スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

名前の謂れが不明な高山植物

[タカネビランジ]


植物公園のロックガ-デンに植えられていた高山植物の花。何となくマンテマに似ていたので名札を見るまではナデシコ科の花だろう位にしか思わなかったのだが、タカネビランジと書いて有ったので、日本の南アルプスの高山植物だったなと思いだした。

とは言え南アルプスには出向いた事が無いから高山植物の図鑑等で知っている花なのではあるのだが、南アルプスの最高峰の北岳や鳳凰三山等にピンク色の花が良く見られると言う。白花も有りこちらは赤石岳周辺に多いとの事だ。もっとも、花の開花時期は、平地と高山では異なるので、植物公園の様な平地では今咲いているのだが、3000m級の南アルプスでは7月下から8月中位に開花すると思われる。ビランジと言うのは外国名の様に思えるが実は和名で語源が不明の植物で有り、マンテマ属の中に入れられるそうで有る。

サクラマンテマ(フクロナデシコ)と言う園芸種の花が有り、今では雑草化して荒地等で沢山咲いているのだが、花色がやや濃いピンクで、学筒が膨らんでいるのだが、もう少しピンク色が薄くて、萼筒部分が細かったら、この花と見わけがつき難いだろう。

先に書いた様に、ビランジと言う名前は、一般的には不明とされているのだが、野草の名前(山と渓谷社)の夏には、次の様な事が書いて有る。アイヌ語説、ポルトガル語、オランダ語、スペイン語説等が考えられて来たのだが、アイヌ語には、ビランジに近い語源は見つからない、オランダ、ポルトガル、スペイン語等にも該当する言葉が無い。やはり不明なのだろうか?と江戸時代後期の物品名識と言う本にヒランジ、ヒランソウと言う名前が有り美蘭草或いは緋蘭草と言う意味なんだろうかと

ta01.jpg

全体の姿

花を良く見ると淡い紅色(ピンク色)で五弁で、花弁の先端が浅く二つに分かれている。また萼筒が花の下に有り、サクラマンテマ(フクロナデシコ)と良く似ている。また花の中心に有るメシベ(花柱)は三っに分かれている様で有る。

ta02.jpg

花の拡大

******************************************************************************************
タカネビランジ
ナデシコ科マンテマ属
Silene keiskei var.akaisialpina

オオビランジの高山型、草丈は5~20cm程度の多年草。自生地は南アルプスの北岳付近や鳳凰三山、赤石岳付近の岩場、砂礫等に生える。茎には微毛が生え披針形の葉は対生し、茎の頭頂部にフクロナデシコの様なピンク或いは白い花を付ける。

スポンサーサイト

エ-デルワイスの仲間

[ウスユキソウ]


植物公園のロックガ-デンにウスユキソウが植えられていた。ウスユキソウと言うと以前、豊橋市に住んでいた頃、二度程、中央アルプスの木曾駒へ出向いたのだが、下から歩いて登ったわけでは無くて駒ヶ根の菅の台駐車場に車を置いて、バスでしらび平に行って、ロ-プウェイで千畳敷へ上がった。ホテル前から千畳カ-ルから乗越浄土を越えて山頂の往複をした。しかし二度ともお天気があまり良く無くて、ほぼ霧の中を歩いた。ここにウスユキソウの仲間のコマノウスユキソウが咲いていたのを思い出した。この山は夏休みの期間中だったので、ロ-プウェイで順番待ちをさせられた印象が強く、霧の中を歩いた記憶しか無くて山頂からの展望も望めなかった。このコノマウスユキソウは木曾駒ケ岳の固有種でここだけしか生育して居ないものだったのだが、その頃はあまり花に興味が無くて写真にも撮っていない。今から思うと残念な事で有る。

ウスユキソウと言えば、ヨ-ロッパアルプスのエ-デルワイスが有名だ。昔映画で見た「サウンドオブミュ-ジック」の挿入歌のエ-デルワイスをジュリ-アンドリュ-スが唱って大ヒットした様な気がするが、もっとも「ドレミの歌」の方が日本では良く歌われて知られている。

エ-デルワイスと言うのはドイツ語で、気品のある白色と言うところから来ている名前だとか言われ、この花を白い貴婦人だとか表現されている場合が有る。もっともヨ-ロッパ原産のエ-デルワイスは見た事が無いので何とも言えないのだが、岩陰にひっそりと咲いていたらそう思うかも知れない。世界にウスユキソウの仲間が30種ほどあるらしいのだが、ヨ-ロッパのエ-デルワイスは学名がleontopodium alpinumと言う一種しか無くて、寧ろアジアに多く分布している花と言う事で有る。

日本には、ウスユキソウ、ミネウスユキソウ、ハヤチネウスユキソウ、オオヒラウスユキソウ、ヒナウスユキソウ、ヒメウスユキソウ(コマウスユキソウ)、レブンウスユキソウの5種2変種の7つが自生している。この中でウスユキソウとミネウスユキソウは同種でウスユキソウの高山型がミネウスユキソウと言うことらしい。またハヤチネウスユキソウは岩手県早池峰岳に分布する固有種で、北海道の大平山に咲くオオヒラウスユキソウが近縁種で有る事から一応、オオヒラウスユキソウがハヤチネウスユキソウの変種扱いとなっている。

白い花をつけるものとして、この近くの山で見かけるホソバヤマハハコと言う植物が有る。花の形は違うのだが、こちらも白い綿毛の様なものが付いている良く似た葉を持っている。私の様な中国地方にむものにとってはウスユキソウの自生は山に出向いても見られない様だ。四国の赤石山にはウスユキソウの変種と言われるコウスユキソウが自生しているとの事だ。先に5種2変種と記載したのだが、奈良県と愛媛県に自生するコウスユキソウあるいは北アルプスの八方尾根で見つかったハッポウウスユキソウ、南アルプスのカワラウスユキソウ等を加えて分類も6種1変種3品種と言う10種が自生すると言う説も有る。

ed01.jpg

全体の姿

花を良く見ると白い総苞の中心に黄色い色をした部分が有り、これが花弁と言われる部分で有る。白い大きな花弁に見える部分は、葉の変形した総苞と呼ばれる所で、この部分が特に白い微毛に覆われて雪が薄く積もった様に見える。

ed02.jpg

花の拡大

******************************************************************************************
ウスユキソウ
キク科ウスユキソウ属
Leontopodium

ウスユキソウの仲間は、日本では北海道から中部山岳、四国、九州にかけて分布する。ヨ-ロッパアルプスや南米アンデス山脈付近にも分布し、特にヨ-ロッパでは「エ-デルワイス」の名前で呼ばれている。薄雪草と和名が付いているのは花の様に見える苞葉の表面に白い綿毛が密生している所が、薄く雪を被った様に見えるからで有る。エ-デルワイスと呼ばれるヨ-ロッパのウスユキソウは一種であるのに対して日本では五種(六種)が生育している。

蕾と花で二度面白い花

[カルミア]

もう随分昔になるだろうか、丁度今頃、大分県を旅行した時だったのだが、その時は登山をする日程では無かったので、ミヤマキリシマを手頃な山で見ようと、別府市に有る鶴見岳のロ-プウェイで山頂付近に咲いているミヤマキリシマを楽しんだ。その折に、山麓のロ-プウェイの発着駅で発着時間を待っている時に綺麗なこの花が目についた。ツツジ科なのでツツジの仲間なので有るが、小さいパラソル状の花をあまり大きくない木(2.5m位)に沢山付けていた。

あれから随分時間が経ってしまいあまり最近はお目にかかっていない花だったのだが、植物公園のロックガ-デンへ向かう通路の入口付近に植えられていた。この通路はツツジ科の樹木等がまとめて植えられているのだが、既にツツジ等はあまり咲いていなくて、この花が目を引いた。一つ一つの花の形が可愛くて好きな花。

北アメリカ原産の中低木でアメリカでは「スプ-ンの木」とも呼ばれているそうだ。北アメリカの先住民族アメリカインディアン達がこの木でスプ-ンの様な食事を取る時の道具を作っていたからだと言う。他にも材質が堅いので、木細工、パイプ等に加工されている様だ。日本では、箸の材料としては孟宗竹、檜、桜等が使われるのだが、黒檀、紫壇等の堅い材質の木からも作られる事が有る。やはり毎回使う食事道具としては傷がついたりしない材料が好まれたので有ろう。

蛇足ながら、箸で思い出してしまったのは、今年3月までNHKの朝の連続ドラマの『ちりとてちん』ではヒロインの実家が伝統の若狭塗箸を伝えて行く工房?で有った様で福井県の小浜市の伝統産業の一つになっている。父が生存していたおり京都へ帰ると時々小浜市へ魚を買いにドライブがてら行ったものだったが、その頃は全く、伝統工芸の若狭塗箸が有るとは知らなかった。

カルミアは日本には1918年頃にアメリカから桜の苗木を送った返礼として、ハナミズキとカルミアが送られて来たそうで有る。北アメリカ等では10m程度の高木となる様で有るが、園芸改良されたのか気候風土の違いによるものか日本では2m~4m位の中大木に分類されている。最近は更に鉢等で栽培できる矮性のものが有る。

ka01.jpg

全体の姿

花の拡大写真から分かる様に、枝から無数の花茎を出して、蕾の時は金平糖の様な形をしていて、花が開くと模様の有るパラソルが沢山開いている感じにも見える。丁度、花柱がパラソルの取っ手にも見えたりもする。蕾の時の金平糖、花開いたらパラソルと二度も面白い形の花はあまり無いので非常に面白い花だと思う。花色は他にも、ややピンク色の強いもの等が有る。

カルミアの花言葉は『爽やかな笑顔』と言うらしいのだが、爽やかな笑顔で人と面した事あるのだろうか?何か何時も渋面でいる様な気もする。爽やかな笑顔で毎日を送りたいものだ。反省しないといけないな

ka02.jpg

花の拡大

******************************************************************************************
カルミア
ツツジ科カルミア属
Kalmia latifoia L.

カルミアはツツジ科の植物でアメリカシャクナゲ、ハナガサシャクナゲ等とも呼ばれている。この花は学名に記載したラティフォリアから作られたカルミア・ファスカ-タと言う園芸品種。他にオスボレッド、レッドクラウン、ピンクチャ-ムと言う多くの品種が有る。カルミアの花は金平糖の様な蕾、それが開いた時に小さなパラソル状となった可愛い花が比較的小さな木に密集してつく姿が綺麗な樹木だ。

二面性の有る植物?

