、花は次々と咲かせてくれるので毎日早朝に庭草に水やりする時に楽しんで眺めているのだが、あまり大株とはなっていない。花弁は五裂し、葉はやや光沢が有り茎に対して対生している。花は次々と咲くのだが一つ〃の花は短命で二日位経つとポトリと落花する様で有る。

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淡いピンク色

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ニチニチソウ
キョウチクトウ科ニチニチソウ属
Vinca rosea

原産は、マダカスカル、インドネシア、ブラジルと熱帯地方といわれる所に離散分布しているものを園芸用に品種改良された一年草(多年草;耐寒性が無いので日本では一年草として扱う)。花色は白、赤、ピンク、赤紫等が有り、ビンカと言う名前でもホ-ムセンタ-や園芸店で販売されている事も有る。この植物には数種のアルカロイドが含まれている。花は夏から秋にかけて次々と咲くので日〃草と名前が付けられた。

誰が植えたか?

[ショウジョウソウ]

昨日の朝、庭の花達に水やりをしていたら、ガクアジサイ、墨田の花火、シュンラン、シュウメイギクの植えて有る一角に植えた覚えの無い赤い色が目立つ草が生えていた。良く見るとショウジョウソウで有った。植物園等では沢山植えられているので目立つのだが、一本しか無いので気が付かなかったが、葉の色が赤くなっていたので分かったので有る。誰が植えたのか?、家内に聞いても植えた覚えは無いと言うので、鳥が運んで来たのだろうと考えている。

名前は猩々草と漢字で書くのだが、動物のオラウ-タンの事だと普通の植物辞典や図鑑には記載している。ショウジョウは中国では架空の動物の名前でも有る。やや人間に似た格好の妖怪?だが、これが実在のオラウ-タンに似ているからオラウ-タンを猩々と呼ぶ様になった様で有る。日本では能の舞台にショウジョウが登場するが、架空の動物の容姿と酒好きな妖怪(精霊)から能楽に取り入れられて赤い長い頭毛を付けて舞う。

この様に猩々は、色々な名前に取り入れられていて、植物では春の花「ショウジョウバカマ」、昆虫では「ショウジョウバエ」「ショウジョウトンボ」等〃で大体、赤い色から付けられている様で有る。

ショウジョウソウはトウダイグサ科に分類されているが、葉は全く違うがトウダイグサの様な葉の付き方をしている気がする。そして葉等に傷を付けると白い乳液が出る。この液はユ-フォルビンと言う毒性で触ると皮膚が被れたりする事が有る。触らぬ神に祟りなしと言う事で観葉するだけにしておこう。

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全体の姿

虫が食った様な小苞葉が赤く(朱色?)なり、茎から遠くでは緑のままの状態のコントラストが美しい。花は苞葉の上に花弁の無い黄色い小さなものが無数に付く。この花は英名はannual poinsettia或いはwild poinsettiaと言うそうだが、一年草のポインセチア或いは野生のポインセチアと言う様な意味で、ポインセチアと同じ様に花の下の苞葉の色を鑑賞する植物で有る。

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花の拡大

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ショウジョウソウ
トウダイグサ科ユ-フォルビア属
Euphorbia heterophylla

南アメリカ(ブラジル等)原産の一年草で、花は花弁が無くあまり観賞価値が無いのだが、花の下に有る苞が赤くなり花の様に見えるのを鑑賞する植物。和名のショウジョウ(猩々草)は苞葉が赤くなる所からオラウ-タンを連想して付けられた名前。

東北地方にまたまた地震

[マツバボタン]

東北地方で、また地震が発生したと昨日は朝から報道されていた。発生したのが深夜だった事や震源が深かった等の事で人的な被害は、先に起きた岩手・宮城内陸地震に比較して少なかった事は不幸中の幸いで有ろう。ともかく、被災された方々へお見舞い申し上げたい。

7月4日に当Blogで取り上げたマツバギクと良く花の名前を間違えるマツバボタンの花を本日は取り上げて見た。マツバギクは花が菊の様な形の舌状花からなっていたが、マツバボタンは確かに牡丹の様に綺麗な色々な色の花を付ける。良く見れば間違える筈は無いのだが、名前が似ているので間違えて覚えられるのだろう?

ポ-チュラカと言う花に良く似ているなぁ~と思っていたら、同属で有る様だ、ポ-チュラカの場合は葉が肉厚でヘラの様に広いが、マツバボタンは肉厚では有るがやや針状で松葉の様に見える。ポ-チュラカの事を別名で広葉松葉牡丹(ヒロハマツバボタン)やヘラマツバボタン或いはハナスベリヒユと言う事からも同じ種類の花と言う事が分かる。スベリヒユと言う雑草が有るが小さな黄色い花を付け、畑の畦や道端に生えているのだが、庭にも侵入して居るが、葉は小さくて多肉で丸いが、花はマツバボタンやポ-チュラカと似ている。

この様な花は種蒔きしてもあまり管理もしなくても結構育つらしいので、草花の園芸初心者にはもってこいの花だと言われている。花は耐暑性が有り夏から秋にかけて次から次に咲かせるので夏の花として庭等に植えてあると意外と綺麗である。

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全体の姿

葉は線形の円柱状で肉質で、茎はスベリヒユに似た感じのやや紅色で、茎に互生している。葉の様子が松葉に似ていてボタンに似て綺麗な花を付ける所からマツバボタンと付けられた名前。花は五弁で有るが、八重咲き品種も有るオシベは多くて、メシベの有る花柱の先は五つに分かれている様だ。

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花の拡大

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マツバボタン
スベリヒユ科スベリヒユ属
Portulaca grandiflora

ブラジル等の南アメリカ原産の一年草。葉は肉質で高温と乾燥に対して非常に強い。以前取り上げたマツバギク(ツルナ科)と名前が良く似ているので間違えられる事も多い。また、学名がポ-チュラカで有り、ポ-チュラカ属とされる場合も有る。マツバボタンも夜には花を閉じる。

今話題の社会問題に一役かう植物?

[サンパチェンス]

地球温暖化の一つの原因として温室効果ガスで有る炭酸ガス(CO2)やメタンガス(CH4)、一酸化窒素[N2O]等が有る。その為に地球レベルの問題として、気候変動枠組条約が定められ、1997年に締約会議が京都市で行われ、先進諸国の温室効果ガスの総排出量の目標値を定めた。これが京都義定書と言われる者で有るが、なかなか各国の思惑が有り前進していなくて、今年の開かれた洞爺湖サミットでも明確な目標を定めるには至らなかった。

地球環境の変化はテレビ等で報道されるものを見ていると、北極圏の氷山或いは氷河、ヒマラヤの氷河、南極の氷等の融解により、海面が上昇し、南太平洋に有る島が無くなりそうで住民は島を捨てなければならない所も出てきている。温室効果ガスの低減対策として電気、ガスの使用量を減らすとか、自動車の排気ガスのCO2或いは一酸化窒素を削減させる等の事が言われていて一般家庭等に削減の呼びかけが行われている。これはこれで重要な事だと思うのだが、一番大きな問題としては本の様な工業立国で、生産活動を行う際の温室効果ガス排出量で有る。これを強力に削減する対策を取れば国として成り立たない状況に追い込まれるので、政府としても強力に推し進める訳にもいかないし、アメリカ等が主張している発展途上国の特に急速に工業生産活動の発展している中国、インド等の排出量の削減が重要で有ると言うのも分かる様な気もするのだが、痛し痒しの問題でどこまで京都義定書が具体化するのかが今後世界に課せられた問題で有ろう。

サンパチェンスの花を開発したサカタのタネは、環境浄化に優れた花で有ると実験結果を発表した。マスコミ等にも大きく取り上げられて、炭酸ガスの吸収量が普通の草花と比較して4~6倍、窒素化合物(一酸化窒素、二酸化窒素)の吸収量が5~8倍も有り、更に、ホルムアルデヒドの吸収量が3~4倍も有ると言う。この事はサンパチェンス一千万株を植えれば日本の一般家庭の1000世帯が一年間で排出する量に匹敵する量だと推定されている。サンパチェンスが何故その様な効果を持つのか、サンパチェンスに限った事なのか、インパチェンスやニュ-ギニア・インパチェンスと言った同属の花では効果が無いのかをサカタのタネのHOTnewsを読んで見ると、他のインパチェンス類は効果が無かったとの事、そして葉に有る気孔の数との関連、光合成反応率が高いのでは無いかと推定している。

また、打ち水効果も有るとしているので、この暑い夏を乗り切るのに一石二鳥或いは三~四鳥も有る事になるのだが?草花を愛する人間の一人として少しでも環境改善に役立つとすれば、沢山植えて見たい植物で有るが、さてどうなんだろうか??