[ジギタリス]


植物園にジギタリスの花が咲いていた。この花を見ると何故かジギル博士とハイド氏を思い出す。別に二重人格(最近ではこの言葉は使われなくて解離性同一性障害)を示す花でもないのに名前が少し似ているだからだろうか?ジギル博士が薬を飲むと狂暴な男ハイドに変わってしまうから自分の中で薬と言うイメ-ジが強い花だからだろう。
別段、心臓が悪いと言う訳でも無いのだが、ジギタリスは強心配糖体ジギトキシンと言う物質を含んでいる。この様な物質は人体には有毒な成分として作用するので有るが、少量の使用により優れた医薬ともなる。自然界にはこの様な現象を示す植物が多いが、誤った使用では死に至る事もある。
ジギタリスは古来ヨ-ロッパでは魔法の秘薬と言う事で民間療法的に使用されて来たと言う。あるきっかけで、近代医学へその効果がもたらされ、心臓病(心不全等)に効果を示した。しかし、使用方法を誤ると副作用で不整脈を起こしたり食欲不振、吐き気、下痢、視覚障害等のジギタリス中毒を起こしたりしやすいらしい。
花としては面白くて、釣鐘状と言うか袋状の中に豹柄の様な斑点が無数に付いていて、沢山花茎に付いている。これを欧米の人はキツネの手袋になぞらえて、フォツクス・グロ-ブと称している様だ。
これが気持ちが悪いと言う人もいる様で、遠くから見ると花色も豊富で沢山付いて咲いているから綺麗なのだが、近ずくと濃い斑点が花に付いてなんだがゾ~ッとすると言うのだ。

ji01.jpg

全体の姿

この植物も花は下から上に向かって咲き登っていくそうだが、花は異なるのだがミツガシワもそんな花で有った。マクロで覗いて見ると斑点の他に微毛が生えていて猫の手袋と言う名前でもよさそうな気もした。要するにこうした名前は受ける人の感覚でどうにでも変わるもので有る。
ジギタリスの花言葉は熱愛、熱い胸の想い..と言った内容を示す反面「不誠実」と言う意味もあるのだとか、最初に記載したジギルとハイドの様に二面性を持っていたり、ジギタリスに含まれる配糖成分の毒性と薬と言う二面性等〃にぴったりの花言葉ではないだろうか?

ji02.jpg

花の拡大

******************************************************************************************
ジギタリス
ゴマノハグサ科ジギタリス属
Digitalis

ヨ-ロッパから中央アジア原産の二年草(多年草?)、5月末位から7月頃に釣鐘状の花を花茎に沢山付ける。花色はクリ-ム色、ピンク、紫色と変化に富んでいるが、園芸種では別名のキツネノテブクロ或いは英語名のFoxgloveと言う品種が多い様で有る。昔はジギタリスは強心薬として葉等を乾燥したものが使用されていた。しかし使用を間違えると種々の中毒症状が発性する。

有用な雑草

[ドクダミ]

忘れないうちに、本日の話とはちよっと違うのだが、記載しておこう。近所に、白い小さな花を無数に付けた低木が有る。前々から何の樹木だろうかと思っていたら、昨晩、樹木辞典を読んでいたら目に付いた樹木でシャリンバイと言う樹木で有った。以前も確認した樹木だったがついつい忘れてしまうので、どこかへ書きとめておかなければと.....................

本日も雑草の話。とは言えこのドクダミは昔から有用な民間薬として重宝されて来た雑草で有る。ドクダミは葉はちよっと臭いのだが、毎年白い小さな花を沢山付けるので抜かずにそのまま放置していた。所が昨年ブロック塀をやり直した際に業者の方が雑草が生えていると古いブロック塀を取り外した際に見苦しいから除草して呉れたのだが、その折にドクダミも綺麗に抜いてしまった。しかし雑草の逞しさからかその後結構な数の芽が出てかなりの本数が復帰したので、またそのままにして有るが、以前より数は少なくなったが今年も小さな十字状の白い花を付け始めた。

白い十字状の花と書いたのだが、実はこりは総苞と呼ばれるもので、花はその中心部分に突き出している棒状の花序に沢山付く淡い黄色の小さな色をしたもので有る。

ドクダミの花が咲き始めると梅雨が近いと言う感じで、庭の除草も旺盛に成長するから大変な時期にさしかかると言う印象を強くする。言って見れば、個人的には季節の変わり目を感じられる花だと思っている。

ドクダミ特有の臭いの成分は、デカノイル-アセトアルデヒドと言う物質で、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、白癬菌等や一部の風邪等のウィルス等の活動を抑制すると言う働きが有る。しかし乾燥させるとこれらの効果は薄れる。他にラウリルアルデヒド、クエルシトリン、カリウム塩等が含まれ、抗菌作用、利尿作用、動脈硬化の予防等に効果が有ると言われている。古来から民間薬や漢方薬として重宝されて来た。漢方では十薬と言われる。

最近では良く農村部に有る『道の駅』等でドクダミ茶として売られており健康茶として使われる。今度、ドクダミの葉茎を刈取って乾燥させてドクダミ茶を作ってみようかとも思っている。また、若葉を天麩羅や和えものとして食べると臭みが消えるとの話があるのだが、何か不味そうな感じがする。こちらは試したくは無いが.........

do01.jpg

全体の姿

ドクダミの名前の由来は毒貯めから来ていると言われている。確かに、古来から民間薬として利用されて色々な効果が期待されて来たからで、そんな名前が付いたのだろう。

do02.jpg

花の拡大

******************************************************************************************
ドクダミ
ドクダミ科ドクダミ属
Houttuynia cordata

やや湿った半日陰等に生育する多年草。ドクダミ特有の臭いが有るのだが、葉を乾燥させたものは臭いはあまり感じられない。ドクダミの花は花弁では無くて4枚の十字状の総苞で中心に棒状のものの中に淡黄色の花が無数に咲く。ドクダミは古来から生薬として重宝されて来た。葉を乾燥させたものは煎じてドクダミ茶として用いられて来たのだが、高血圧や動脈硬化の予防等に効果が有ると言われ、傷や腫れものには生の葉を刻んで幹部に貼って使用したり、風呂に入れれば冷え性の改善に効くとか言われている。

雑草と言えども侮れない

[キキョウソウ]

自宅の庭に蔓延る雑草の内で、イモカタバミ、ムラサキカタバミ、アカカタバミ、カタバミはあまり抜かずに花期の間はそっとして置く。
所が、これは随分と不味い特にアカカタバミ、カタバミは暫くすると急速に地面を覆った感じで増え続けて行く。カタバミとアカカタバミを除草していると、キキョウソウが大きく育って花を付けていた。何でもキキョウソウは最初に閉鎖花を付けた後に花が開花すると言う事で、スミレとは逆順で花を付ける。

自分の中では、別名のダンダンギキョウと言う名前が好きで花姿をそのまま表現している名前だと思っている。シュウメイギクを植えて有る辺りで現在の草丈が80cm近くになってしまった。やや、シュウメイギクが押され気味。この花は、以前渓谷沿いの狭い草地で見た時は30cm足らずであったから小さい草丈の花だと思っていた。だから、放ったらかしにしていると随分大きく育っのだと再認識を強くしたのだが、以前に見た花姿とちよっと様子が異なる感じ。葉が丸くて茎を抱く様にして付いている。以前に見た時は葉は丸くは無かった。

調べて見ると、キキョウソウと良く似た花にヒナキキョウソウと言うのが有る。この花はキキョウソウと良く似た花を付けるのだが、葉が少し異なり丸くは無い。そうして見ると、渓谷沿いの草地で見た花はヒナキキョウソウだった可能性が有る事になる。

雑草は種子を上手くバラ蒔いてまた来年も沢山芽をだすからそろそろ抜いてやった方がよいのだが、花が可愛いので未だに抜いていない。そう言えば雑草で可愛い花を付けるものに、マツバウンランが有りこちらも小さくて、キンギョソウを小さくした様な紫色の花を付ける。今年もちよっと草取りをサボっているといつのまにか増えて来る。

dan01.jpg

全体の姿

可愛い花を付けて咲くのに、この花はしたたかな繁殖の戦略を持っている。閉鎖花を先に付けて、まずは、自家受粉し種を作っておいた後に花を開かせ虫達に受粉させると言う戦略性。花を開いて虫達が寄って来なければ種の存続が危ういものとなるのだが、一応保険と言う形で花を後から付ける。

dan02.jpg

花の拡大

******************************************************************************************
キキョウソウ
キキョウ科キキョウソウ属
Specularia perfoliata

北アメリカ原産の帰化植物。別名はダンダンギキョウと呼ばれる一年草。道路脇や荒れ地等に生える。自宅の庭のシュウメイギクを植えて有る所にいつの間にか生えていた。ダンダンギキョウの別名が有る様に葉が茎を巻く様な形で段々となった形で付くのだが、キキョウソウと言われる様に花は小さいがキキョウに良く似ていて可愛い。雑草に分類されるのだが、鳥が運んで来たのか今年はあちらこちらに生えている。

多くの品種が有る

[ルピナス]


散歩をしていると花好きの人が良く植えて育てているのだが、自宅の庭には一度も植えた事が無い花の一つにルピナスが有る。栽培は種で直接地面或いはプランタ等に直播して育てる様で、酸性土壌を嫌うらしくて、石灰等を土に蒔いてアルカリ性土壌にしてやらなくてはいけないらしい。
花色が豊富で花壇の背景用として適しているのだが、柳井市のフラワ-ランドで見た時には通路脇に並べて植えられており色とりどりのタワ-が立っている様な状態で面白かった。

原産地はアフリカの地中海沿い(エジプト等)や南部の南アフリカ等らしいのだが、品種が300種位有り古代エジプトでも栽培されて、食用や動物の飼料或いは薬用とされていた様で、この花の歴史も古い。耐寒性はあるのだがやや暑さに弱いので日本等では秋蒔き一年草として取り扱われる事が多いのだが、ラッセルルピナスは縮根ルピナスも耐暑性が低いので日本では一年草としての取扱で有る。キバナルピナス、ラッセルルピナス、傘葉ルピナス、ミナレットルピナス等〃の品種が知られ草丈は50~180cm位になりラッセルルピナスが一番大きくなる。

ru01.jpg

花姿全体

ru02.jpg

花の拡大

ルピナスはラテン語の狼の意味を持っているのだが、群れて蔓延ると言うことから付けられた名前だそうだが、日本では狼は明治時代に絶滅してしまった種で有る。古代から食用、薬用等の様々な用途で栽培されて来たと述べたのだが、種が油性でこれを食するとお肌に良いとか?
余談では有るが絶滅した日本狼(絶滅種は50年以上発見されていない種)を復活させようと言う計画は今のところ無い様だが、オオカミが天敵とされたテン、イノシシ、サルが増加して生態系を狂わしているとの被害等もあまり無いからなのであろうか或いは狼が森林に増えると人間にとって怖い存在となるからだろうか?種が独立したものとされ、世界中で現存している日本狼とされる種がいない為で有ろう。