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全体の姿

インパチェンス(アフリカホウセンカ)に良く似た花。サカタのタネのHPによれば、太陽(SUN)と忍耐(Patience;パティエンス)の造語で有るとしている。

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花の拡大

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サンパチェンス
ツリフネソウ科ツリフネソウ属
Impatiens hybrids

サカタの種で開発されたインパチェンスやニュ-ギニア・インパチェンス等と交配させて作られた品種。インパチェンス属は直射日光に対する適応性が悪いのだが、炎天下でも耐えうる様な品種との事で有る。サカタのタネのHOTnewには環境浄化能力に優れていると実験結果を公表してる。

禊が必要なのかも知れない

[ミソハギ]

昨日は大暑で有ったそうで有る。字を見ただけでも暑いのだが、近畿地方の日本海側や内陸部では36℃を越えた様で、豊岡市が37.4℃と一番高い気温を記録した。昨日の最高気温のベスト5を見て見ると豊岡市を除いて、全てが京都府で有った。今日も最高気温が更新される所が多く出てくるかも知れない。涼しい所へでも行って避暑でもしたくなる。

それで思い出したのが、この時期に時々出向いている三瓶山の北の原の姫逃池(ひめのがのいけ)の山側の木陰。草地にシ-トを敷いて寝転んでいると時折気持ちの良い高原の風が吹いて来て心地よい。草地にはゲンノショウコの小さい花と池の傍にはミソハギの花が風にユラユラと揺れていて思い起こすだけで涼しく感じる。この写真の花は柳井フラワ-ランドの小さな池の周りに植えられていたもので自然のものでは無い。

ミソハギは湖沼や池の周辺に直立した茎に赤紫色の鮮やかな花が並んで付き良く目立つ。この花は、7~8月頃に咲くので、先日記載したセンニチコウ等と同じ様に地方では、お盆の供花として使われる事が多い様で有る。しかしながら自分はそれを見たことは無い。

花名の由来を見てみると、禊に使った萩に似た花からミソギハギが転化してミソハギと言われる様になったと解説があるのだが、禊とは、盆のお供えものに、この花を水で濡らしてお祓いをした時にお供えものに滴が滴り落ちて、お供えものの清めが行われたと言うので有る。

良く「禊をする」と言う言葉が聞かれる事が有る。元々は神事、仏事等で自分自身の穢れを払う意味で使われたので有るが、現代では、政治家が悪いことをした後、一定期間自粛する場合に使われたりする事も有る。最近、大分県で発覚した、県教委の採用汚職事件は教育と言う神聖な場所を食い物にし穢し大きな社会問題となっているのだが、この問題こそ禊が必要ではないだろうか?大分県といわず全国の教育委員会全体の問題として取り組んで頂きたいもので有る。

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全体の姿

花は鮮やかな紅紫色で、約1~2cm位で有り、花弁は4~6弁で小さい萼が貼り付いた感じに見られる。また、オシベは長いものと、短いものがそれぞれ6本。メシベは一本あるのだが、長い場合、中間の長さ、短いものと三つの型が有る事が知られている。

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花の拡大

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ミソハギ
ミソハギ科ミソハギ属
Lythrum anceps

本州から九州に分布して、湿地等やや湿った場所に咲く多年草。花期は7~8月頃で紅紫色から青紫色の4~6弁の花を付ける。茎は四角で直立して、葉を対生して付けるが全体として萩に似た感じがする所と水辺等に生えるので、溝萩が転化してミソハギとなったと言う説や、禊に使われた萩と言う事でミソギハギが転化した説が有る。

お化け薊?

[ア-ティチョ-ク]

今日は朝は曇り空で風が無いので蒸し暑い。先日、散歩をしていたら大きなアザミに似た花が咲いていた。お化けアザミと言う感じの花で民家の畑に数本が有った。カメラを持参して居なかったので、柳井フラワ-ランドで撮影したものを掲載しておこう。柳井フラワ-ランドのものは花期の盛りを過ぎたものが多かったので、あまり綺麗ではない。

江戸時代の頃、オランダから日本に入って来た植物。朝鮮アザミとも言われているが原産地はフランス等の地中海沿岸で、西洋アザミとの名前も有る花で有る。同属にカ-ルドンと言う花が有り、非常に良く似ているのでどちらもア-テイチョ-ク或いは朝鮮アザミと言われており、学名もCynara cardunculus var. scolymus と分類されているので、素人には分からない。実際は小ぶりの方がカ-ルドンと言う様で、葉の先端が鋭いトゲ状になっている。

Cynaraは、花の周りのガクが犬の歯の様に見える所から、(ギリシャ語のcynoが犬を表す所から) scolymusは、トゲが有ると言う意味らしい。そうするとカ-ルドンもア-ティチョ-クも変わらないが?色々と調べているうちに、ア-ティチョ-クは原生品種は無くて、カ-ルドンの方が地中海に分布している原種でア-ティチョ-クの母体ともなっているらしい。

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全体の姿

花は、アザミに良く似ているが15~20cm位の大きさで、草丈も1.5m以上有り、葉も1m近くになる。ともかく大きい花で有る。


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花の拡大

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ア-ティチョ-ク
キク科ア-ティチョ-ク属
Cynara scolymus

地中海沿岸原産の多年草、朝鮮アザミと一般に言われている。花径はゆうに15cmを越える大きさで、蕾の状態の頃、食される。フランス、イタリア料理等ではメジャー?で有るが、日本ではまだあまり野菜としての馴染みはない。全体を茹でて、肉厚部分をバターやドレッシングで食べる?ハ-ブとしての位置づけも有り、肝臓・胆のうの修復・機能亢進、動脈硬化、便秘の解消にも効果が有る。

始めて目にした樹木の花

[ケムリノキ]

この花は誠に奇妙な形態の花で和名は煙の木(英名はスモ-ク・ツリ-)と呼ばれる木で有る。始めてお目にかかった樹木で、柳井フラワ-ランドに咲いていた。この樹木は、雌雄の異株が有るらしくて、この格好の花を咲かせるのは雌株の様で有る。

まるで、モクモクと煙が立ち上る感じ或いは夏の入道雲の様に見える。花色は淡い緑、淡い褐色或いは灰色が有る様で、この写真の花の場合は、煙の色にやや似ている淡い褐色で有る。花名も見た感じから、ケムリノキ、ハグマノキ、カスミノキ等と呼ばれているらしいのだが、ケムリの木或いはスモ-ク・ツリ-は分かるが、ハグマの木と言うのは白熊の木と漢字で記載する。これはヤク等の尻尾で作った飾りの事らしくて、山野草にも、ハグマとかクルマバハグマ、モミジバハグマ等の植物が有るが、花はこの木とは異なる感じで有る。カスミノ木は霞の木と漢字で書くので形態的にも分かる名前で有る。

園芸樹木として売られているとの事で有るのだが、奇妙な花が咲くので結構庭樹として植えられている事も多いとの事で有るが、今まで、目にした事が無いので珍しいと思った。

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全体の姿

花をそばで見たのだが、モワモワとした感じで掴みどころが無い感じで有ったのだが、穂状の細いものが重なる様に伸びて、全体としてモワモワとした感じに見えるのだと分かった。


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やや接近して撮影

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花の拡大

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ケムリノキ
ウルシ科ハグマノキ属
Cotinus coggyria

原産地はヨ-ロッパ南部~中国等で、落葉低高木。雌雄木が有り、雌木は花が咲いた後、がらが、羽毛状となり煙が立ち上った感じに見える。日当たりが有りやや湿気の有る土地を好む。雄木の方はやや緑色がかった小さな花を枝先に沢山付けるが羽状とは成らない。別名は、ハグマの木とも呼ばれる。英名がSmoke treeで有る。

花の観覧施設も暑い

[センニチコウ]

久し振りに柳井市に有るフラワ-ランドへ行って見たのだが、流石に暑くて園内を歩くと汗が滴り落ちた。ベゴニア、マリ-ゴ-ルド、ダイアンサス、インパチェンス、コリウス、インパチェンス、サンパチェンス、サルビア等〃の花が植えられていたのだが日差しが強くてゆっくりと花を楽しむと言う気も起きず小一時間程度で散策するのを止めた。駐車場に戻ると車内が暑くなっており、しばし車の冷房を効かして、冷やしてから乗り込んだのだが、家へ帰っても、今度は家の中が閉め切って外出したので暑くなっていた。この時期はちよっと出かけても暑い、そして家へ帰っても暑いので、出向くとすれば、水辺の有る渓谷や木々の茂る山へ行った方が良かったのかも知れない。

ニュ-スで津和野町の近くに有る船平山スキ-場のユウスゲが見ごろを迎えていると言っていた。一昨年の春と夏の二度、行ってみたのだが、入の道路が狭くて、もし途中で車と離合する事になったらどうするのだろうと思った。春はスミレの変種で有る草原性の山に咲くホコバスミレが咲く所でも有り、私に取っては行きたい場所の一つなのだが今年は春、夏ともに出向かなかった。この時期昼間出向いたら草原性の小山なので暑いだろう。

センニチコウの話に戻るのだが、昨年は自宅に植えて有ったのだが、今年は苗、種共に購入しなかったので花は無い。冒頭に記載した山口フラワ-ランドに植えて有ったので写真を撮っておいた。しかし、暑かったのも有り、超マクロでは撮影していないので、小苞の中に見える白い花弁は詳しく見ていない。白い花弁の中に黄色いオシベが五本生えているのだが、この写真では分からないだろう。