******************************************************************************************
ルピナス
マメ科ルピナス(ハウチワマメ)
Lupinus

花色が多い古い時代からの園芸植物。葉が約7~13枚程度葉柄の先端に付き、丁度天狗が持っている団扇の形の様でとても面白い。また、花が咲く様子が藤の花を逆向きにした状態で咲くことから別名を『昇り藤』とも言う。

小さな白い花が沢山付いた

[ロ-タス・ブリムストン]

今年の3月にトクトクのBlogで記載した葉で有るが花が咲き始めたのでFC2のBlogで正式に書いて見よう。花は白い花で予想していたより意外と沢山付いている。3月に書いた時、Lotusの意味が分からない様な事を書いたので有るが、蓮の事をロ-タスと呼ぶので何で、この植物に付いているのかなと思っていた。しかし蓮の学名はNelumbo nuciferaと言う事で、ハスの事を英語表記でロ-タス(Lotus)と言うのに気が付いた。

ロ-タス(Lotus)はミヤコグサ属の学名で、この仲間の花の総称で有ると言う事に気が付き、ミヤコグサを調べて見ると、マメ科ミヤコグサ属で、当然と言っては変なのだが、学名がLotus corniculatus...この植物がロ-タス・ブリムストンと言う名前が付いていたのは、ミヤコグサの仲間で有ると言う事が分かった。ポルトガル原産のロ-タス・ヒルタスと言う植物の鑑葉園芸種の様で、ロ-タス・ヒルタス'プリムストン'が正式名称の様で有る。

植物全体は産毛の多いややシルバ-がかった葉と、新芽から成長した黄緑色の産毛に覆われた葉が現在は混生している。そして新しい葉が緑が強くなって来て、花茎を伸ばして先端付近に5mm前後の白いマメ科特有の花姿をした花を数輪開かせている。

lo01.jpg

全体の姿

この植物は耐寒性が有り冬場も元気に葉を繁らせていたのだが、暖かくなって来たら急速に新芽を出して植えた時の倍以上の大きさになってしまった。一緒に植えて有るヒュ-ケラやホスタ-(ギボウシ)、斑入りクロ-バ等を駆逐しそうな勢いで有る。少し刈り込んでやったのだが、これ以上繁ってしまうと植えて有る付近の通行の妨げになってしまう。

lo02.jpg

花の拡大

******************************************************************************************
ロ-タス・ブリムストン
マメ科ミヤコグサ属
Lotus hirsutus "Brimstone"

ポルトガル原産のロ-タス・ヒルタスの園芸種で、耐寒性、耐暑性に優れたふかふかの産毛に覆われた葉を持ち、新芽が伸びると明るい緑色で、一般的には鑑葉植物として植えられる事が多いのだが、5~6月に産毛の多い白いマメ科特有の花を付ける。

花姿が可愛い

[ギンバカゲロウソウ]

柳井市のフラワ-ランドに出向いた折に見かけた花の中から本日は取り上げて見よう。小さくて可愛い花だなぁと思わず傍によって写真を撮影してしまったコツラ・ヒスピダ(流通名はギンバカゲロウソウ)。
細く裂けた葉が艶やかな白緑で銀色の葉と言う意味で和名は銀葉蜻蛉草或いは銀葉陽炎草と名前が付けられ流通している様であるが、原産地が南アフリカ等の割には耐暑性が低い様で有る。
コツラヒスピダとコツラバルバ-タと言う品種が有るそうだが、バルバ-タは葉は緑色で一年草で、このヒスピダが縮根で葉が面白いので良く売られている。

更に別名に花ホタルと言う名前が付けられて売られている様なのだが、花が黄色の場合は細い花茎の頂部に乗っていて、風が吹くとゆらゆらと揺れる様がホタルが飛んでいる様にみえるんだろうなぁと、そう言えばそろそろ蛍も飛び始める季節に近くなったなぁ~。

蜻蛉や陽炎はちよっとイメ-ジが違うかな~と思いますが、流通名等で花の名前を付けた人の感覚の問題も有り、花姿の弱よわしい姿を蜻蛉に例えたのかも知れないし、風が吹くと揺れる様が陽炎の様にユラユラとした状態に見えたのかもしれないのだが?

gin01.jpg

花姿全体

gin02.jpg

花の拡大

******************************************************************************************
ギンバカゲロウソウ
キク科コツラ属
Cotula hispida

南アフリカ等の原産の多年草。葉は艶の有る灰色がかった白緑で、細く分裂している。葉が特徴では有るが、葉の間から花茎を伸ばして1cm位のボ-ル状の花を付ける。鑑葉の植物としての人気が高い様だが、この小さな黄色い花を付けた姿が可愛らしい。花色は黄色の他にも赤色等があるそうだ。

玄関先に咲いた可愛いピンクの花

[エゴの木]

玄関先に植えて有るエゴの木がピンクの花を沢山付けている。花径は1cm前後で小さな五弁花で葉の下側に数本の花柄を出してぶら下がった感じで咲いている。山の谷筋等で見られる白い花のエゴノキに対して赤エゴノキ或いは紅花エゴノキとも言われる。
花の中心に有るオシベは黄色で白花と同じで10本程度有る様だ。赤エゴノキは商品名でアカエゴノキ"ピンクチャイム"と言う名前で売られている様で、あまり普通のホ-ムセンタ-等では売られていない。

社団法人日本植木協会のWebペ-ジに新樹種紹介に紹介されている。それを見ると、エゴノキ'ピンクチャイム'と記載されて、花が葉が展開した後に開花し、咲き始めは花付きが良いとの事で、湿潤地を好むとの事で、乾燥は花付きを良くするが樹勢が衰えるとの事だ。この木は植えた業者の人から、水は必要無いと言われていたので、あまり水やりをしなかったがどうも違う様だ。

またインタ-ネット園芸店とも言うべき園芸ネットには、ピンクチャイムス・ペンデュラと言う枝垂れ品種が紹介されている。花は同じで枝が垂れる様であるのだが、この木と大きな違いは無い様に見える。

ピンクチャイムと言う表現は枝からこの花が垂れさがってチャイム(鐘)の様に見えるから付けられた名前と思われるが、まさに適正な名前を付けている気もする。

ego01.jpg

木全体の姿

エゴノキは実などにサポニンと言う成分を含んでいる。サポニンは椿等や多くの植物にも含まれており、天然の界面活性剤的な働きをする様で、例えばムクロジと言う木の皮等を水と混ぜて石鹸がわりに昔は使用したと言う説や、エゴノキの皮や実を水に浸した汁を川等に流すと、魚が死んだりした事から魚毒と言われてきたり、殺菌力や抗菌力が強く、人が飲むと溶血作用を起こしたりする等が有り毒草として知られて来た。

毒草と言う事は少量の含有で生薬としての使われ方も有った様で、含有量の低い植物(朝鮮人参)等は昔から重宝されて来たのだが、副作用も色々と有る様で有る。ともかく植物は色々な成分が含まれているのでむやみやたらと誤食しない事が必要で有る

ego02.jpg

花の拡大

*********************************************************************************
エゴの木
エゴノキ科エゴノキ属
Styrax japonica

日本全土、中国、韓国等の東アジアに分布する落葉小高木。エゴとは、植物中にサポニンと言う成分を含み、『えぐ味』が有る所からエグイキからの転化で有ろう。木は粘り気が有るので、昔はカンジキや背負籠やオイコ等の山道具に使用された。最近は花が可愛いので庭木等で植えられる事が多くなった。一般的には花色は白で有るが、ピンクの花を付ける園芸種の赤エゴは珍しい。

ジャスミンの仲間だけれど

[キソケイ]

自宅の樹木達もこの時期になると色々な花を付け始める最初にヒラドツツジ、モッコウバラ、次ぎにキソケイの黄色そしてエゴの木のピンクの花が付く。山野に有るエゴの木は白い花なのだが、園芸種としてはピンクの花が好まれる様だ。そろそろ蕾から開花し始めたので明日にでもBlogに取り上げて見よう。
現在、ヒメライラックの木とウツギ(卯の花)の木を差し木しているのだが成功するかは不明で有る。もし成功すれば紫色の花を付けるライラックと白い花を付けるウツギがやはりこの時期に咲くことになるのだが.....

キソケイは漢字で黄素馨と書くが、所謂ジャスミンの仲間で有る。花からはあまり強い芳香はしないのだが、かすかにジャスミン特有の匂いがする。大きくならない様に植木鉢に植えたものを鉢ごと地面に埋めて有る。本来、こんな事をすると植物にとっては迷惑な事であり、移植する時に根が鉢を割って出ていたりする場合が多く、鉢のかけらを取り除くのに苦労したりするので、やりたく無いのだが......
キソケイは名前の如くやや細長い筒の付いた感じの黄色い花を付ける。それが次々と咲いて花から弱い香りを漂わせている。

原産はアフリカの北大西洋付近或いはヒマラヤ地方らしいが、アフリカと言うイメ-ジとは異なる気候風土に育っ樹木だろう。逆にヒマラヤと言うと、何かとても寒いイメ-ジが有るのだが、日本の冬場も平気で乗り切っている。
調べて見ると、比較的耐暑性が有り、やや耐寒性に欠けるとの事で、寒い地方では鉢植で冬場は屋内に取り込む方が良いとの事。自宅は一年中外に有るのだが、広島県で有るから気候的には暖かいので大丈夫の様で有る。

ki01.jpg

花は黄色で、直径2~3cm程度で5裂していて、約2cmの筒状になって茎に付いている。葉はつるっとした感じで微毛は無い。

ki02.jpg

花の拡大

******************************************************************************************
キソケイ
モクセイ科ソケイ属
Jasminum humile var.revolutum

ジャスミンは白い花が咲いて芳香が強いが、キソケイの方は余り強い香りはしない。黄素馨と漢字で書くのだが、素馨と言うインド原産の樹木が有るのだが羽衣ジャスミンと言われる良い香りのする白い花を付ける。ジャスミン茶や香水の原料として使われる樹木にマツリカと呼ばれるアラビア・ジャスミン等も同種。ジャスミンと言うのはソケイ属の総称で、ソケイ、ヒマラヤソケイ、ウンナンソケイ、キソケイ、ボルネオソケイ、マツリカ等多くの種が有る。しかし、ジャスミンと名前が付いているカロライナ・ジャスミン、アメリカ・ジャスミンは別科別属の樹木で有る。

いずれがアヤメかカキツバタ

[アヤメ]

やっと自宅のアヤメが見ごろを迎えている。今年はこの花を植えて有った場所に有ったナンテンを根ごと抜いた時にかなりアヤメも一緒に抜いてしまったのであまり咲かないかもと昨年思っていたのだが、全体的に小ぶりの状態ではあるが咲いてくれた。