センニチコウ(千日紅)とセンネンコウ(仙年香と言うお線香)が何となく名前が似ているので、以前間違えてセンニチコウをセンネンコウだと覚えていたりして、やや戸惑った事が有る。この花もお盆の供花として飾られるから尚更間違うのに拍車をかけたのかも知れない。花色(小苞の色)は紅、赤紫、ピンク、白等が有るのだが、白い花弁が黄色の花弁となったキバナセンニチコウと言う小苞が紅色で見た目には普通のセンニチコウと同じ花が有る。

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全体の姿

センニチコウの場合は観賞しているのは小苞の集団で、花は小苞の間から覗いている小さな白い五弁花。この様な植物は苞は花が終わっても長期間残るので、長く鑑賞に堪える。従って千日も紅色が有るとの事から千日紅或いは千日草と名前が付けられた。

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センニチコウ
ヒユ科センニチコウ属
Gomphrena globosa

熱帯アメリカ原産の園芸改良種の一年草。夏~秋までの長い期間に咲く事や花(苞)の色が長い期間落ちないので、千日も咲くとか、千日も持つ意味で千日紅或いは千日草と名付けられた。ドライフラワ-として保存しても長い期間色が落ちにくい。別名はゴンフレ-ナと言う名前が有るのだがノゲイトウの仲間に似ている事から学名にも採用されている。

夏の好きな花

[ルリタマアザミ]

この所、気温が高くて盛夏と言うに相応しい?状況が続いている。昨日は今年の最高気温を記録した所が多かった様で、夜も熱帯夜となり寝苦しかった。昨日記載した「涼しい感じの色合いの花」と言う点では、本日取り上げたルリタマアザミの花も負けてはいないかも知れない。
昨春、種から育てた花の一つで、鉢植で育てていたのだが、昨秋に地植えにした、ヒゴタイと同じ種類なので、ヒゴタイの植えて有る近くが良かろうと、数株植えたのだが、今年は見事に成長して花を咲かせ始めている。

その内一株が邪魔になって来たので、株毎抜いたが、この植物は根が深く地中に入り込んでいる為に、その株を移植したら見事に枯れてしまった。しかし、後の株は元気で次々と緑のイガイガ坊主の蕾を付けている。この花が好きな虫が居て駆除してやろうと殺虫剤をかけたところかなりの蕾が色が変わってしまったので切り取った。虫は暫く出て来なかったのだが、薬の効果が薄れるとまたまた寄って来ている。虫の名前は調べて居ないのだが、カメムシに似た格好の虫で、葉等は痛んではいないのだが、沢山花に集まるので気持ちが悪い。

近くに植えて有るヒゴタイは一昨年、九州に旅行したおりに苗を購入したのだが、その折に、今年の夏は花を付けると言う言葉に騙されて?購入したので有るが残念ながら、2年間花を付けて呉れない。今年も葉は大きくなっているものの花茎が未だ付いていないので今年もダメなのだろう?

ルリタマアザミとヒゴタイを最初に見たのが、広島県神石高原町に有る『山野草の里』と言う個人の施設?で有った。施設と記載したのだが、個人の趣味?でやっておられる様で自宅裏の山林の一部に珍しい山野草等を育てられている。その後は植物園や九州の山野草園で時々お目にかかっているのだが、夏場に涼しい色合いの花を咲かせるので好きな花の一つで有る。

蛇足になるが、広島県の猫山と言う山にネコヤマヒゴタイと言う名前が付いた花が9月下旬頃に咲く、この花は全く別種のトウヒレン属に分類され姿形も違うのだが、何でヒゴタイ等と言う名前が付いたのか分からない。今年も行けそうにないのだが、熊本県と大分県の県境に近い、ヒゴタイを保護して育てているヒゴタイ公園(熊本県産山村)で阿蘇山をバックに入れて写真を撮って見たいと思っている花でも有る。

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全体の姿

瑠璃色の花を付け、葉がアザミの様なのでルリタマアザミと名前が付けられたが、ヒゴタイと同属に分類されている花で有る。蕾の時は緑色のイガイガの有る栗の実の様で有るが、それが開く頃になると五弁のやや淡い紫色の花の集合体となっている事が分かる。


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ルリタマアザミ
キク科ヒゴタイ属
Echinops ritro

東ヨ-ロッパから西アジア原産の宿根草。アザミの様に棘が葉に有り、花は茎の頂部へ4~5cm位の鮮やかな青色でボ-ルの様なものを付ける。花茎は分岐してそれぞれに花を付ける。蕾の土岐は緑色でイガイガの有る栗の実に似た感じで有る。別名は学名のエキノプス或いは葉の裏が白いのでウラジロヒゴタイ等と呼ばれる。

涼しい感じの色合いの花

[アガパンサス]

暑い日が続いている。こんな時期は見た目にも涼しい色合いが欲しいもので有る。清涼感の有る色と言ったらやや薄味を帯びた青色系統だろう。青色は自然の中で、凍て着いた北の大地、澄み切った青空、静かな山中の湖水の色、ゆったりとした川の流れ等〃がイメ-ジ出来る。教えられた訳でもないのだが、色と人間が感じる温度は密に関係が有る様な気がするが、そんなイメ-ジが脳に記憶されているから感じるので有ろうか?

青色系統の色は涼しさのみで無く、人間の集中力も高める色合いだと言われる。赤系の暖色系の色合いの有る室内では物事に集中しにくく、淡い青系の室内配色の場合は集中出来る様で有る。しかし、人間が色を見て感じる訳で有り、そうでは無い場合も多々有る事も否めない。

この暑い時期に咲く花の色で、涼しい色合いを持つ花色は、私の場合は、淡い青系統の花色で有る。先日取り上げた、ギボウシ類の色合いやヒゴタイやルリタマアザミ、アサガオ、キキョウ等の特に淡い色合いの青色や青色からやや紫がかった花に感じる。梅雨の時期から今頃まで咲き続けているアジサイの色にも涼しい感じがする。

アガパンサスと言うちよっと目に見るとヒガンバナを青色系の花色にしたものが有るが、この時期各所で見られる。この花も清涼感を与えて呉れる花色を持っている。

アガパンサスとは、キリシャ語由来の名前で、agapaが愛らしいの意味で、anthosが花と言う意味を持っていて、この二つを組み合わせた呼び方だそうで有る。この花を愛らしい花と感じるかは人により感じ方は異なるので素直にそうかなとも言えない所も有る。アガパンサスは昨年は周防大島の海水浴場の傍に有る駐車場に植えて有ったのを見て、ちよっと地中海的なイメ-ジを持ち、こんな場所が似合うのかなと思ったのだが、今年は道路沿いに植えられていた?のを見て何かイメ-ジが違うなと感じた。

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全体の姿

花は青から紫色が多いのだが、白花も結構見られる。花茎の先に百合の様子な花を散らばった形で付け、遠くから見ると花全体が球の様に見える。

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アガパンサス
ユリ科アガパンサス属
Agapanthus ssp.

南アフリカ原産の多年草(球根性)。和名は紫君子蘭と呼ばれるが全く種類は異なる。クンシランに花の付き方が似ているので付けられた名前。明治の頃に日本へ渡来した。別名はアフリカン・リリ-、花期は6~7月頃で有る。この花の場合は、斑入りのアガパンサスで、Agapanthus variegataと言われる品種の様だ。一般的なものは、Agapanthus africanusと呼ばれるものが多い。

愛嬌の有る形の花

[トレニア]

昨日、中国地方・近畿地方の梅雨明けが発表された。と言っても、四国や九州・山口県の梅雨明けはかなり以前に発表されていたから特に、山口県との県境付近に住んでいる場合は広島県の発表に従う必要も無いのではないだろうかと思う。自然現象に境界を設けるのもちよっと不自然で有るので、四国の梅雨明けが7月4日、九州・山口が7月6日だったので、7月16日までの間で梅雨が明けていたと考えた方が自然だろう?