植物を植えているけれど、昔はあまり興味が無くて適当に植えていたので花が咲いた時に色合いや見た目もあまり良くない。このアヤメも植えた位置が悪くて樹木のクチナシ、サツキ、ナンテンの下に植えて有り、特にナンテンが蔓延ってしまい抜かないとと言う訳でアヤメも大分炒めてしまった。
アヤメ科の花のジャ-マンアイリスとイチハツも無造作に場所を占領していて、ジャ-マンアイリスも増えすぎて、先日かなり抜いてしまったのだが、ギボウシを占領してしまいギボウシがやられてしまいそうで有った。

そう言えばイチハツの花はアヤメに少し似ている、アヤメと比較して自宅では少し早く咲く。花はアヤメと同様に文様が有るのだが、やや暗いし、どちらかと言うとシャガの花姿に似ているかも知れない。
昔から、女性の美しさを表現する言葉に『いずれがアヤメか、カキツバタ』と言う表現方法が有るのだが、要するに見わけがつかないほど美しいと言う意味を持ち、美人を選択するのに迷うと言う例えで有る。確かに花は美しいかどうかは個人の感覚による所が多いのだが、遠くからでは分かり難いのだが、生えている場所が異なる。カキツバタは水生に近いのだが、アヤメは陸生の植物で有る。

これから咲くノハナショウブ、ハナショウブ等も良く似た花を付けるのだが、特にハナショウブはアヤメ科の花の中では美しい花を付け、各地の菖蒲園で梅雨の時期に見ごろを迎えて賑わう。菖蒲(ショウブ)と書いて、アヤメと読む場合はアヤメの花を漢字で表記する場合が有る。しかしながらショウブは別の花でサトイモ科ショウブ属に分類されて、花はアイスキャンディの様な棒状でショウブ湯(葉を風呂に入れて端午節句頃にその風呂に入り男児の無災息災を祈る)に使われる。

aya01.jpg

アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、ノハナショウブ、イチハツ、ジャ-マンアイリス等の花は花被片が大きくて紫色をしている場合は良く似ているのだけれど、黄色の花を付けるキショウブやハナショウブは直ぐに別種の花だと見分けが付く。

アヤメが咲き始めると、そろそろ梅雨が近く、次にアジサイの花とビョウヤナギ、ヒペリカム等の花、アリストロメリアの花が咲き始めて来る。自宅のそんな花達の移り変わりを知らせて呉れる花でも有る。

aya02.jpg

花の拡大


******************************************************************************************
アヤメ
アヤメ科アヤメ属
Iris sanguinea

文目とか菖蒲と書く多年草。良く似た花にカキツバタ、ハナショウブが有る。アヤメは外花被片に網目状の紋様が入り、カキツバタの場合は網目は無くて白い斑紋が入る。またハナショウブも網目は無くて黄色い斑紋が入る。更に、アヤメは乾燥した土地、カキツバタは水中や湿った場所、ハナショウブもやや湿った土地に育つ。PCでアヤメと入力すると菖蒲と言う字が変換されるが、ショウブの場合はサトイモ科の植物であり紛らわしい。

花の名前は分からないものが多いとつくづく感じる

[ヘリクリサム]

最近、近くの山に住んでいるキジの声で目が覚める。田舎に住んでいるんだなぁ~と感じる。鶏が変な鳴き声をしているのかなぁと思っていたのだが、聞こえて来る位置が毎朝変わっている。山の裾野を移動しているのだろうか?
今庭に白い菊の様な花が沢山咲いている。ずっとピレスラム(虫よけ菊或いは除虫菊)と思っていた。しかし、どうも葉が違う。似た花をあげて見ると、マ-ガレット、フランスギク、シャスタ-デ-ジ、ワイルドデ-ジ、カミツレ(カモミ-ル)、クリサンセマム・パルドサム(スノ-ランド、スノ-ポ-ル)等が有るのだが、どうもマ-ガレットに近い様だが葉が違う等で現在も解決していない花。

一昨日出向いた柳井フラワ-ランドにヘリクリサムと言う花が有り、矮性種のチコミックスなのであるのだが、山口花キ振興センタ-で栽培されたと記載されていた。ヘリクリサムは秋蒔き一年草で発芽率も高くて沢山出来るブライトビキニと言う品種があるのだが、このチコミックスは育ちにくいのだろうか?わざわざ山口県花キ振興センタ-で栽培されたと記載してあるのは?係りの人に聞いて見れば良かったのだが........
同属のヘリクリサム・ペチオラレと言う花が有り、南アフリカ付近の原産で有るが同じ名前の花とはとても思えない花姿をしているものがある。またハ-ブ等に分類されているカレ-プラントと言う銀葉の黄色い花を付ける花もヘリクリサムと呼ばれていたりするので??な名前で有る。

調べて見ると、ヘリクリサム属の花は意外と多くて、特にヘリクリサムと言う名前で花屋で流通しているのに、ムギワラギクと日本名のついているこの品種や、ハナカンザシと言われる品種等が有る。流通の段階でヘリクリサムとしてこれらも売られていたりする。先に取り上げたカレ-プラントも間違い無くキク科ヘリクリサム属に分類されているから名前をどう呼ぼうが間違ないのではあるのだが.......。

花は見た目だけでは、分からないものが多い。植物分類学でも勉強しても複雑すぎて分から無いだろうなぁ~!!だけれど、同じ名前が付いていると素人は見た目で花の名前を覚えているから、あの人の言っていたのは嘘だとかなってしまう。自宅でも私が言う花の名前が違っていたとか良く言われたりする事が多い。専門とされる花屋さん???でも流通させる時に勝手????な名前を付けて売っているくらいだから

he01.jpg

花色が白系

he02.jpg

花色がミックス系

******************************************************************************************
ヘリクリサム
キク科ヘリクリサム属
Helichrysum bracteatum

オ-ストラリア等の原産の多年草(日本では一年草扱い)。日本名は麦藁菊ともいわれる。花弁の外側の花を包んでいる総苞にケイ酸を含み硬い感じがしたり花が金属光沢を有している。おそらく麦藁菊の和名はこんなところからきているのだろう。耐寒性はあるのだが、耐暑性が低いので一年草とされる。品種は、ここで取り上げているチコミックスの他にブライトビキニ、サルタン混合等が有る。矮性のチコミックスは草丈が15cm前後でブライトビキニは30cm程度となる。

天気が良いので久〃に山口フラワ-ランドへ

[チャイブ]


朝にオキナグサの花後の白い綿毛から種を取り少し直播をして見たり、ペチュニアの苗が発芽していて狭苦しそうだったので、小さい苗を個別に分けたりした。
天気が良いので柳井市に有る山口フラワ-ランドに天気が良かったので出向く。本館の一階の研修室で春の山野草展が開かれているのも出向いた目的の一つで有った。山野草展では、柳井山草会の人達が育てたムサシアブミ、ウラシマソウ、ヤブレガサと言った馴染みの花や樹木のヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)やミヤマキリシマツツジ等の盆栽仕立の花達が展示されていた。しかしながら、大体が自然に生えていたり植物公園等で鉢等に植えて無いものを見ている花達なのでやや期待外れ。育てている方達の丁寧な育て方には感心はしたのだが.......
山野草が販売もされていたが、先日取り上げたユキモチ草も売られていたが、値段が高い。他に欲しいと思ったものは置いて無かったので、フラワ-ランド内の花壇や展示温室を歩いて見た。本館屋根の上やロックガ-デン付近おそらくメキシコマンネングサと思われる黄色い花がびっしりと生えていた。特に本館の屋根に生えている量はもの凄い。花後はどうするのだろうか等と余計な思いが...........
園内は展示温室付近から日頃と逆回りで見て回る、現在の主力?の花はペチュニアで植えかえが終わった所で、これから夏場に向けて増えて行くのだろう。
後はルピナス、バラ、ゼラニウム、マリ-ゴ-ルド、マ-ガレット、キンギョソウ、サイネリアと言った定番の花達。そんな花達を見ながらゆっくりと散策してハ-ブ園へフレンチラベンダ-の特有のインデアンの頭頂を飾る様な羽に似た花の軍団、そしてチャイブの葱坊主。

cha01.jpg

チャイブはネギと同属の緑黄野菜に属するもので、花を鑑賞しない場合は花を摘み取って育てる。ネギやアサツキより味はマイルドで西洋料理に刻んで載せたり、炒め物として使われたりする。シベリアからヨ-ロッパに原産していたものをハ-ブとして栽培され始めた。和名はエゾネギとも言うのだが、北海道の方に沢山あるのかなぁ?
この植物の効能は、食欲増進、消化促進、血圧降下等に効くと手持ちの図鑑に書いて有るのだが、さてどんなものだろうか?ハ-ブとしての別名は英語で複数扱いでChivesと書かれるのでチャイブスとも言われる。

cha02.jpg

花部分の拡大

******************************************************************************************
チャイブ
ユリ科ネギ属
Allium schoenoprasum

ハ-ブの仲間で、葉は細い円筒形でネギやアサツキと同じ感じ、所謂ネギボウズと似た花を茎の頂部に付ける。特に西洋料理としては日本のネギと同じ様な使われ方をしている。当然緑黄野菜のカロティン、ビタミン等を多く含む。

自宅に、こんな花が咲き始めた。

[アルケミラモリス]


最近山野草の記事が多いので、少し目先を変えて自宅の花を取り上げて見よう。暫く自宅の庭の花を詳しく見てなかったのだが、昨朝、水やりをしていたら黄色い花が目についた。何だろうかと思って昨年植えて頂いた方がプレ-トに名前を残してくれていた。アルケミラモリスと書いてあった。

アルケミラモリスはヨ-ロッパ原産の多年草の様で有る。葉が聖母マリアのマントに似ている事や、ハ-ブとして女性の種々の病気治癒に使われたと言うことから英名でレディスマントル(Lady's Mamtle)と言う名前が付けられた。女性の体を慈しみ優しくマントで包むと言う意味合いを持つのだろうか?

葉の表面は小さな産毛が生えていて水をやると水滴が溜まって朝露の滴の様になる事も分かった。この植物は耐暑性は無い様なのだが、昨年の猛暑に良く絶えて今年は旺盛に増えていて、イチゴの葉と競合する様になっていたので、プレ-トも葉に覆われてイチゴの葉だろう位にしか思ってなかったのだが、どうも葉の様子が違うなぁ~と思っていたら花が沢山付き始めていたのでやっと名前を見て見ようと.......