いよいよ夏本番で有る。夏のイメ-ジの湧く花と言えば、ヒマワリやサルスベリの花が頭に浮かぶので有るが、草花では、カンナ、メランポジウム、トレニア、ニチニチソウ、ヒヤクニチソウ等も入るで有ろう。自宅の草花を観て見ると、今年はルリタマアザミが葱坊主の様な蕾から紫色の花を咲かせ始めたし、山野草のサギソウも花茎を伸ばし始めた。これからは土の乾きが早いので水やりが大変な時期にも入って来る。

昨年、トレニアが結構大株に育ち長い間、花を咲かせてくれた。今年はこぼれ種で少しは芽が出るのかと思っていたのだが、残念ながら芽がでそうにも無かったので、苗を購入したのを同じ所に植えた。やや湿った場所が好きな花の様で、自宅で湿った場所は中々無いのだが、玄関先のクリスマスロ-ズやエゴノキの下に植えてあるので、強い直射日光からは守られていて、やや他の場所に比べると湿っている場所で有る。

トレニアは特徴有る花姿で、愛嬌が有る形をしている。小さな小人が仮面を付けて踊っている姿を連想してしまうが、花が小さいので品種名にピッコロ等と付けられたものが有る。ピッコロは楽器でフル-トより小さくて、フル-トに比べると1オクタ-ブ高い音が出る。私は、ピッコロと言うとドラゴンボ-ルの漫画を思い出してしまうが、この花からは連想出来ない。

トレニアの学名に記載しているが、一般的なトレニアの多くは、トレニア・フルニエリでインドネシア原産のトレニアの事を言うようで有る。また、トレニア・コンコロル(torenia concolor)と言うものが有り、フルニエリとの交配種で新たな品種のものが作られたりしているらしい。トレニアの園芸種の母体となるものには、他には、トレニア・フラバ、宿根トレニア等が有り育苗業者が色々と交配改良して品種名を付けて販売している様で有る。

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全体の姿

茎は四角の断面を有し、葉はやや卵形で先が尖っていて、強い光のもとでは、やや紫褐色を帯びた様に見える。花は上下に開く唇弁花からなっている。その姿が愛嬌のあり、見方によっては色々な形を想像させる花でも有る。


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トレニア
ゴマノハグサ科トレニア属
Torenia fournieri

インドネシアやアフリカ原産の一年草或いは多年草。園芸種は、インドネシア原産の改良品種で一年草が多い。花は夏スミレとも言われるがスミレとは似ていない。他に、ハナウリグサ、ツルウリグサ等と呼ばれる事も有る。トレニアは、スェ-デンの牧師さんの名前(Toren)と関係が有りそうだ。花期は7~10月頃までと比較的長い。花色は青、紫、ピンク、黄色等が有る。

あなたは可愛い

[メランポジウム]

花を育てると言うのもきっかけは植物園や花の観覧施設に出向いた時に、植えられている花〃を見た時に何がしかの感動を覚え、その感動を個人的に再現して見ようと言う所から来ているのかも知れない。しかしながら、なかなか個人の庭にそれを再現する事は、多くの障害が立ちふさがっている。花壇の配置や従来から雑然として植えてある木〃、或いは生活の場所としての物置、洗濯の干し場の問題等〃が有って中々自分が思う様には行かないもので有る。

以前、花施設でこの時期に見たメランポジウムの花に少し感動を覚えた。それは沢山の緑色の葉の陰から無数の黄色い花が咲いていて、そのコントラストが綺麗だと思ったからで、夏にはそんな感動を味わいたいものだと考えて昨年トライしたが、種を蒔く時期が少し早かったのと外へ放置していたものだから種を蒔いて直ぐに大雨がやって来て、種がどうも流されたので一株しか成長させる事が出来なかった。

今年の春に種を蒔いたメランポジウム"ミリオンゴ-ルド"が次々と花を付ける様になった。今年は上手く育ってくれた。株を沢山植えて有るので、遠くから見ても緑の葉の中に、黄色い2cm足らずの花が沢山付いて、緑と黄色のコントラストも良く、花も小さくて可愛いと思う。因みに花言葉は『貴女は可愛い』との事だが良く合っているかも知れない。

少しは感動を覚えた状態を今年は、再現出来たかもしれない。ただ未だ株の小さな状態の部分も多くてそれらが地面を見えなくなる位に成長するのは未だ先の様で有る。但し、今はニチニチソウ、ペチュニア、矮性ダリア、ナデシコ等が近くに有り自宅の二階から庭を見降ろして見ると配置が今一かとも思ったりしている。しかし、この花は素人の自分にとってはあまり手入れしなくても育ってくれるし、大きくならないところが気に入っている。

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全体の姿

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メランポジウム
キク科メランポジウム属
Melampodium paludosum

アメリカ南部からメキシコ原産の一年草。小さな黄色い花が沢山付く。花期も長くて6月~10月頃まで咲いている。日向が好きな花で、今年の春に種を蒔いたので沢山苗が出来たので、日当たりの良い場所とやや日当たりの悪い場所の両方に定植したが、日当たりの良い場所の方が花付きや株の成長も著しい。

ペンキで書かれた標識??

[トリアシショウマ]

宮島の弥山の原始林に有る通称[四宮コ-ス]の登山道に赤ペンキで標識された樹木や岩が有るのを、環境省、県教委が調査を開始したと、報道された。
登山道の樹木等に、こうしたペンキ等を塗布したものは宮島に限らず、あちらこちらの山に見られる。目印を付けた人は悪意を持って付けたわけでは無いと思うが、むやみやたらとスプレ-で印を付ける人が居る事も確かで悪質なものでなければペンキで記載すると消えない等の事が有りコ-スを利用する登山者にとっては意味を持っているが、やたらとやられているとうんざりもする。宮島の場合は、国の特別史跡や特別名勝となっている地域内で有る事などから問題視された訳で有る。指定地域内で標識等を設置する場合は環境省の許可が必要とされるとの事で有る。

山道をこの時期歩いていると、風にユラユラと揺れる白い花序を持つショウマ等に会う事が多いのだが、○○・ショウマと名の付く植物が多くて、中々判断に苦しむ。ショウマと付くチダケサシ属に分類されるものには、アカショウマ、アワモリショウマ、ヤマブキショウマ、トリアシショウマ、ヒトツバショウマ、オオバショウマ等〃が有り分かり難い花で有る。

ショウマは漢字で升麻と書くのだが、漢方薬でキンポウゲ科のサラシナショウマの根から作られるものを升麻と呼んでいる様で、花の姿が似ているチダケサシ属の花にも使われた様で有る。

夏に最盛期を迎えるキレンゲショウマ、レンゲショウマと言うキンポウゲ科の花があるのだが、こちらは全く花の姿はサラシナショウマとは異なっているのだが葉の付き方が似ているとして付けられた。またキンポウゲ科の春に咲くルイヨウショウマはサラシナショウマに類似した葉を有する事から類葉升麻と名前を付けられたものが有る。和名の場合はややこしくなってしまう。

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全体の姿

花は、7月~8月にかけて白い小さなものが、茎の先端に垂れさがる様な感じで付く。花の一つ〃は五弁状で花序を形成して沢山付いているのだが、花茎も枝別れして垂れ下がる。アカショウマと言う良く似た花が有るが、こちらは花序があまり垂れさがらない。花の萼は小さくて、先端が細った感じで、花弁は小さなしゃもじ形に見える。

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トリアシショウマ
ユキノシタ科チダケサシ属
Astilbe thunbergii var.congesta

アカショウマと良く似ている。私の所有する図鑑には、北海道から中部地方までに分布すると記載が有るのだが、中国地方の大山等のやや日本海側の山地にも有る多年草。鳥足升麻と漢字で記載するのだが、葉の出方が茎から三分伎して葉柄に小葉が付く様子が似ているからだと言う。

暑い日が続く

[シクンシ]

暑い日が続くのだが、梅雨開けは発表されて居ない。昨日は全国的に猛暑となった所が多かった様で有る。大相撲の始まった名古屋付近は猛暑日だったらしくて、お相撲さんも大変だろうと思った。中継を見ていたのだが、琴欧州が呆気なく敗れ先行きが思いやられる状況になった。また横綱の朝青龍も不覚を喫した。琴欧州には技の工夫を朝青龍には稽古不足を解説者の北富士氏と舞の海氏等が指摘していた。そうかも知れないとも思ったのだが、暑い夏場所を乗り切る体調管理も彼らには必要で有る。

暑いので、土日は外へ出る気も無く、家でゴロゴロしていたので、花の写真が無くなって来た。植物公園で撮影した熱帯植物の花の写真を引っ張りだして記載するしか無い。以前ハコネウツギの事を書いたのだが、花色が変化する花として紹介した。本日のシクンシ(使君子)は熱帯性の蔓植物で花色が変化すると掲載されていた。この花は流石に手持ちの事典にも詳しく掲載されている。

それによると、別名は唐梔子(カラクチナシ)とも呼ばれ、中国の長江以南から東南アジア一帯、インドに分布し、葉に毛が無いものをインドシクンシ毛の有るものをシクンシと呼ぶとの事で有る。種を回虫等の駆除に服用する事が多かったらしくて、他にも健胃、下痢止め等に用いたとの事で有る。従って、君子(天使)から使わされた貴重な薬と言う名前が付けられ、中国で使君子と漢字を当てた。

君子と言う言葉から思い起こすのは『君子危うきに近寄らず』『君子豹変』『聖人君子』等が有るのだが、さて言葉の意味を正しく理解できているだろうかと言うと中々正確に把握していない事が多い。特に『君子豹変』は正反対の意味に取り違えそうで有る。この花とは関係無い言葉なのだがふと、そんなものが頭に浮かんで来た。また、凡人はなかなか君子とは成れないものでも有る。

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全体の姿

シクンシは蔓性で他の木にまとわりつく感じで地上から8m以上に成長する。葉は対生して、夏から秋にかけて穂状の花?を花茎の頂部に十数個付ける。萼が細長くて緑色で花柄の様に見える。花は五弁で咲き始めは白いのだが、段々と変化して濃紅色に変わる。オシベは10本でメシベは1本との事で有る。

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花の拡大

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シクンシ
シクンシ科シクンシ属
Quisqualis indica

使君子と漢字で書かれるのだが、種が古来より生薬或いは寄生虫の駆除剤として使われた事により、天子から使わされた使者の様に貴重な薬で有る事から付けられた名前の様で有る。インド南部からミャンマ-等の東南アジア、中国南部の熱帯原産の蔓植物で花は咲き始めが白い色であるのだが、ピンク色から濃紅色に変化して行くので、ハコネウツギ等の様な花色の変化をする。

スッキリしない植物名

[メディニラ・スペキオサ??]


昨日、タキイ友の会の7月号の小冊子を読み直したら、昨日取り上げた花「デルフィニウム」が特集されていた。イングリッシュガ-デンに良く映える花として、欧米の庭に良く植栽されているとの事で、庭の配置の方法、花の育て方etc.と数ペ-ジに亘っての記載が有った。如何に送られて来た本等に良く目を通して居ないかが分かる。まったくいい加減だったなと少し反省している。

さて、本日は植物公園の熱帯性の植物を取り上げて見た。手持ちの植物辞典にはこの花の写真が載って居なくて、アジア、アフリカに1000種も有ると書かれているのみで詳細は、不明。また熱帯性の植物は他に図鑑等が無いので、花姿の詳細を知る為には、名札に記載して有った花名をインタ-ネットで検索して照らし合わせるしか無い。良く利用するボタニックガ-デンに記載されている花姿を見ると、この写真と大分様子が違う様だし、自分が名札を見間違ったのだろうか?

メディニラと言う植物の仲間にマグニフィカと言う種類の花が有る先ほど記載したボタニックガ-デンに記載されているので比べて見ると少し似ているがやはり違う感じがする。こうなると全くお手上げで有る。

記載した様にアジア、アフリカに1000種有り、変種も有れば、一般的なものと違う事も考えられるので、名札に記載していたものを信じるしか無いのであろう。性格的に最後まで知りたい人間だから何かスッキリしない。

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全体の姿

一般に言われている花姿とかなり違うので、間違っているかも知れないが


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花の拡大

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メディニラ・スペキオサ?
ノボタン科メディニラ属
Medinilla speciosa

インドネシアのジャワ島原産の熱帯植物。植物公園の学名記載は、Medinilla speciosa Blumeと書かれていたので、変種と言うことだろうか?樹高は1m前後で有る。熱帯性の植物図鑑は所有して居ないので良く分からないが、インタ-ネット等で調べて見ると花がこれほど咲いているものにはお目にかかれない。サンゴノボタンと別名が有りちよっと花の形態等も違うので、変種と言う事で良いのだろうか??良く似た花にメディニラ・マグニフィカと言うものが有り、スペクオサは苞が無いが、マグニフィカは大きな苞が花の上に有る。

感覚の違い?

[デルフィニウム]

東洋人或いは日本人と西欧人の感覚の違いと言うかものの考え方の違いが物議をかもしだす事が有る。先日開かれた洞爺湖サミットをモチ-フにしたタオルにG8首脳が背中を流し合う図柄を洞爺湖温泉で作成したら外国メディアから強烈な批難を受けた。これは、外国人がバカンス以外で人前で裸になっているのを図柄にして居るのがいけなかったそうで有る。特にドイツのメルケル首相がバスタオルを巻いては居るが、それを描いていたのはケシカランと言う事らしい。

植物の名前の付け方も同じ様な感覚の違いが有る気もする。洋花と言われる花の場合はかなり異なる場合が多い。また、和名の場合も花にピッタリとした名前である場合もあれば全く意味不明の場合も有るのだが。切り花として、花の生産農家でハウス栽培されているデルフィニウムは前者の例であろう。

デルフィニウムはギリシャ語のイルカを意味するdelphisから来ていると言う。どうも蕾の形や花等がイルカに似ていると言うのだが、和名は千鳥草或いは飛燕草と付いている。海の生物と鳥では全くものの見方が違うので有るが、最初に花の名前を付けた人の生活環境等によって変わると思う。しかし、この花の場合は欧米では別名ドワ-フバタフラィとも呼ばれている場合が有るので、最初に記した感覚の違いと言うものも少し無くなって来る様である。

切り花として流通していると記載したが、北海道、秋田県等では多く生産されているが、他にも全国各地、愛媛、宮崎等でも生産者が居る様だが、ハウス栽培されていて、年数回出荷をすると言う事で有る。しかしながらハウス栽培は温度管理の為に燃料に重油等を使うので昨今の原油高で経営は大変な様で有る。

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全体の姿

葉は複葉で有り、花はキンポウゲ科の多くの場合と同じ様に萼が変化したもので有る。写真の花は八重咲きの品種。一般に草丈が高くなり花が穂状に付くので支柱を立てて管理すると良いとの事で有る。

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花の拡大

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デルフィニウム
キンポウゲ科デルフィニウム属
Delphinium CV.

ヨ-ロッパ、北アメリカ原産の一年草或いは多年草。草丈は、1m前後で6~9月頃に穂状に花を付ける。園芸種として和名の千鳥草、飛燕草として販売されている。ここでは白花を撮影しているが、ブル-系の花色のものが良く見られる。葉は深く裂けた感じでの羽状複葉で、花は後に長い距を持つものが多い。蕾の時の姿がドルフィン(イルカ)に似ているのでデルフィニウム、花が開くと鳥が飛んでいる様に見えるので、千鳥草、飛燕草等と名付けられた。

夏の飲み物と言えば

[オオバノハブソウ]

夏になると、ムギ茶を飲むことが多くなるのだが、ムギ茶は体温を低下させる効果が有る様なので夏の飲み物として使われるのだろう。しかし、最近は自宅ではドクダミ茶とハブ茶のパックを煮出して飲用している。これらのお茶以外にウ-ロン茶、杜仲茶、ハト麦茶、ウコン茶等〃が有るのだが、それぞれに体内の脂肪の代謝を促進したり、血行を増進したり、新陳代謝を促進したりする等〃の効果が有ると言われている。

植物公園の温室に植えられていて、マメ科と記載が有ったので、ハブ茶の原料かと思ったのだが、違う様で有る。ハブ茶の原料は、良く似た植物のエビスグサの種子で作られているらしい。この種子は決明子(けつめいし)と呼ばれ漢方薬の一つになっており、視力回復、便秘解消、血液循環促進、利尿作用、体温の低下等に有効らしい。エビスグサとハブソウは同じマメ科の植物で良く似ている。花も黄色いので名札にオオバノハブソウと記載されていなかったら多分エビスグサと思ったかも知れないのだが?

オオバノハブソウと記載が有ったが、オオバハブソウとも言われて同属のハブソウと同じ様な薬効も有る様だ。ハブソウは漢方(生薬)では望江南(ぼうこうなん)と呼ばれていて、アジア原産の一年草。虫刺され、便秘等に効果が有る様で、この植物が江戸時代の頃に日本に持ち込まれた時に、毒蛇に咬まれた時に有効だと誤解されて、名付けられた様で有る。

最近のお茶は健康指向からか、色々な種類があって、特にペツトボトルに詰められている自動販売機の前に立つと沢山有りどれを買って飲もうかと迷う程で有る。

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全体の姿

花は6~8月頃に葉の頂部に花柄を出して数個の黄色い五弁花を付ける。葉は8~12枚の小さい葉が葉柄に付く(羽状複葉)。実は鞘に包まれているのだが、エビスグサの鞘に包まれた実と良く似ている。

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オオバノハブソウ
マメ科カワラケツメイ(センナ)属
Cassia floribunda

アメリカ南部から熱帯アメリカに分布する落葉低木。大葉の波布草と漢字で表記されるが、毒蛇の毒に効果が有り、日本に入って来た時に、ハブに効果が有ると言う所から付けられたハブソウ(中国南部)と同じ仲間だから付けられたのだろう。しかし、実際は虫刺され位の効果しかなくてハブの様な毒蛇の毒に対してはあまり効果が期待出来ないとの事で有る。

ギリシャの建築装飾と関係有る?