アルケミラも錬金術と言う言葉に由来し、葉に貯まる水滴が錬金術の様な万能の力を持つとヨ-ロッパでは信じられていたことから付いた様子で有る。下の写真に水滴が写っているのが分かると思うが..

ar01.jpg

この植物は寒冷地向きの様で自宅の場合は植えた場所が良かったのかも、自宅で唯一夏場にあまり直射日光の当たらない玄関先の日陰になる所に植えられていたから、夏場の暑さに耐えたので有ろう。調べて見ると水切れは良くない様なので、今朝も水やりをしておこう。

ar02.jpg

花部分の拡大

******************************************************************************************
アルケミラモリス
バラ科ハゴロモソウ属
Alchemilla mollis

別名レディスマントル、西洋ハゴロモグサとも言われヨ-ロッパ原産の多年草。花径は5mm程度の集団で地面を覆う様子に広がる。日本の高山植物ハゴロモグサと同属。花は黄色で葉はハ-ブとしての利用が可。←調べて見るとアルケミラ・モリスとアルケミラ・ウルガリスとが有る様でハ-ブとしての適性はウルガリスの方が強い様で有る?。

高価で売られているが

[エビネ]


この花はエビネの仲間では良く売られているから馴染み深い花で有る。購入した事も育てた事もないのだが、先日、山道に有る道の駅で販売されていたから市場ではどの程度の値が付いているので有ろうかと覗いて見た。一株で、1000円~3000円の値段が付いていた。決して美しい花では無い?のだがこの様な価格が付くのは求める人が多いからであろうか?

この花の写真は『山野草の楽園』で沢山植えて有ったので撮影したのだが、葉は薄くて長楕円形で先端は細く尖って、普通2~3枚で葉に沿って縦に葉脈が有る。花茎は葉の中心から伸展して、多数の花を付ける。色は萼や側弁が褐色系で、唇弁が白から薄い紅色を帯びているのが多い。

一時期の山野草ブ-ムでエビネの乱獲が結構有った様で有るが、最近は供給側が種から育てて安定的な生産体制を作っている等から、山野のエビネが有る場所にわざわざ探して採取すると言う傾向は治まった様で有る。

ebi01.jpg

全体の姿

エビネは比較的栽培が容易と言うことや、交配しやすくて例えば自然にキエビネと交配したものはタカネ、キリシマと交配したものがヒゼン等〃や人工的に各種のエビネ(ジエビネ×キリシマ×キエビネ×サルメン)でキタと言う品種やカスガ、ヤマト等〃が作られている事から育てている人が多い。

ebi02.jpg

花の部分の拡大

******************************************************************************************
エビネ
ラン科エビネ属
Calanthe discolor

ジエビネ、ヤブエビネとも言われる。北海道西南部から沖縄まで分布する多年草。愛好家も多くて乱獲の憂き目に有っている種の一つで環境省の絶滅危惧Ⅱ類に分類されている。和名の由来は地下茎の形が地上近い所では連なった形となることからエビに似ている意味で海老根と言う。
エビネに代表される和製ランはキエビネ、キリシマエビネ、サルメンエビネ、ナツエビネ等多くの種類が有るがいずれも園芸愛好家の人気も高く高価で市販されており乱獲の一因となり、絶滅が心配されている。最近は一時期程の山野草ブ-ムでは無くなり、生産体制も整って来た等〃から一定の歯止めもかかっている様だ。

初めてお目にかかりました。

[ユキモチソウ]


本日も先日訪れた[山野草の楽園]で見させてもらった花で有る。山野を歩いていて、この手の形の花を見ると、直ぐにマムシクザと思ってしまう。この手の花はテンナンショウ属に属する花で所謂サトイモ科の花に良く見られる仏炎苞が色々と変形した形を有している。テンナンショウ属の花は、マムシグサ、ウラシマソウ、ミミガタテンナンショウ、ムサシアブミ、ユキモチソウ等が良く知られている。

いずれの花も仏炎苞を有し、その形も種によってさまざまで有る。葉も良く似ており葉柄の根本は葉鞘となり筒状で重なっていて茎の様に見える。良く見られるマムシ草はこの筒状(偽茎)の部分が蝮の模様に似ている所と仏炎苞が鎌首を上げた蝮に似ているから付けられた名前で有る。このユキモチソウはちよっと目には姿形が似ているのだが、偽茎が筋状で有ること、筒状の部分は内部が白くて、先端部分に近い所に付属体の卵状の乳棒の様なものが付いている点で違っている。

この先端部分の付属体から雪の様な白さと餅の様な形から名前が付いた様で有る。また学名にSikokinaumと付いているのは四国で良く見られると言う為で有ろうまた多くのテンナンショウ属の花と同じ様に雌雄転換が見られる植物でも有る様だ。

yuki01.jpg

筒状の真ん中に、本当にお餅の様なものが突き出していて面白い。一度ウラシマソウと言う花を見た事があるのだが、こちらは仏炎苞の先が細くなり釣り糸を垂らした感じの紐状となっていたが結構テンナンショウ属の花は面白い形体のものが多い。サトイモ科のサゼンソウにしても仏炎苞とその中に包まれた感じの赤い花?がお坊さんがちよこんと座っている感じで面白い形体をしている。

yuki02.jpg

お餅??の部分の拡大

******************************************************************************************
ユキモチソウ
サトイモ科テンナンショウ属
Arisaema sikokinaum

春に仏炎苞に包まれた白い乳棒からこの様な名前が付いた。また日本には四国、三重、近畿地方の山林に自生している多年草。しかし、この花も環境省の絶滅危惧Ⅱ類に分類され数が年々減っている様だ。

珍しいラン科の大型の花

[クマガイソウ]

島根県邑南町布施に有る山野草の楽園が、毎年5月になると一般公開される。今年は5月1日~20日までの期間限定の公開で有る。先日、赤名湿原に出向いた後に大回りして、この山野草の楽園を訪ねて見た。

この山野草の楽園は、山野草を栽培或いは保護を目的として、オ-ナ制度で山林の所有者の服部氏が管理しているのだが、珍しい山野草も植栽されている等から山野草の花の多い時期に一般の山野草愛好家にも公開している。場所は少しわかり辛いのだが、道の駅『瑞穂』で尋ねると教えてもらえると思う。私は今年で三度目なので間違い無くたどり着けたのだが......

この時期にこの山野草の楽園に咲いている花は、カッコソウ、ユキモチソウ、ハッカクレン、クマガイソウ、エビネ、キエビネ、サルメンエビネ、チゴユリ、ユキザサ等が主であるのだが、クマガイソウはタイワンクマガイソウとクマガイソウが植えて有り、少し群生して来た様で有る。

この花は現在野生で見られるところは少なくなって来ており、日本全国の公開されている自生地は少ない。それは、絶滅の原因の一つに他のラン科の花と同じく山野草の乱獲によるものが大きいとの事である。最近Googleのサ-ビスでアラ-トで山野草を登録しているのだが、昨日の記事に、福島県福島市松川町水原で『クマガイソウの里まつり』が開催されたとの記事が有った。

約1000平方mの山の斜面に一万株以上が群生しているとの事だ。盗掘が多い花なので、逆に一般公開をしてそれを守ると言う方針の様で有る。こんな話はクマガイソウ自生地のあちらこちらで聞くのだが、盗掘等を避ける意味で中国地方の自生地は一般にはあまり公開されていない。

クマガイソウの名前の由来は、平安末期から鎌倉、室町時代の頃、戦闘用の防具で有った母衣(ほろ)に花姿が似ているから、この母衣は、特に馬に乗った武将が敵の流れ矢を防ぐ意味で背中に付けて用いられていた。馬で走ると風で膨らんで流れ矢等から身を守る事が出来た様なのだが、戦国時代に入ると、織田信長等は武士の勲章の一つとして、黒母衣衆、赤母衣衆等と称した一種の特別な階級の様なものとして使った例が有る。

母衣を用いると言うこと自体が武士の階級の上でも上層階級で有ることから、平安時代末期の源平の合戦で特に有名な熊谷直実(くまがいなおさだ)と平敦盛(たいらのあつもり)の一の谷での一騎打ちの話が有る。クマガイソウと良く似たアツモリソウを平家方の武将の平敦盛とし、源氏方の武将の熊谷直実をクマガイソウとしたと言われている。花が赤い方がアツモリソウで白い方がクマガイソウで有るからだ。

kuma01.jpg

群生

話が熊谷直実に移るが、彼は元々平家の一族で、関東で平将門の乱が起こった時に、平貞盛等が平定した事になっているが、その貞盛の流れを組み現在の埼玉県熊谷市付近に、代〃住んでいた豪族で有る。源頼朝が鎌倉幕府を開く頃に源氏に属する様になった様だが、源義経に従い一の谷の合戦で敵将、平敦盛を打ったことから、その後、出家し、菩提を弔ったとか、その直系の子孫が安芸国の豪族として栄え、毛利氏との連携を強め毛利一門衆ともなった。

kuma02.jpg

花のアップ

歴史背景を紐解いて見るとおもしろいのだが、熊谷氏の発祥地の埼玉県さいたま市にクマガイソウの自生地が有ると言うのもちよっと面白い気もするが、本来は全く関係は無くて花の姿かたちから連想ゲ-ムの様にして付けられた名前で、別の武将の名前でも良かった訳で有る。

******************************************************************************************
クマガイソウ
ラン科アツモリソウ属
Cypripedium japonicum

ラン科の多年草で、北海道南部から九州までに分布する。草丈は40cm位で葉は対生した感じで二枚付くのだが、それぞれが扇形をしていて大きいので、まるで傘をひっくり返した感じに見える。花弁は楕円形であるが、特に唇弁が大きく膨らんだ袋の様な形で白くて紫褐色の模様が有る。
この膨らんだ感じが母衣(ほろ)の様だから、昔この母衣が実戦で良く使われた平安末期から鎌倉時代の武士の名前を取り、熊谷直実に因んでクマガイソウと名付けられた様である。またこの花に良く似たアツモリソウと言う花があるのだが、平敦盛から名前を取った。
熊谷直実は源氏の武士で、敦盛は平家の武士で有るが、クマガイソウの花色が白だから白旗、アツモリソウは赤いので赤旗を想定してそれぞれの武将の名前にちなんだとも言われる。絶滅危惧Ⅱ類に指定されている花。

小さくて可愛い山野草

[チゴユリ]


この時期、山等を歩くと小さい白い花をうつむき加減にして付けているチゴユリにお目にかかる事が多い。何げ無く道の端に目をやると葉がやや長い楕円形の草が見られ、その先端に小さくてやや黄色みがかった白い花を見付ける事ができるだろう。

稚児百合と漢字でかくのだが、小さくて可愛い花から、お稚児さんを連想したので有ろう。元々仏教の行事に子供達も参加し、子供達の健やかなる成長等を御仏に守って頂くと言う意味から行われ出した。少し着飾った子供達の何とも言えない表情が可愛い。

チゴユリはと言うと、これから咲くササユリ、ヤマユリ等の山野に咲く百合に比べて非常に小さくて美しさは無いが、可愛いと言う表現がぴったりとするユリの花で有る。葉は一つの株から5~7枚前後出している様で、茎はあまり枝分かれしていない様に思える。その先端にちょこんとした感じで咲いている花を見付けると思わず「可愛い.....」と

葉の状態等はアマドコロやホウチャクソウに似ていなくもないのだが、葉が小さい内には分かりずらいが、花が咲き始める頃になると、それらは結構大きな葉となり、チゴユリの場合は小さいのでみわけやすかろうと思う。

昨年はサクラソウの自生地にサクラソウの群落を見に行ったおりに、付近を散策していたら偶然沢山道端に生えていたのを見たものだったが、今年は湿地の周りに有る遊歩道を歩いていた時に見つけた花で有った。毎年、登山道で会ったり、花の自生地付近で会ったりと色々と場所が変わって面白い。しかし、大体がやや薄暗い所に咲いている時が多いので写真撮影にも苦労する花でも有る。

chigo01.jpg

全体


花は良く見ると、雄シベの姿等にそれぞれ個性が有る様な気がする。もっと沢山の花を見ていれば何か特徴的と言うか個性差についても面白い事が分かるかも知れないのだが......

chigo02.jpg

花のクロ-ズアップ

******************************************************************************************
チゴユリ
ユリ科チゴユリ属
Disporum smilacium

日本全土のブナ林等の広葉樹林等の林中や登山道等の道端に分布する多年草。4月末から5月にかけて茎の先端にやや黄色みがかった白い花を付ける。花弁は6枚位で、花径は1~1.5cmと小さく多少下向きに花を咲かせる。

氷(河)期の生き残り植物

[ミツガシワ]


昨日訪れた赤名湿原の春の花と言えば、リュウキンカよりもミツガシワの群落の方が有名。湿原と小さな池(長尾池)の中に生えている。昨日記載したが、ここの正式名称は赤名湿地性植物群落と看板等に記載されているが、赤名湿原の方が通りが良いので、この名前で呼ぶ。

ミツガシワは氷(河)期の生き残り植物と言われる。氷河期の河を()で囲んだのは、最近は氷期と言うらしいが昔は氷河期と言う表現が主流だったので馴染みやすいからである。氷期の生き残りと言われる所以は、約200万年前の氷期の頃、北半球の大部分が氷で覆われたそうであるのだが、その時にこのミツガシワ等が氷の少ない部分に発生していたが、氷期が終わって暖かくなってくると点〃と暖かい気候の所でも取り残されて生き残ったと言う説が有る。特に、京都市の北区に有る深泥池の群落はそうした特徴を強く残している。

5月3日に吾妻山に出向いたのだが、国民休暇村の宿舎のすぐ後ろに有る小さな池のミツガシワは咲き始めで有った。水面に近い部分に少し花を開かせていた。その時は少し花期に早かったかなと思ったのだが、今回は逆で茎の下側は既に咲き終わり上部にのみ花が付いていた。群生している全体像はなんだか虚しいと言う感じで有った。花観察もタイミングが有るので中々難しい。4月末頃から5月3日頃がここでは今年は見ごろだった様で、丁度、三瓶山と吾妻山に出向いていたからしょうが無いかも知れない。

mitu01.jpg

虚しい感じ

花は良く見ると、五弁花からなっていて、その内がわには白い毛で覆われている。咲き始めの頃や蕾の頃は花の外側はピンク色を少ししている様でこの頃が一番美しいと思う。

mitu02.jpg

茎上部に残っている花

花が終わりに近づいて来ると、三枚の小葉が大きく育って行き湿原全体を覆う様になって来る。今は花茎と花の落ちた株の茎枝が残っていて、それが何とも侘びしいと言うか虚しいと言う感じにさせられた。花の命は短くて苦しきことのみ多かりきと言う林芙美子の言葉をふと思い起こし。

*****************************************************************************************
ミツガシワ
ミツガシワ科ミツガシワ属
Menyanthes trifoliata

ミツガシワは葉がカシに似ている為に付けられた名前で有るが水位変動の少ない淡水の池等に分布する多年草。暖地でも氷(河)期の生き残り植物として点〃と分布する。京都市北部の深泥池のミツガシワ群落は有名で有るが、広島県、島根県、岡山県等にも小さな群落が見られる。花は茎の下部から上に向かって咲き上がる。

花を訪ねてあちらこちら

[リュウキンカ]

既に時期は過ぎていると覚悟して湿原の春の花を見に出向いた。折角遠くに出向くのだから、本日は、赤名ボタン園、赤名湿原、出雲市に有る花の施設の島根花の郷、そして邑南町の山野草の楽園の一般公開とかなりの距離を走って見る事とした。
赤名ボタン園は、島根県飯南町赤木に有るボタン園で、本日はボタン祭りが開かれていたのだが、ボタンの花は未だあまり咲いていなかった。神楽が特設ステ-ジで舞われていたのだが、そちらはあまり興味がないので、園内を一周して見たが、先に書いた様にボタンはほとんどがこれからと言うところで有った。
直ぐに会場から抜けて、湿原へ出向く事にした。赤名湿性植物群生地と言うのが赤名湿原の正式の名前の様だが、赤名湿原で大体が通る。遊歩道を歩いて約20~30分程度で一周してしまう程の小さな湿地と池が有る。入口付近はカキドオシやニョイスミレそしてキンポウゲ(ウマノアシガタ)、サワオグルマ等が咲いている。未だノアザミは咲いていなかった。湿原に入ると直ぐにリュウキンカの黄色が緑の中に点在している。

ryu01.jpg

群生している様子

遊歩道のすぐそばまで咲いている株も有るが花付きは少ない。もう花期が終わりに近い為だろうか?リュウキンカは漢字で立金花と書く。花茎が立った状態で黄色い花をつけるのが名前の由来の様だ。

ryu02.jpg

少しズ-ム

ここには、湿地特有のスミレが咲いているアギスミレで見た目にはニョイスミレ(ツボスミレ)とあまり変わらない様だが、葉がブ-メラン型に近いものが多い。リュウキンカとアギスミレそしてほぼ花が終わっているミツガシワの群落等が有る。5月の連休頃に訪れていれば多分ミツガシワは丁度見頃だったのではないかと思う。湿原から離れた山道に目をやると、チゴユリが小さな花を付けていた。
一通り散策したので、併設してある山野草園に入って歩いて見たが、めぼしい花はなかった。ミヤコアオイとフタバアオイが根元に小さな花を付けているのが見られた位。次の目的地に向かう。

ryu03.jpg

花の様子

****************************************************************************************
リュウキンカ
キンポウゲ科リュウキンカ属
Caltha palustris var.nipponica

中国大陸や朝鮮半島、日本では本州から九州までの湿原や湿地に分布する。暖地ではかなり早い時期に花を付けるのだが、中国山地沿いに有る湿原等では4月末から五月上旬位に花を開かせる。湿原の春を彩る花と言えるだろう。花茎が立って黄色い花を付けることから、立金花と言う名前が付いた。黄色い花は萼で5~7枚から構成され、葉は腎臓形で縁には鋸歯を有する。

不思議な花

[センボンヤリ]


そろそろ春の花と言われる花達も終わりを迎えている。あれやこれやと見たい花も、見れずにいたりする場合も出てくる。この時期、湿原を彩る花達も今年は出向けずに過ぎてしまいそうだ。

秋吉台や深入山、平尾台等の草原性の山や丘陵地に咲く花にセンボンヤリが有る。今年は4月末に芸北の一本桜を見に出向いたついでに登った深入山は4月初めの山焼で真っ黒で有りセンボンヤリは咲いてなかった。多分、現在は咲いていることだろう。4月末に三瓶山に登った時に北の原一体の草原を散策したおりにセンボンヤリがあちらこちらに見られた。

このセンボンヤリは不思議な花で春は1~2cm位の直径のキクに似た花をつけ、秋には蕾の様な花を付ける。そして、春の花は白い花の裏面が帯状の紫色がかった色をしており、秋の花は微毛の多い蕾状の花が多く咲く、別名のムラサキタンポポの名前の由来やセンボンヤリ(千本槍)の名前の由来となっている。

何故、この様に二度も花を付けるのだろう?勝手に想像すると、この花が咲く春は花が小さい為に、虫達による受粉確率が低い為?に、再度秋に閉鎖花を付けて自家受粉して種子を残して種の保存を図っているのだろう。この様な現象はスミレ類にも見られるが春と秋と二度花を付けると言った感じでは無い。

植物界もしたたかさを進化の過程で見に付けたものが多く、毒を持って他の生物の食害に会わないとか、棘で覆って身を守っているとか色々と自己を防御したり種を後世に残す手段をこうじている所が面白い。

senbon01.jpg

senbon02.jpg

******************************************************************************************
センボンヤリ
キク科センボンヤリ属
Leibnitzia anandria

日本全土の草原性の丘陵地や山等に生える多年草。春と秋に花をつける不思議な植物。別名のムラサキタンポポは春の花から付けられた名前と思われ、センボンヤリは秋の花(閉鎖花)から付けられた名前かも知れない。春の花は裏面が紫がかっている白いキクに似た花で約1~2cm程度、秋は蕾の様な閉鎖花を付ける。

目に鮮やかな花

[ヒメレンゲ]

家の庭に雑草のコモチマンネングサが沢山生える。毎年これを除草するのだが、翌年も必ず生えてくる。厄介な雑草で有る。それとカタバミが群生??して来る。最初は四種のカタバミ(カタバミ、アカカタバミ、ムラサキカタバミ、イモカタバミ)が生えて、アカカタバミが一番厄介者。抜けども〃庭の草花の間まで侵入していて困りもの。園芸種のオキザリスはあまり調子が良くないし、イモカタバミは花が綺麗だから残したいと思っていたら、こちらは絶えてしまった。なかなかままならないもので有る。
コモチマンネングサで思い出したのだが、山へ行くと沢筋等湿った所に群生するヒメレンゲが有る。先日登山した登山口の溝付近に毎年沢山群生しているのだが、今年は数が少なかった。一応農家の農業用の溝なので少し除草されたかも知れないので今年は数が減ったのかも?

hime01.jpg

群生している様子

マンネングサの仲間は多くて、雑草として色々な場所に生える道端や田畑の畦道、庭等に放っておくとアッと言う間に黄色い花が咲いている。非常に小さな花を付けるコゴメマンネングサそして、少し花の大きなコモチマンネングサ或いはメキシコマンネングサ等が良く見られる。花は肉質の葉と黄色い五弁花からなるのだが、葯がヒメレンゲと比べると赤く無い。
ヒメレンゲは、別名にコマンネングサと付いている様にマンネングサと良く似ている。沢沿いの岩場や山地の湿った水の流れる岩の上に群生し、この時期に黄色い鮮やかな花を無数に咲かせる。
ヒメレンゲでは無いのだがオオメノマンネングサと言われるマンネングサが有り、島根県の大田市の固有種で有り、太田市の渓谷の岩場に咲くのだが、この花も葯が赤い花でヒメレンゲと比べると花は大きい。
ヒメレンゲは渓谷の岩場の上に咲いているのだが、水が涸れた時期等では多肉種の葉が活躍するので有ろうか?この様なベンケイソウの仲間は肉質の葉を持っているものが多く、大体が壮健で有る。
また、マンネングサ属の仲間はセダム属として園芸種の花も多くて結構愛好家も多い様で有る。

hime02.jpg

マクロ


花色は黄色で五弁からなり、シぺの先端に付く葯が赤くて黄色の花を引きたてている様だ。葉は互生し、茎の中ほどに付く葉はザジ状で、花に近い葉は先が尖っている様に見える。