[トゲハアザミ]

もう一週間以上前の事になるのかも知れないが、広島市立植物公園へ出向いた時に見慣れない大きな植物が有った。熱帯性のものかと思ったのだが、実はギリシャ等の地中海沿岸原産のハアザミで有った。学名のアカンサス或いはトゲハアザミと言われる植物で有った。

トゲハアザミは古くから、ギリシャの建築物の装飾としてデザイン化されて使われて来た様で、更に文字や一般の道具の装飾文様にも使われたとの事で有る。この花を見た時には、あまり葉に注意を払わなかったので、帰ってから調べて分かった。知っていればもっと葉の様子を詳細に見ていただろうにと思う。

日本にも、この文様が伝わって来たと言う事が、『夢の島熱帯植物館だよりNo.42』に記載されていた。それによると、正倉院の八角鏡箱に花唐草文として使われているとの事。芸術文化の交流というのも古い時代から有ったと言うことになるのだが、大航海時代なら分かるのだが、シルクロ-ド或いはアレキサンダ-大王の大遠征との関わりがあるのだろう。ギリシャの文化とオリエント文化の融合が有り、花唐草文と言うのは、中国から日本に伝わったもので有るが、背景はその辺りに有ったと思う。

この植物は、葉が繁り庭植え等をすると大変な事になると言うのだが、現在、自宅にルリタマアザミを数本植えてあるのだが、同じ様にやや棘の有る葉が繁り少し大変な事になっているから同じ様な状況になるのだろうと想像している。

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全体の姿

花は茎の下から順次咲きあがって行く。やや匂いが悪いので花を鑑賞すると言うより観葉植物と言った感じが強いのであろう。

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花の拡大

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トゲハアザミ(アカンサス)
キツネノマゴ科ハアザミ属
Acanthus spinosus

ヨ-ロッパ南部から地中海沿岸原産の常緑の多年草。草丈は1m位に成長し、やや紫色を帯びた白い花を穂状に付ける。葉が深く切れ込んでいて、先端に棘が有るのでこの名前の由来となっている。葉が面白いので、古代ギリシャ、ロ-マの建築物の柱等の装飾図案の元になっている。その様な事からギリシャの国花にもなっている。

夏の庭の花

[グラジオラス]

梅雨開け宣言は未だなのだが、毎日真夏の様な暑い日が続いている。庭の草花も、やや疲れ気味かも知れない。現在は、カワラナデシコが盛りを過ぎて種を付け始めた。変わってメランポジウム、矮性ダリア、ニチニチソウ、ペチュニア等の花が咲き始めた。ルリタマアザミはずっと面白い形の蕾のままで有る。また、今年の春に道路に面した庭の片隅に植えたグラジオラスも花を付け始めた。しかし、花の咲いている期間は短い。一番最初に咲いたのが、やや赤い橙系の花で、二番目は白色、三番目は赤色で有る。後は黄色い花が咲く予定なのだが、こちらは未だ蕾の状態。葉がのびた頃に副木を立てて茎が曲がらない様にしたのだがどうしても曲ってしまう様だ。

あまり個人としては、この花に興味がなかったので有るが、球根の売値が30円だったので咲かなくても元々と思い8球購入して植えた。タキイ通販の原種のグラジオラス・トリスティスは10球で1000円するから約3倍の値段で売られている。このトリスティスは、ちよっと変わった淡グリ-ンの花を咲かせる。購入すべきか迷ったのだが、グラジオラスそのものに興味が無かったので、今年は購入して居ないので来年は咲かせて見たいグラジオラスでも有る。

グラジオラスは連作を嫌うと園芸本等に記載が有るので、花後暫くして球根を掘り上げて来年は別の場所に植えないといけないらしい?。木子と言う球根の元となる小さな子が付いているので、これを二年かけて花が付く様に育てると株が増やせるとの事で有るのだが?どうするかなぁ~この場所はチュ-リップを昨年秋に植えた場所なので、やはり秋にチュ-リップの球根を植えなおすので、葉が枯れたら掘り上げて置こう。

グラジオラスはアヤメ科の花で、自宅に有る他のアヤメ科の花のシャガ、ジャ-マンアイリス、イチハツ、アヤメ等と良く似ている。花の形はカンナに似ている気もするが、全体としてはカンナは葉も幅広くて、花の付き方もグラジオラスと比較すると花茎に列になって付かなくて固まって咲く。

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全体の姿

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花の拡大

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白色

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赤色


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グラジオラス
アヤメ科グラジオラス属
Gladiolus

原産地は南アフリカ、アフリカ北部(地中海沿岸)で球根性で夏に咲く花の代表の一つ。花茎の一方に偏って花が付く。葉が剣や小刀に似た先が尖っている所から名付けられた。ラテン語のgladiumは剣の事で有る。花色は豊富で黒以外は有ると言っても過言では無い。

古代の眠りから覚めたハス

[大賀ハス]

島根県の出雲地方に有る荒神谷遺跡公園に出向いて見た。丁度、7月5~6日に蓮祭りが開催されていたので、大変な人出で有った。以前に訪れた時には、象花盃席をやらせて貰ったのだが、今回は時間がちよっとズレテいたので残念ながら出来なかった。象花盃席は、ハスの茎をストロ-代わりにして、ハスの葉にお茶や、ジュ-ス、酒等を注いで貰い飲むので、丁度、象が鼻を使って水を飲んでいる格好に似ているから付けれらた名前で有る。ハスのエキスと共に飲むので暑さ払いに効果が有るとか?

荒神谷遺跡は、島根県斐川町に有り、昭和59年~60年にかけての発掘調査で銅剣が358本、銅鐸が6個、銅矛が16本出土した所で、現在は博物館や出土した時の状況をそのまま再現した場所等が有り周辺は遺跡公園として整備されている。博物館前にハス池が整備され、5000株(約5万本の花)の古代ハス(2000年ハスとも呼ばれる)が、この時期咲いている。

古代ハスとは、千葉市の検見川(千葉市花見川区朝日が丘町)の落合遺跡(古代の丸太舟が出土した)で、古代のハスの研究をしていた岡山市庭瀬出身の大賀一郎博士が1951年に実の発掘に成功して、3粒の種から、1粒が発芽に成功して以来、古代ハスとして繁殖に成功したハスの根(蓮根)が日本国内、ドイツ、中国、アメリカに送られ美しい花が鑑賞されているとの事で有る。日本国内には結構この花が配布されて咲く場所も多い様で各地で古代ハス祭りがこの時期開催されている。

島根県には、大賀博士と関わりの有る(助手をしていた方が太田市出身)太田市に種が送られ、最初は三瓶山の姫逃池に植えられる予定で有ったが、国立公園内或いはカキツバタの繁殖を妨げる可能性が有るとして、現在は三瓶山の麓に有る三瓶小豆原埋没林公園で栽培されている。古代の遺跡が出土した所として太田市から斐川町に送られ荒神谷遺跡整備に合わせて栽培育成されたもので有り正式には大賀ハスの子孫で有ると言う事となる。

ハスは、花が終わると蜂の巣の様な花托部分が良く見える様になるが、この形状から蜂巣(ハチス)が転化してハスとなったと言う説が有る。確かにその様に言われればそうかなとも思う。ハスの花は三日ほど咲いて萎んでしまうので、この花を沢山みるのにはタイミングが難しい。


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全体の姿

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花の開いた状態

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花拡大

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花拡大(花托部分)

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開花前の状態

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ハス
ハス科ハス属
Nelumbo nucifera

古代ハスは発見者の名前を記念して大賀ハスとか古代ハス或いは2000年ハス等と呼ばれる。ハスは、スイレンと比較すると葉と茎は水中より上に有り花も当然高い位置に咲く。茎には通気孔が有り葉の付け根から水等も通る穴が開いている。葉は撥水性が有り雨が水玉となる。花色は白或いはピンク。園芸品種は以前スイレンに付いて記載した宮川花園の商品カタログによれば茶碗蓮等は更に色の濃いピンク等の色が有る。

歴史に縁の有る花?

[キキョウ]

梅雨開けまじかなので有ろうか、最近天気が続くのでそろそろ宣言が出されるかも知れない。四国は既に宣言されていて、昨日は九州と山口県が梅雨明けした。いずれも梅雨の期間が非常に短くて、今後、渇水も予想されるのだが?

キキョウの花は秋の七草の一つなのだが、実際は早くから咲いている。また、日本には古来から有った様で、万葉集に出てくる「アサガオ」はキキョウの事で有るとの説が有力で有る。キキョウの花は女性的な感じのする花でも有る、もしキキョウと言う名前の女性がいたとしたら、何か優しそうな人ではないかと想像すらする。

購読しているメルマガに山と自然の旅(全国開花・自然情報)と言うものがあるのだが、2008.7.5号に谷性寺・ききょうの里(京都府亀岡市)の事が出ていた。明智光秀ゆかりの谷性寺では、花数は多くないが明智家の家紋でもあるキキョウが、7/3現在、5分咲き一方、ききょうの里でも同程度で、見頃は来週になりそうだピンクや白のキキョウの花も咲き始めてきたとの記載が有った。

また、別に購読している花の名所案内マガジンには、京都市内の東福寺(天得院)、廬山寺、智積院、妙心寺退蔵院等もキキョウが見ごろを迎えているとの事が記載されていた。廬山寺は紫式部の住居跡に有り、源氏庭と言う庭園には源氏物語に登場する花、アサガオに関連させてキキョウが植えられている。また天得院は通常は非公開なまで有るがキキョウの花が庭園に咲く、6/13~7/17までが特別公開される。これらの寺を調べて見ると家紋と言うか寺の紋が桔梗紋で有る。キキョウ寺でInNetで検索をして見ると静岡県の森町に香勝寺と言う所が日本三大桔梗寺の一つと言う事で有る。森町は森の石松の出身地として有名だが。