******************************************************************************************
ヒメレンゲ
ベンケイソウ科マンネングサ属
Sedum subtile

花期は5月初旬頃から中旬、関東以西から九州に分布する多年草。沢沿いの岩場等に群落を形成し渓谷等に鮮やかな黄色い花を付けて彩りを添える。この近くでは寂地峡の五竜滝付近の遊歩道に群生していて岩と水とこの花のコントラストが良い。花は五弁でシベの先端に赤い葯を付ける。

大きいけれど清楚な花

[ヤマシャクヤク]

昨日も記載したのだが、一昨日の6日に山口県北部の山の癒しの森?と「かずの里山ハイク」のかずさん命名の森にヤマシャクヤクの群落が有るとのことで、ご一緒しましょうと言う誘いを受けたので、出向く。やや生育している所は足場が悪いところに有るのだが、ヤマシャクヤクが地下に太い根を張り、人間にとっては足場の悪いところでも簡単には斜面から抜けて行くと言う事は無いとの事だ。従って山で少々の水の害が有っても根を張っている土壌全体が崩落しない限りは無くならない様で有る。群生している写真は上手く表現出来て無いが山の斜面から谷筋へ向かって物凄い数で白い花が咲いていた。これまで見かけた自生しているヤマシャクヤクよりも数の多さに圧倒された。

yamasyaku01.jpg

群生している様子

昔から、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花と言われる様に美人を表すのに使われた花で、牡丹と同属の花であるのだが、シャクヤクは枝分かれせずにス~ッとした草の形から連想されたので有ろう。ボタンはと言うと枝分かれして横に張る姿から座っている美人に当てはめたのであろう。
園芸種の芍薬は東洋原産のシャクヤクを品種改良したもので花も大きい。ボタンとシャクヤクは同属と記載したのだが、シャクヤクは草に分類され、ボタンは木に分類される。
ヤマシャクヤクは夏に実をつけた後、冬場に入ると地上部分部分が枯れてしまい休眠し、雪解けを待って草が生長する。ヤマシャクヤクの花期は短くて数日で散って行く様で有る。花姿は横から見ると清楚な白い花が緑の葉の間からスクッとした感じで咲いているのは引き立って見える。

yamasyaku02.jpg

横から撮影

上から花を見ると花弁が5~7枚有り、花柱が2~4個有り、その外側に黄色いオシベが無数に生えている。
芍薬と漢字で書くので漢方での名前かも知れないと思って図鑑を見て見ると、鎮痛剤として根が使われた様だが品質はあまり良くないとの事。中国産のものや、シベリア産のものや、日本では希少種のベニバナヤマシャクヤクが品質が良く使われた様だ。ただし、ベニバナヤマシャクヤクは普通のヤマシャクヤクより一月近く遅く開花する様で有るのだが、最近は数が少ないとの事で有る。

yamasyaku03.jpg

上から撮影

*****************************************************************************************
ヤマシャクヤク
ボタン科ボタン属
Paenia japonica

本州の関東以西、四国、九州に分布する多年草。山の斜面或いは谷になった広葉樹林、落葉樹林の林床に生育する。葉は二回羽状の複葉、場所にもよるが5月初頃に白い大きな花を付ける。山芍薬も数が少なくなっている生育に適した環境が悪くなっている問題、花が大きくて綺麗なことから盗掘される等の原因が考えられている。

小さい花の付くカラ-リ-フ

[フュ-ケラ]


ヤマシャクヤクを見に行きませんかとのお誘いを受け山口県北部の癒しの森?と言われるところへ行く、企画とお誘いをして頂いた「かずさん」に感謝。今までヤマシャクヤクの花を見た山に比べてたら物凄い群落が見られその数の凄さに圧倒された一日で有った。


fuke01.jpg

イングリッシュガ-デン等に良く植えられている花の様だが、自宅はそんな洒落た庭では無い。自宅のカ-ポ-トから玄関先を昨夏改造した時に業者の方が庭に行く通路に色々な花を植えてくれた。その中の一つで、葉が緑色と赤色のフュ-ケラと言う花が有る。業者の方が名札を付けてくれたので図鑑で調べて見ると別名ツボサンゴと言う植物の様だ。

赤い葉と緑の斑入りの葉は良く似ているのだが、花の姿はまるで違う。手持ちの図鑑では品種名まで分からないので、ツボサンゴとインタ-ネットで検索して見ると、楽天市場の"GARDENさかもと"のペ-ジにツボサンゴの苗としてネットショップで売っている。その中に色んな品種が有り、ネビ-ベル、パレスパ-プル..更にキャラメルモカ、シトロネル、ストロベリ-スワ-ル等の名前も見られる。

元々カラ-リ-フとして楽しむ花の様なので花はあまり取り上げられていないのだが、この品種(品種不明)の花には小さくて、どこか山野草的な魅力の有るものが付いていたので取り上げた。赤い葉の品種はGarden Visionと言うペ-ジに記載されている壺形の花が付いている。

この品種の花はどこかで見た感じの花で一つ一つの花の大きさが5mm程度であるのでマクロで捕えて見て一つの花は8枚位の萼?から構成された白い花で雄シベの先に黄色い葯が付いている様だ。全体で見ると小さいので迫力は今一だが、マクロで覗くと可愛い花で有る事に驚いた。


fuke02.jpg

*************************************************************************************
フュ-ケラ
ユキノシタ科ツボサンゴ属
Heuchera ssp.

北アメリカ原産の常緑多年草、品種が多くて手持ちの図鑑にはこの種の記載が無い。呼び方はホイヘラと言うのだが、植えてもらった方がヒュ-ケラと名札を付けてくれていた。インタ-ネットで調べて見るとヒュ-ケラでも良い様で、別名のツボサンゴと入力した方が検索に沢山かかる。GARDEN Visionのペ-ジには、原産地が東アジアと書かれているのだが、手持ちの図鑑には北アメリカ、メキシコとなっていた??

猫の目

[ネコノメソウ]


山をこの時期歩くと、ネコノメソウの仲間に良く出くわす。ちよっと湿った付近を歩いているとネコノメソウ属の代表種であるネコノメソウかボタンネコノメソウ或いはちよっと湿った所から離れてヤマネコノメソウ等に会う事が多い。

個人としては、ヤマネコノメソウとネコノメソウの区別がなかなか付きづらくて、一応、水の流れている付近に咲いているものをネコノメソウ(ミズネコノメソウ)とし、水があまり流れていないところに有るものをヤマネコノメソウと区分している。

しかし、正式には茎に付く葉が対生か互生かで見わけが付く。ネコノメソウの場合は対生しているが、ヤマネコノメソウは互生で有る。ネコノメソウは花の周辺部の色が猫の目の様に色が変わることと、花後に出来る実に裂け目が出来猫の瞳孔の様だから付けられた名前らしい。

葉の色の変化は、最初は緑色だったものが、段々と薄い黄緑に変化し、更に黄色になって、黄色が強くなり、今度は逆に変化する。下のネコノメソウは花に近い部分がそれほど黄色では無いのだが、ボタンネコノメソウはかなり鮮やかな黄色に変化しているのが良く分かる。

下の写真はネコノメソウとしたが葉が対生していないのでヤマネコノメソウかも知れない??

nekonome.jpg

ネコノメソウ?(Chrysosplenium grayanum)

ネコノメソウ属も種類が多くて、数十種日本に有る様だ。特に葉の色が鮮やかな黄色の場合は良くわかるのだが、色の変化が無いと分かり難い。ネコノメソウは山地の谷筋等のやや湿地の様な所に咲いている事が多いので、別名はミズネコノメソウと呼ばれる。茎が横方向に伸びて群落を形成しやすい。ネコノメソウ属の花は花弁では無くて萼のみから形成されている。

botan01.jpg

ボタンネコノメソウ(Chrysosplenium kiotense Ohwi)

ボタンネコノメソウも山地の湿地に生えて花は萼片から構成されているのだが、色は暗赤褐色で直ぐにボタンネコノメソウだと分かる。と言ってもボタンネコノメソウに似たサンインネコノメソウと言うのも有るらしいので、このボタンネコノメソウとして有るネコノメソウは山陰の山で見られたものなので、定かでは有りません?

****************************************************************************************
ネコノメソウ
ユキノシタ科ネコノメソウ属

代表種としては、ネコノメソウ、ヤマネコノメソウ、ボタンネコノメソウ、ヨゴレネコノメソウ、シロバナネコノメソウ、コガネネコノメソウ、イワボタン等沢山の種類が有る。

白い花が綺麗に咲いた。

[セラスチウム]


そろそろ、ビオラやパンジ-が花期も終わりに近づいている。その後を何の花を植えようかと思っているのだが、種から育てているダリアの矮性種が有るのでそれでも植えようか、それとも少し花苗(ニチニチソウ)を植えてやろうかと思案中なのだが、そして庭に植えて有ったセラスチウムを見てみると、結構蔓延って来ていた。この花の配置を壊さず入れ替えもしないといけないととか考えながら庭を昨日はお天気が良いので弄る。

sera01.jpg

昨秋種を蒔いた花の内、一番遅くに開花した花で、その為か花が咲き始めると、次〃と白い花を毎日咲かせて増えている。花が咲いている時期は水はけの良い日当たりも良いところを好む様だが、夏場は耐暑性が無いので半日陰や午後日陰になる所が好ましいとの事であるのだが、そんな都合の良い場所は庭には無いので夏場は枯れてしまうのだろう。

しかし、多年草なのでもしこの花の上部が枯れたとしても次の年にはまた芽をだして花を咲かせてくれるとの事で有る。昨年、百日草を植えた所に苗を定植したのだが、その百日草は昨秋はこぼれ種があちらこちらに飛び沢山芽をだし、花迄咲かせていたが今年は今のところ百日草らしきものは芽をだして居ない。こちらは昨年で絶えてしまったのかも?

セラスチウムは、別名ナツユキソウとか西洋ミミナグサと呼ばれている様で、夏雪草と言うのは花が白い所から連想されるなぁ~と思う。ミミナグサは雑草のハコベに似たオランダミミナグサに良く似た花姿からかも知れない。日本の在来種でミミナグサと言う花があるのだが、茎がやや赤い色をしたやはりハコベに似た花で、葉がネズミの耳に良く似ていて、若葉を食べた事から付けられた様で有る。

ハコベ、ミミナグサは花径がちいさいのだが、セラスチウムはそれらに比べると1.5~2cm程有り大きい。そして、葉や茎も白い微毛で覆われて草全体も白く見えるから美しいと感じる。

sera02.jpg

***************************************************************************************
セラスチウム
ナデシコ科ミミナグサ属
Cerastium tomentosum

ヨ-ロッパ原産の多年草、10~15cm位になり花全体が白い微毛で覆われてカ-ペット状に横方向へ広がる。花は白色で4月終わり位から5月頃にかけて株を覆う様に咲く。品種はシルバ-カ-ペットスノ-インサマ-と呼ばれるものが有る。耐寒性である為か、夏場には弱い様で有る。

今年は吾妻山で

[ダイセンキスミレ]


GW後半の初日、広島県と島根県の境をなす吾妻山に行って見た。行きの高速道路は普通の休みに比較するとやや車が多かったとの印象でさほど混雑はしていなかった。通勤割引の時間帯を利用すると、100Km以下の走行ならば通行料金が半額になるからこれを使わない手はないので利用する。
連休初日で吾妻山国民休暇村の駐車場も混み合うのかと思っていたけれど、着いて見るとさほど混んでおらず、白線を引いてある部分に楽々駐車する事が出来た。今回は連れて行った人が三年程山に登って居ないと言う事で吾妻山のみ登り大膳原分伎から南の原、そして大池、ひょうたん池等を巡る楽々ハイキングとした。

daisen01.jpg

吾妻山は中国地方では花の名山として知られている。国民休暇村の建物の裏の池にはミズバショウとミツガシワが植えて有るのだが、ミズバショウは既に終わりに近く、ミツガシワの花が数輪咲いていた。また周辺にはスミレが群生しているのだが、ほとんどがオオタチツボスミレの群落で有った。ゆっくりと草原を山頂に向かって進むと、少し大きな池(原池)が有るが、この周辺は初夏から秋にかけて色々な花が彩をそえるのだが今回は未だ何も咲いて居なかった。

少し登ると最初にフモトスミレが群生していた。そして草原から登山道の境付近から黄色い花を付けたスミレが見られる様になった。ダイセンキスミレで有る。ダイセンキスミレはオオバキスミレの変種で中国地方の限られた場所にしか咲かないスミレで有る。

名前から当然、大山山系や大山に近い蒜山山系等と少し離れた道後山付近、比婆山山系付近に咲く。昨年は道後山に登り、岩樋山付近で沢山見させて貰ったので有るが今年はここ吾妻山で鑑賞する。登山道をゆっくりと登ると、群生はないものの山頂まで、ずっとこの花が咲いていて黄色だから良く目につく。山頂(1238m)付近にも沢山見られた。

花を良く見ると、当然黄色い花弁で花弁の裏側はやや紅紫色を帯びていて、側弁基部に微毛が生え、唇弁には紫色の筋が入り、葉は光沢が有り葉脈に沿って凹んだ形で、茎はやや赤褐色で有る。

ここでゆっくりと、眼下の大膳原を挟んで出雲烏帽子山、比婆山、池の段、立烏帽子山等の比婆山山系と少し離れた福田頭の山並みをみながら弁当を食べる。下りは大膳原方向へ降りて、ミヤマカタバミ、ユキザサ、山陰型のスミレサイシン、エンレイソウ、ヤマネコノメ、ボタンネコノメ、タチツボスミレ、オオタチツボスミレ、オオカメノキの花等を見ながら南の原方面へ進み後は大池、ひょうたん池付近を散策した後、休暇村の本館でコ-ヒ-を飲んだ後に帰路につく。

daisen02.jpg

***********************************************************************************
ダイセンキスミレ
スミレ科スミレ属
Viola brevistipulata var.minor

中国地方の大山、蒜山系と広島県と鳥取県県境付近の道後山、広島県と島根県県境の吾妻山、福田頭、比婆山系等に分布するオオバキスミレの変種と言われるキスミレ。オオバキスミレに比較すると高さが低く、地下茎が太い等で異なっている。オオバキスミレの仲間は日本海側に分布している事が知られている。普通のキスミレは花に比較して葉が小さくて静岡県より西の太平洋側に分布し、花期が少しオオバキスミレの仲間に比較すると早い様で有る。

オキザリスと言うと聞こえは良いが??

[ミヤマカタバミ]


本日よりGWの後半が始まる。本日は広島県と島根県の県境に有る吾妻山に登る予定。しかし、高速道路が混み合うのでは無かろうかと少し心配。おそらく、ダイセンキスミレが咲き始めているだろうと思う。この地方の野山に咲くスミレの内、最後の方になるスミレなので会えれば嬉しいと思う。

本日も先に出向いた三瓶山の花である。日があまり挿し込まない所に花を付けていたものが多くて、花が開いていないものが多かったので、綺麗に咲いているものを見付けるのは諦めようと思っていた。しかし、樹蔭に咲いていたものを見ると、日がそう挿し込んでいないにも関わらず花を開いていた。

ミヤマカタバミは葉も日が差さないと折りたたまれた感じになっていて、傘の様な感じがする。花は白色が多いのだが、時としてピンク色のものが見つかる事も有る。ミヤマカタバミを山道で見つけると春の山を歩いていると言う実感が強く湧く。

カタバミは、この時期庭に生える黄色い小さな花を付けるカタバミや葉の赤いアカカタバミ、ピンク色の花を付けるムラサキカタバミやイモカタバミ等が雑草の花としては知られている。所が、園芸種となると種類も多くて、学名のオキザリスと言う名前に変わって大事にされる様だ。種類は40種位有る様で
代表的なものは、オキザリス・ボ-ウィ、オキザリス・トライアングラリス、オキザリス・バ-シカラ-等が有る。自宅にも一種植えてあるのだが、品種名が分からない。

カタバミ類には葉に蓚酸を含む為に酢漿草(さくしょうそう)とも言い、また葉が閉じられて片側が食われた感じから片喰、傍食とも漢字で書く。またOxalisの語源は酸っぱいと言うことから来ている。おそらく、ミヤマカタバミもカタバミ等と同じ様に蓚酸を含んでいるものと思われる。

またカタバミは繁殖力が旺盛で有る等から、子孫繁栄、家運隆盛等の縁起から家紋の図案として戦国大名等が使った様で、土佐の長宗我部氏、或いは徳川家の譜代大名の酒井氏等の家紋にそれが見られる様で有る。

katabami01.jpg

葉が傘のように萎んだミヤマカタバミ

katabami02.jpg

葉が比較的開いているミヤマカタバミ


*************************************************************************************
ミヤマカタバミ
カタバミ科カタバミ属
Oxalis griffithii

東北南部から九州の落葉樹林、ヒノキ等の林床に生える多年草。地下の茎から長い葉柄を出してハ-ト形の葉を三枚付ける。花は直径が3~4cmの白い清楚なものを付ける。この花は日が当たらないと十分に開かないし、夕方や曇った日も閉じている。しかし、全てがそうだとも言いきれず、やや暗い林床で花を開いていた。花の中心部分は五つに分かれた花柱が有り、その周辺には10本の白い雄シベが有る。

西洋オダマキの花が咲いた

[西洋オダマキ]


昨秋種を蒔いた花達もそろそろ終わりに近づいている。ビオラ、パンジ-は一時の勢いは無くなって、ストックもそろそろ終わりに近い。今最盛期なのが、ネモフィラとナデシコで有る。カワラナデシコとセラスチウムは少しづつ花を付けてこれから最盛期に入るのかと....種から育てて一番嬉しいのは綺麗な花が咲いた時で有る。

odamaki01.jpg

昨年春に種蒔きした二年目の春に花を付けるもの達が有る。西洋オダマキ、ヤツシロソウ、ルリタマアザミ等であるが、先日からその第一号の西洋オダマキが蕾を付けていた。やっとオダマキの花が咲いて呉れた。一年越しで有る、昨年4月に種を蒔いて夏場を何とか乗り切った植木鉢の中で二輪、地植えにしたものが二輪咲いた。苧環(おだまき)と漢字で書くのだが、花の形が機織りの際に用いた器具の事で有る。これはオダマキの花の後に突き出している距がその様に見えたからで有ろう。

日本の山野に自生しているヤマオダマキは距が5本突き出していて、野草の名前(山と渓谷社)の著者は苧環の正式な意味が、機織りで使う場合は糸を巻いたもので有り、糸を巻き取る木枠は籆糸巻きと言うらしくて、本来ならば糸巻き草と言う名前になるはずだったのが、苧環を誤解して解釈した為にオダマキと言う名前になったのでは無いかと言っている。

さて、オダマキは以前ヒトリシズカの所で記載した静御前の舞謡で唄われたと述べた。能の二人静もこの謡曲が使われているとも記載したが、再度書いて見ると「しづやしづ しづの苧環くりかえし むかしを今になすよしもがな」更に、この後、義経の事を思って「吉野山 峰の白雪踏み分けて 入りにし人の あとぞ恋しき......」と続く訳であるが、最初の唱は、しずと言う布を織る苧環から、糸が繰り出される様に、たえず繰り返し昔を今にする方法があったならば.....と言う意味になり、頼朝の気分を損ねる原因となったとされるもので有る事を書いた。

久しく大山を登って無いのだが、花の宝庫?と言われるユ-トピアを越えて稜線を歩くとダイセンオダマキと言うオダマキが咲くのだが今年も行く機会は無いだろう?どうも早朝に自宅を出て、7時頃に登山口へ行き、日帰りで登頂する元気が無くなって来た様で少し寂しいのだが......

オダマキも少し毒草だと聞いた事があるので調べて見るとプロトアネモニンと言う毒成分が全草に含まれていて、皮膚の炎症、胃の炎症、心臓麻痺等を引き起こすとの事で、やはりオダマキをあたった時などは手洗いの励行、花瓶にもし活けたらその水は絶対子供等が飲まない様に注意する必要が有ろう。しかし、これまでオダマキが原因で死亡したと言う話は聞いた事が無い。


odamaki02.jpg

*********************************************************************************
「西洋オダマキ クレメンタインミックス」
キンポウゲ科オダマキ属
Aquilegia vulgaris "Clementainemix"
別名はアキレギア或いはアクイレギアとも呼ばれる西洋オダマキで有る。昨年の春に種蒔きした多年草。日本にもオダマキが自生しているが、西洋オダマキはヨ-ロッパ原産のアメリカオダマキ等の改良種で、花色も豊富で、比較的育て易いので庭の草花として良く植えられている。

プロフィール

KAN

Author:KAN
KANの花日記へようこそ、毎日一つの花に限定して日記風に花の事、日常のちよっとした事等を書いています。

カレンダー
04 | 2008/05 | 06
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
リンク
月別アーカイブ
ブログ内検索
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。