キキョウの花の別名はオカトトキと呼ばれるが、清和源氏の流れを汲む一族(土岐氏等)の家紋として選ばれた一つの一因となっている。戦国時代末期の武将の明智光秀が桔梗紋を使っていたから、特に桔梗紋は明智氏のものと思われがちで有るが、元々は土岐氏一族の家紋で有ったので、その支流の明智光秀が使ったとされる。他にも江戸城を作った太田道灌(清和源氏の流れ)も使ったとされるが、花弁が細いものだったそうだ。また、加藤清正も使ったとされるが、豊臣秀吉から讃岐の領主で改易された尾藤氏の使用していた桔梗紋を使う様にと言われそれを使ったとの事で有る。更に、幕末の頃に活躍した坂本竜馬も桔梗紋を使っていたと言うことであるが、坂本家は明智一族と関わりが有る為に使われたとの事で有る。

この様にキキョウの花は歴史に登場する人物が多いのだが、何故か紫式部、太田道灌を除いたら、明智光秀、加藤清正、森の石松、坂本竜馬等は無念の死を遂げている様な気もする。森の石松は別として、何か家紋と因縁めいたものを感じる。

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全体の姿

花は五裂した星型で雄シベ・雌しべは五本あるのが分かる。また花びらには紫色の筋が入っているのも特徴で有る。蕾は色紙でおった風船の様にも見える。

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花の拡大

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キキョウ
キキョウ科キキョウ属
Platycodon grandiflorus

日本全土の山野の日当たりの良い場所に分布する多年草。草丈は50~100cm程度となり、古くから、知られていた植物で有る。また、生薬として咳止め、喉の薬等に使われたらしいのだが、根等に含まれる成分のサポニンが有効で有るとの事。このサポニンは昆虫にとっては有害で有る為にキキョウは昆虫からの食害を守っている。花は6~9月頃まで星型の青紫色のものを咲かせる。また、花の咲く前の蕾は風船の様で、Balloon flowerと言う英名が有る。園芸種としては、白色、ピンク色等の花色も有る。トルコギキョウと言う花は別属で有る。

アキレスと関わりの有る花

[西洋ノコギリソウ]

ハ-ブのヤロウと書いた方が良いのだろうか?園芸の呼び方のアキレアと書いた方が良いのか迷うのだが、西洋ノコギリソウとして記載する。
日本に自生するものは8種程度らしいのだが、世界には100種近くが有ると言うことだ。日本のものは、エゾノコギリソウ、ヤマノコギリソウ、アソノコギリソウ等が有る。アソノコギリソウは絶滅危惧種に指定されている花で、以前九州の山野草園でお目にかかった。エゾノコギリソウやヤマノコギリソウは残念ながら実物は見た事が無い。

ノコギリソウは学名のアキレアから想定される様に、アキレス腱で有名なアキレスが兵士の傷の治療に使用した薬草と言う。ギリシャ神話でトロイア(トロイ)戦争と言う中にアキレスも登場するが、この戦争は元々、女神(ヘラ、アテナ、アフロディア)の美貌を争う所に原因が有った。

話が長くなるので省略するが、ギリシャ連合軍とトロイア軍の戦いの中にアキレスとヘクトルと言う英雄が登場し、アキレスはヘクトルに打ち勝つのだが、アキレスは不死身の体を持っていたからだと言う為で有った。しかし一か所、踵の少し上に有る筋のみが弱点で有り急所で有った。それをトロイの王子のバリスが狙って倒し、そのバリスも倒され延々と戦争が続くのだが、最後にギリシャ軍は巨大な木馬をトロイアの地に放置して逃げ帰った。所がこの木馬には沢山の兵士が隠されていて、トロイアの城に運びいれられた時に兵士が難攻不落のトロイア城を陥落させギリシャ軍が最終的に勝利を収めると言う長い〃話が有る。

蛇足ながら、『トロイの木馬』と言うPCを攻撃するウィルスの名前が付けられた事もこの神話に関係が有る。

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全体の姿(白花)

花茎の先に直径3~5mm程度の白またはピンクの花を多数付ける。舌状花は5弁で、花色は他に、園芸種には黄色や濃いピンク色のものが有る。

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花の拡大(薄いピンク色の花)

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西洋ノコギリソウ
キク科ノコギリソウ属
Achillea millefolium

ノコギリソウと言うのは山野草に有るので、西洋ノコギリソウとしたほうが良いのかも知れない。元々ヨ-ロッパからヒマラヤ付近までに分布する多年草で有る。日本では緑化植物として移入されたのだが、現在は道端、草地等で繁殖して帰化植物となっている。また園芸用としての、アキレアやハ-ブのヤロウ等は別名で有る。葉が深く切れ込む事から鋸の刃を連想して付けられた名前の様で有るが、ちよっと鋸の刃とは異なる感じがする。

そろそろ梅雨明け??

[アラゲハンゴンソウ]

そろそろ今年は梅雨が明けそうな感じである。昨日、四国地方が梅雨明けしたと見られると言う発表が高松気象台から出された。平年に比べると13日も早いと言う事だ。中国地方は梅雨入りが遅かったので、少し梅雨明けも遅れそうで有るが、平年より早そうで有る。梅雨が早く明けると、今度は暑い夏がやって来るが、昨年の様に秋になっても猛暑が続く様な状態にはなって欲しくないものだ。

アラゲハンゴンソウは葉や茎に粗い毛が有り茎を触るとザラザラした感じがする。漢字で荒毛反魂草と書くが、反魂と言うのは魂を呼び戻すと言う意味で有り葉の形が幽霊の手の様に見える事から付けられた。しかし実際はハンゴンソウ(反魂草)と言う別の花の葉の事で、花全体の様子が似ている所からで付けられた名前で有る。アラゲハンゴンソウの仲間にオオハンゴンソウと言う植物が有るが、これもハンゴンソウと草姿は似ているが別種のもので、アラゲハンゴンソウと同じく北アメリカから明治時代に移入された時に、ハンゴンソウに似ていたから付けられた名前で有る。

アラゲハンゴンソウは筒状花が暗褐色で、オオハンゴンソウの場合は緑色が強いので良く似ているが見分が付く。またアラゲハンゴンソウの舌状花の中心に近い部分がやや暗黄色になっているものも有るが段々と変わって来るらしい?。

オオハンゴンソウ属は北アメリカ原産のものであるが、比較的寒冷地を好む様で、北海道等では野生化して群生しているとの事で有る。群生地というべきかどうかは分からないのだが、熊本県の黒川温泉の近くで沢山咲いていたのを見た事が有る。阿蘇五岳が展望できる草原で有ったから、少し寒冷な所なのかも知れない。

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全体の姿

筒状花の部分が暗褐色の帽子を被った感じで有り、花全体は昔の笠を連想させる所が有り、別名の絹笠菊と言う名前もこの辺りから来た名前だろうか?。

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花の拡大

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アラゲハンゴンソウ
キク科オオハンゴンソウ属
Rudbeckia hirta

北アメリカ原産の野原や道端等に生える帰化植物で多年草。全体に粗い毛が有る。舌状花は黄色~橙色、筒状花は暗褐色。別名に絹笠菊と言う名前が有るが、ルドベキアと呼ばれる事も有る。ルドベキアはオオハンゴンソウ属の総称でグロリオサデ-ジ-、オオハンゴンソウ(ルドベキア・ラキニアタ)等〃もその様に呼称される事が有る。他に園芸種として、ルドベキア・タカオ、ルドベキア・マヤ、ルドベキア・カプチ-ノ等が有る。

ハマミズナ科の植物はあまりお目にかかる事が少ないが

[マツバギク]

もう直ぐ洞爺湖サミットが開かれるのだが、地球温暖化対策が議題の一つに挙げられている。二酸化炭素の削減を目指し地球温暖化に歯止めをかけようと言うわけなのだが、それに関連して、中国地方の観光地の夜間の景観照明を消灯する動きが出ている。ムダな電力使用を減らして、火力等で発電している燃料から排出される二酸化炭素を削減しようと言う訳で有る。植物の世界でも、夜花を閉じてムダナエネルギ-?を使わないものが多い。例えばスイレンやガザニア等はその現象を目にする機会が多い。本日の花もそんな花で有る。

マツバギクの事を名前がマツバボタンに似ているのでずっとマツバボタンと名前を覚えていた。勿論マツバボタンの花とは全く異なるのでは有るが、そしてキクの花の様だからキク科の植物だとも誤解していた。正式には耐寒マツバギクだと思うが、日本ではマツバギクと称しているのでマツバギクとタイトルを付けた。近くに有るダムの周辺の公園に毎年この時期に半野生化して艶の有る赤紫色の花を咲かせている。

一般のマツバギクは日本の様な雪や霜の降りる所では植えても直ぐに枯れてしまい毎年花を咲かせるのは難しいそうで有る。しかし、この花の様に殆ど手入れのされていない山地に近い公園で毎年花を咲かせると言うのは耐寒性の有るデロスベルマと言うマツバギクで有ろうと思う。

マツバギクは昼に花を開き、夜になると萎む様で有る。また葉はやや多肉質で有りサボテンやベンケイソウ等にも感じが似ているのだが、分類上はハマミズナ科で有る。ハマミズナ科と言う植物はあまりお目にかかる事は少ないがリビングストンデ-ジがこの科に有る。今年、タキイから種を購入したので9月頃に種蒔きする予定で有る。

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全体の姿

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花の拡大

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マツバギク
ハマミズナ科マツバギク属
Lampranthus spp.

南アフリカ原産の多年草。葉は多肉質で有り、やや茎は木質化している。本来は耐寒性に劣り霜や雪等に弱く日本の寒地では越年しにくいのだがマツバギクとして売られているものの中に、耐寒マツバギク"麗晃"或いは"花あかり"と言う品種は耐性に優れており、越年して群落を作ったりする。
因みに、日本では、マツバギクはランプランツス属とデロスベルマ属を総称してマツバギク属としているので、少しややこしい。

伊吹山を冠した花の名前

[イブキジャコウソウ]

最近、あまり歩いて居ないので、もっぱら植物園等で花を見る事が多くなっている。歩くと言うのは簡単な登山やそれに準じた山歩きの事で有る。先日訪れた広島市立植物公園のロックガ-デンにイブキジャコウソウが植えられていた。広島県の蛇紋岩から構成されている猫山や島根県太田市に有る立久恵峡等にも見られ、小さいが匂いが良い花で有る。今年は両地域とも行っていないのだが、立久恵峡の群生は見事で有った。

立久恵峡は島根県と広島県の県境付近に有る女亀山から流れる神戸川の中上流域に有る渓谷で、奇岩がそそり立ち九州の耶馬渓になぞらえて山陰の耶馬渓と言われている場所で、植生も豊富で珍しい植物も多い。マンネングサの仲間のオノマンネングサやムサシアブミ、イワギリソウ、オッタチガンキク等が有り珍しさも有って時々散策しているのだが、今年は訪れて居ない。

イブキジャコウソウと言ってもジャコウソウは別に有る草本で、この植物は低木に分類され、おそらく滋賀県と岐阜県県境にある伊吹山に群生しているので、最初に見つけた人が香りが良いのでジャコウソウと伊吹山の名前を付けてイブキジャコウソウと付けたのだろうが本来は木本で有る。

この花はハ-ブのタイムと同じ仲間でタイムの精油成分のチモ-ル(thymol)等を含む為に香りが良い訳で有る。だから極端に言えば日本の山野に自生するハ-ブと言っても言い過ぎでは無い。タイムの学名thymusは、ギリシャ語に由来しているが、甘い香りに満ちると言う意味や犠牲(イケニエ)を捧げる場合に香を炊くと言う意味が有るとの事で、古代ギリシャでは神に生贄を捧げた時に香りの有る植物を一緒に焚いたのかも知れない。

花の姿はクリ-ピングタイムに似ている様だ。もっともクリ-ピングタイムは別名をヨウシュイブキジャコウソウ(洋種伊吹麝香草)とも言われるので当然か?

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全体の姿

花は茎の先端付近に沢山付き、花色は淡いピンクで稀に白花も有る。花の形は唇状で、花先からオシベ二本が飛びだして見えるが、オシベは四本有る。別名を百里香とも言うらしいのだが、香りが遠くまで届くと言う意味合いで付けられた。これと良く似た名前の花に九里香と言う樹木が有る。ミカン科の樹木で月橘と漢字で書くのだが、やはり香りが遠くまで届くことから付けられた名前で有る。

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花の拡大

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イブキジャコウソウ
シソ科イブキジャコウソウ属
Thymus quinquecontatus

滋賀県の伊吹山に多く生えている矮性樹木。日本を含む東アジアの石灰岩地、蛇紋岩地、安山岩地等に見られ、茎は地面を這う様な感じで延びる。葉は小さい卵形で縁には鋸歯が無い。この葉に腺が有り特有の香りを出す。花は茎の先端淡いピンク色で、密に付く。形はハ-ブのタイムに似て、唇弁で雄シベが極端に二本飛び出している。

植物の捩れはどうして起こるのだろう?

[ネジバナ(モジズリ)]

草地を歩いていたらネジバナの群生が見られた。小さなラン科の花で可愛い。花の付き方を見てみると茎に対して、螺旋状に回転しながら付いているので、この名前が付けられたのだが、茎の上から見た時に左廻り、右廻りが有る様だった。しかし全てが回転しながら付いているかと思えば全く螺旋を巻かずに茎の一方だけに付いているものも有った。何故、螺旋を巻きながら花が咲くのだろうか?この答えは今の所解明はされて居ない様で有る。

一方、この花は古くから有ったらしくて、万葉集にも取り上げられている様だ。またモジズリ(捩摺)と言う別名があるのだが、百人一首の中に有る『陸奥の信夫捩摺りたれゆえに乱れんと思う我ならなくに』と言う歌が有るのだが、この信夫捩摺りから別名が来ていると言う説(野草の名前(夏)山と渓谷社)に対して古典と植物の作者は、この歌はモジズリを歌っているのでは無いとしている。確かに、そうなのかも知れなくて後から、後世の人が関連して付けた名前なのだろう。

新潟日報社と新潟県教育委員会主催の小中学生を対象とした理科に関する研究コンテストの中に"いきいきわくわく科学賞"と言うものが有る。その中に、いきいきわくわく科学賞2003年中学校第2分野部門県知事賞の上越市立直江津中学校古澤結理さんの"ネジバナのねじれに関する研究"と言うのが有り沢山のネジバナを観察して、右廻りか、左廻りか、どうして巻くのかの面白い話が載っている。(新潟日報の"いきいきわくわく科学賞"2003年を参照)全文読ませて頂いたが、結論的には花茎の捩れによって巻く向きが決まっている様だと述べている。また、環境要因、降雨要因等はハッキリしなかったとして今後の観察を増やす必要が有り、モダル実験として環境等と組み合わせた栽培等の方法も入れる必要があるだろうと述べている。さて、彼女はその後、この花に対してどう取り組んでいるのだろうか?5年経っているから、大学生か社会人になっている筈なので有るが。

植物界で蔓の場合は、アサガオの蔓は右巻きと言われている。右巻き、左巻きと言う表現で、巻き方の定義をするのは難しいと言うか、観察者の視点やネジバナの様に茎側から見た場合と外側から見た場合で変わる事が有る。そこで、糸等で用いられているZ巻き、S巻きと言う表現方法を植物の世界に転用して、Z巻きを右巻きと定義し、S巻きを左巻きと定義すると言うやり方が有る(Wikipedia参照)。しかし、これも反対としている場合が有りややこしい。Wikipediaの編集者が書いているZ巻きを、ここでは右巻きと定義して、写真の下の欄に記載した。同様にS巻きを左巻きとした。蔓が螺旋的に成長して行く様に見えるのは、植物の成長速度が速い部分が移動しながら成長する事と、茎の片側の成長が速いと言う現象が合わさって成長していくからだそうで、種によってこの方向は右であったり左であったりするとの事だ。

右巻は、良く知られている植物では、アサガオ、ヤマイモ、マタタビ、キウィフル-ツ等が有り、左巻きは、フジ、スイカズラ、ヘクソカズラ等が有る。互性している葉を有する植物の葉の付いている位置を結ぶと螺旋的に見えるのだが、この巻き方は大体同じ種類で半数づつ有るらしくてネジバナの花の付き方は、葉の変形で有ると言う説を採用すれば、捩れが同数有っても良いと言う説も考えられるとの事だ。また、茎の捩れ方にも関係しそうだがハッキリとは分からない等で、ネジバナの捩れに対する説明がまだまだ不十分で有る様で有る。

一つ一つの花は小さい(3mm程度)ので、マクロで撮影して見た。ラン科の特にカトレアの花のミニ版の様な形をしている。即ち、唇弁の縁がヒダヒダが有る所と、付属した側弁からなっているのだが、カトレアの様な豪華さは無い。

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右巻き

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左巻き

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巻いていないもの

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花の拡大

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ネジバナ(モジズリ)
ラン科ネジバナ属
Spirnthes sinensis var.amonea

別名はモジズリと呼ばれる日本全土の草原等に咲く多年草。一般的には花が花茎に対して螺旋状に付くことからこの名前がつけられた。別名としてネジレバナ、ネジリソウと呼ばれる事も有る。ラン科の花と言えば山地に多いので有るが人里に近い明るい草原で見られる。一般的には雑草と言った感じで扱われているかも知れない。モジズリとは捩じれた感じが、福島県信夫郡の信夫捩摺の模様に似ているから付けられた様で有る。

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KAN

Author:KAN
KANの花日記へようこそ、毎日一つの花に限定して日記風に花の事、日常のちよっとした事等を書いています。

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